カモネギのススメ
- カテゴリ:グルメ
- 2012/03/11 12:45:30
カモネギという言葉がある。キチンと言うと「鴨が葱背負ってやってきた」である。
労せずに自分に好都合な形に事態が進展するといった意味だろう。
大事なことは、昔から、鴨と葱は抜群にして不可欠のコンビだったということ。
鴨はジビエ、つまり野生の肉で、独特の匂いや風味がある。そのクセを消すのに、葱がよいらしく、検索すると科学的な根拠もあることが分かる。
しかし、そんな理屈より、「食べれば分かる」というやつだ。鴨南蛮がメジャーだろうか、あれが鶏だったり玉葱じゃダメなんだろう、それは親子丼だ。
ジビエといっても、最近は合鴨がいっぱいあり、それも何故かアジアさらにはフランスと輸入品が目立つ。真鴨は美味い!でも、合鴨でも、輸入品でも別に気にせず、まずは鴨を食べてみよう。そんなに高くないし。
よくあるレシピで「鴨鍋」というのがありますが、それを僕は薦めません。それでいいなら、鶏鍋にしましょう。鴨の真骨頂はロースト(焼き)にありです。
材料は簡単。1人前あたり鴨1枚、それと下仁田葱を1人前あたり1本以上。
まずカモネギ。
鴨は、5mmくらい(ちょい厚めか)に切っていきます。葱はゴロゴロと数センチに切る。
すき焼きなべなど、鉄鍋が望ましいけど、ないなら、フライパンでもいいや。それに、サラダ油を大サジ1ひいて、鴨を皮目から焼いていく。皮がコンガリ焼けて、脂がジワーッと鍋に広がりだしたら、葱も置く。
鴨は、大根おろし、醤油とポン酢1:1に一味唐辛子で食べる。
鴨と葱を交互に食べる。ひたすら食べる。
鴨しゃぶにうつるまえに、焼けた鴨と葱を少しずつ残しておく!これ絶対。
結構お腹いっぱいになったら、次は鴨しゃぶ。
使ってた鉄鍋に、濃縮めんつゆをカップ2くらい投入。もちろん、昆布出汁に自分で味付けしてもいいんだけど、僕は、このメンツユのがこの料理には合うと思う。
数ミリくらいの薄く切った鴨を、この沸騰寸前くらいのメンツユでしゃぶしゃぶにして食べる。葱は使わない。
ここまでくると、メンツユは鴨の脂が浮いてギットリしてくる。
そろそろ〆です。生そばで、鴨南蛮です!上等なそば要りません。むしろ、ちょっと太めで、袋1玉いくらってのが合います。
メンツユを沸騰させて、そこに蕎麦を投入します。蕎麦がほぐれたら、↑で取って置いた鴨と葱を入れて完成です。
抜群に日本酒と相性がいいですが、ロゼワインやシャンパンも結構合うようです。
トリ系の匂いにつられて来たんでしょ?
うどんでも多分いけるとおもうけど、細めのうどんの方がいいような気がします。
それと、ただの鶏にしたときには、↓の簡単鶏スキもおススメです。
1.唐揚げ用の鶏モモ肉と玉葱ザク切りを用意!
(普通の鶏モモ肉を好みの大きさに切ってもよい)
(玉葱の他、キノコ類や葱や豆腐や白滝など好みで加えてもいい)
2.鍋にサラダ油入れて鶏モモと玉葱を強火で炒める。
3.色がついたら、すき焼きの割下(市販すき焼きタレ可)をドボドボ投入。このみによるが砂糖加えて甘めにするのも美味しい
4.生卵をといて、ドンドン食べる。
5.〆は太いうどんを残ったタレで絡めるようにしよう
梅酒もいいねぇ!
フライパンで食べると、一人で鍋をつつく寂しさが少し紛れる気がするけど、
余計に寂しい(小鍋のままラーメン食べる的な)説もあるので、お好みでどうぞ
久々お邪魔したのが美味しそうな話題という辺り、タイミング良い食いしん坊です。
おなか減ってる時に読むとぐっときますね…!
…ラストの締めは、うどんでも合いますでしょうかw
ちょっと今度、やってみます…!(鴨肉がただの鶏になりそうな予感もありますがw)
おろしとポン酢と肉と葱と締めの麺…。
最高っすね…!
因みに私はこのメニューだと多分梅酒ですねー。単にお酒で飲むのが梅酒ばかりだから、なんですが。