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青い春なんてくそくらえ!【BL?】 3

車は走ること2・3時間。

山間部にある緩やかな坂道を上っていく。

道はきれいに舗装されてるが、民家とかコンビニとか歩く人影もない、都心にもこんなに緑豊かな場所があったのかと感心する。

「見えてきましたよ」

佐久間さんに言われ、前方を見るとでかくて白い建物があった。

「あれが桜華星章学園か・・・」

西洋の城のように見えるがシンプルで綺麗な造りをしている。

「口が開きっぱなしだぞ、結。間抜けな顔が2割増しだ」

建物を見て少しテンションが上がったが、あまりはしゃぐとまた馬鹿にされるので大人しくすることにした。

「…だってあんなに綺麗なとことは思ってなかったからよ」

すねてそっぽを向くと紅貴はため息まじりに嫌味を言ってきた。

「あれはただの正門で、校舎も宿舎もずっと奥だぞ。自分の通う学校のことぐらい少しは知ってたらどうだ?」

「いいの、どんなとこでも『住めば都』『習うより慣れろ』ていうだろ?」

「クク・・・あはははは・・・」

なんで笑うんだよ?て運転してる佐久間さんも笑いを堪えてる?

「お前、コネがなきゃ絶対ここに入れなかったぞ」

「いいんだよ、俺は普通の高校で満足だったの!」

「お前の頭じゃ三流の高校でも不合格だったかもな」

…図星なので言い返せない。

「心配するな、俺のパートナーになる以上勉強の方もきっちり教えてやる」

「?パートナーて何」

身を乗り出して運転席の佐久間さんに聞こうとしたが「危ないから座ってろ」と
紅貴に後ろに引っ張られ、隣に座らされる。なんだよ、いちいち子供扱いして…。

「パートナーはそのままの通り、一年間ともに学校生活を過ごす相方のことをいうんですよ、お互いの同意かそれがなければ担任教師に公平にパートナーを決めてもらうんですよ」

「佐久間さん知ってるの?」

「一応、桜学のOBですからね」

互いの同意・・・・・・・・なら絶対に俺は断る!

こいつにパシられてこき使われるのは目に見えてるからな。

「結、俺のパートナー指名を断ろうとか考えてないよな?」

「え・・・?」めちゃめちゃ考えてます(汗)

なんか嫌な予感。

「“あの写真”をみなさんに見てもらおうかと持ってきてるのだが、俺の言うこ
とが聞けないんならしょうがないよな?」

一気に血の気が引いた。

「な、なな、なんでそんなもん持ってきてんだよ!!!?」

「別に写真ぐらい、いいだろ?卑猥な物じゃないのに」

「俺にっとては最大の汚点なんだよ」

紅貴の手にはどこから取り出したのか、その写真があった。

そこに写ってるのは・・・。

フリルたっぷりリボンたっぷりのピンクのゴスロリ服で女装した俺の姿。

ゲームをしてて負けたから罰ゲームで着せられたんだけど、まさか写真まで撮られるとは思わなかった。

もともといじめっ子だったこいつはこの写真を手に入れてますます鬼畜な奴になっていった。

「その写真よこせ!」

手を伸ばすもあっさりかわされる。

「それはいいが写真ならいくらでも現像できるぞ?」

どうする?と自身たっぷりの笑顔。

俺はその顔を睨みつけたが、紅貴には全く通じない。

「・・・わかったよ、パートナーになりゃいいんだろ!?」

納得いかなかったが、今の俺には奴の要求を吞むしかなかった。



【続】

#日記広場:自作小説

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2009/06/14 17:19
おもしろいですね。続きが読みたくてたまらないです!



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