Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


雪が降りました


雪はそそぐ、とも言いますが、今日降った雪は、何かをそそぎたかったのでしょうか。

はらはらと優しい感じだったので、癒そうとしているようにも思えました。

去年にあった災害は、運命の暴力としか言えないような惨状で、たくさんの人が悲しみ、傷つき、そして怒っていたと思います。
自分も、その一人です。
悲しい悲しいと言葉で言う裏で、とても怒りを感じていました。

安全圏であれこれ言う人、新興宗教のような運動を呼び掛ける行為、それに踊らされる人、人間の責任で命を奪われていった罪のない動物たち…。

これらに対して、平然といられるわけがない。

しかし、一年間被災地のことを見聞きして、長く考えている間に、ようやく何かが納得できたような気がします。

それは、震災を肯定するわけではありません。
ただ、「すでに起こったこと」として、事実として胸の内に修まっただけです。

失ったものにすがり、いつまでも悲しんでいる人がいる中で、新たに一歩を踏み出した人も多いです。

たとえ借金を二重に背負ってでも、津波に流された家を建て直そうと決心した人がいます。
お客の喜ぶ顔が見たいからと、店を再開させた人もいます。

ほかにも、残された家族のためにがんばろうと決意した人達がいます。

誰かのために、と決めた人達の顔は、みな輝いていました。
苦しい中で立ち上がった人の姿は、それだけで希望を与えることを知りました。

1年前のあの時は、自分が生き残ったことにさえ罪悪感を感じていましたが、今は、生きていて良かったと思えています。

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2012/04/16 08:51
ふうこさん、優しいコメントありがとうございました。
この震災に怒りを感じている人は多いです。それだけに、達観したようなもの言いや、「早く」元の生活に戻れますようにとか、まあ無責任な励ましも多いです。
きれいごとで済ませようとするのも頂けない。
…と、こんなふうに、いろんなことに腹が立ってしまうのですよね。実際に目で被害状況を見てしまうとね。
もし目の当たりにしていなかったら、自分も彼らと同じことを言っていたんだろうな…。それも悲しいですね。

けれど、震災の甚大な被害を耳にするたびに、過去、戦後からこれまでの大震災を思い浮かべていました。
今まで大変な状況になっても、こうしてみな復興を成し遂げている。だから大丈夫だ、と。
きっと、今がれきだけになっている場所も、いつかその地にふさわしい姿を取り戻すと願っています。

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2012/03/12 17:55
昨日の雪は、癒しの優しい雪だったんですね。。。

私も、しばらく罪悪感を感じていました。
内陸というだけで、普通の生活に戻るのは早く、
沿岸の親戚に物資を送っても、近所から妬まれたそうで、なんだかモヤモヤで。

私のブログコメ欄は閉めていましたが、伝言にありがとうございました。

この、ブログのコーデは、希望を感じます^^



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