ココチュの哲学概論③「原子論負けたぁ」
- カテゴリ:勉強
- 2012/03/23 23:10:33
ソクラテスの孫弟子アリストテレスは彼のアレキサンダー大王の教育係として日夜授業にまい進していたそうな。
そこに別の学者がひょっこりと現れる。原子論で有名なデモクリトスさんである。彼は平たく言うとこんな風に考えた
「わしはデモクリトス」ちょっと半分に斬ってみよう
「わし人間?」
「じゃないよ!こんなの遺体だよ」
まあ、こんな調子ですべての物には割り切れない物(アトム)が存在すると訴えた。
で、冒頭のアリストテレス先生が逆に言うのです。
この布どこまでも小さく切れるよ。だからすべての物はどこまでも細分化出来るんだよ。
なんとミレニアムを2つほど超えて真実が認められたデモクリトスの原子(アトム)論はこんな大学者によって当時は覆されていたのです。
悔しいだろうなぁ
実はこのアリストテレス。
地球が丸い事を支持したり、地球儀を作ってみたりと誠に面白い学者さんなのです。
ソクラテスやプラトンが心を見るように思想を展開していたのに対し、彼はひたすら物を観察することに熱心だったようである。
まだまだ哲学は他の科学論との接点が曖昧だったのがこの人から見て取れますね