白狩り白髪赤い眼赤い血。(小ネタ
- カテゴリ:日記
- 2012/03/30 01:08:39
あーてんしょんぷりーず
このお話はアルビノとオッドアイの話しだよ。
アルビノ?オッドアイ?ああ、かっこいいよぬ!!ってかたは夢が壊れるのでりたーん推奨。
ガチばなし、略してガチバナです。だってリアル話だもん。
「そういえば、俺の故郷でもあったなあ...白狩り。」
俺の背後から勝手に手を伸ばしたけのこの里を摘む劉煉が呟く。
それは俺のたけのこだ、と思ったがコイツが物を食べるのは珍しかったので放置。
たまには飯もちゃんと食え。
「...しろがり?」
なんだそれは、と不思議に思い聞き返す。
「うん、白を狩るって書いて白狩り。俺みたいな色彩異常者を狩るの。」
「それはなんだ、あの...殺すって意味か?」
お前の故郷は恐ろしいところだな。と付け足す。
「うーん、そうとも限らないけど、殺すことのほうが多かったかも...いたっ!!」
たけのこの里を箱ごと奪う劉煉をデコピン。
お前はきのこの山でも食べてろ。
「ふむ、それは偏見とかの類か。たとえば黒人差別とかの。」
「いや、そーならまだ可愛げがあったんだけどねー。俺みたいなのって結構高値で売れるんだよ。物好きがいてさー、黒魔術とかに使うんだってー。」
一体650万円なーりー、とにやにや笑う。
笑い事じゃねえ。
「えげつないな。」
「ねー、店長だってアイツ、カラコンって言い張ってるけど虹彩異常者でしょー。」
「そうなのか、でも、そう考えてみると俺の周りって変なの多いな。」
「俺からみたら楼のてんぱもなかなか変だけどねえ。」
「おいこら。」
2度目のデコピン。
さっきよりも強めもものをお見舞いしてやった。
「いてて...だからさ、日本っていいとこだよねー、そりゃ変な目でみられるけどさあ、俺や店長だって変なのに殺されたりしないしー。」
そういって劉煉はバタリと後ろに倒れこむと天井のしみを見つめて考え事モード。
俺はべつに掛ける言葉も見当たらなかったので食べ終わったたけのこの里の空き箱を綺麗に折りたたみ、古紙回収ボックス(俺作)へ投げ込んだ。
_あとがき______________
唐突に始まる欝?話
一回こういう話を書きたかった。
白狩りは実話。現在も普通に起きてます。
アルビノの体は権力、富をもたらす薬として高値で取引されるのだとか。
虹彩異常症もアルビノも結構普通暮らす日本。
欧米だと欝で自殺レベル。
日本は幸せですねってお話。
虹彩異常症=オッドアイのこと。基本青と金色の色合い。その他の色はただの創作だったりする