おーえす学パロ
- カテゴリ:自作小説
- 2012/03/20 16:49:11
大ちゃん→高校3年生
翔ちゃん→高校2年生
にのあいちゃんの、ちょっとまえのおはなし。
「大野先輩っ、ふぇ・・・ひっく、ぅ・・・。」
「あのなあ・・・ほんとはおいらが泣きたいんだけど。」
よく2人で昼ご飯を食べた、懐かしの屋上。せっかく最後に翔くんとらぶらぶなトークでもしてあわよくば大人の階段登っちゃおうなんて思ってたのに、翔くんはおいらの卒業でそれどころじゃないみたい。卒業する本人より泣いちゃうなんてどういうことなの、翔くん。
「だって、だって・・・大野先輩・・・。」
「2人なんだから智ってよべ。」
「ぅ、さ・・・智が遠くの大学の方にいっちゃう・・・から。」
目を真っ赤に腫らして、ちょっぴり不細工な顔。いつもはイケメンなのに、たまにそんな顔になっちゃう翔くんが可愛くて、ぎゅうって抱きしめた。
「お、大野先輩・・・ここ学校!!」
「・・・だから、智って呼べって言ってんだろ。」
「っ、さとし・・・。」
段々と翔くんも泣きやんできて、いい感じのムードになった時に、おいらをジャマする春一番。ぴゅうっと冷たい風が吹いてきて桜吹雪が舞った。ひらひらと舞い落ちる桜は大量においらと翔くんの頭に積もり、翔くんのこげ茶色の髪の毛を桜色に染めた。
「俺、不安なんだ。」
突然ぽつり、と翔くんが呟いたかと思うと、翔くんの足元にぽつりぽつりと雫がこぼれ始めた。翔くんの顔を覗き込むと、大きな瞳からはまた大粒の涙がでてきていた。
「智が、遠い所に行ったら・・・俺達の心の距離も遠くなるんじゃないかって・・・ふ、ぇ・・・可愛い女の子なんてたくさ、んいるしっ・・・ご、めん・・・せっかく卒業なのに・・・!」
「・・・翔くん。」
おいらは翔くんを抱きしめ、さらさらの髪の毛を撫でた。桜がふわりと散って、おいらと翔くんのまわりをひらひらと舞い落ちた。
「おいらは、翔くんしか愛せない。本当だ。」
たくさんの愛を伝えたくても、上手く言葉が出せない。こんなとき、コメント上手な人になりたい、っていつも思う。そんな時、ふと視界に入った屋上のプランター。そこには紫色の可憐な花が植えられていた。何故かその花に見入ってしまい、その紫色の花を抜き、プレートにかいてある花言葉、花の名前をみた。そして、翔くんにその花を渡した。
「・・・なに、この花?」
「この花が、おいらの心をぜんぶ伝えてくれる。気が向いたら・・・花言葉、調べてみて?」
なんだよそれ、なんて言って笑う翔くんの頬には、もう涙の痕なんて残っていなかった。
紫蘭が伝える愛の言葉。
(あなたを忘れない、変わらぬ愛。)
(お互い忘れないように。)
■■■■■
いつも以上に駄文・・・^p^
紫蘭っていうのは花の名前です!
すいませんでした(笑)
翔ちゃんかーいーね♡
ほんと、上手です。
ありがとうございました―(´・ω・`)
山最高ですb
本当に山櫻 葵空さん天才です
ヾ(●´Д`●)ノ゙
めちゃくちゃ尊敬します
(本気
山櫻 葵空さんの小説大好きです!
これからも、更新よろしくお願いします(^□^)v
山夫婦超絶大好きなんです!テヘッ☆((キモッ
花ことばっていいですよね。
山かわいいよーあーもー可愛いしか出てこないー(
大野さん、お持ち帰りして思う存分大人の階段駆け上がっちゃって下さい!ry
ごちそうさまでした^p^