Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


ねむれぬ夜に


4月3日夜半から4日の午後まで吹き荒れた嵐はすごかった。

まだ春なのに暴風雨。日本海側に陣取った低気圧のうずは、まるで台風のよう。
横殴りの激しい突風は、地鳴りすらかきたててあらゆるものを吹き飛ばそうとした。

 どっどど どどうど どどうど どどう
 青いくるみも吹きとばせ
 すっぱいかりんも吹きとばせ
 どっどど どどうど どどうど どどう

ごおごおと唸る風鳴りを聞くと、いつも思い出すこのフレーズ。
宮沢賢治の「風の又三郎」
どっどど どどうど…という表現は、まこと荒ぶる風の音を現しているよなあ。

荒ぶる風といえばルドラ。スサノオ。マハガルダイン…は某ゲームの風の魔法。

どっどど どどうど どどうど どどう
日本の不景気吹き飛ばせ
どっどど どどうど どどうど どどう…。

風が大きな手で、みしみしと我が家を揺らしてくる。
家は設計ミスのうえ、手抜き工事の安普請なので、屋根がはがれないか心配になりかけたが、これまで何度も震災に耐えてきているので、たぶん大丈夫だろうと目を閉じる。

だが眠れない。
叩きつける風の音が、安眠の邪魔をする。
加えて、低気圧特有の寝苦しさが、胃の調子までおかしくしだした。

暑い。うるさい。眠れない。腹も痛い。
こんな時は、何か音楽でも思い浮かべようか。
と、脳内レコーダーを作動させたら流れてきた歌がこれ。

http://www.youtube.com/watch?v=7M0gOJ--JL4

あえてタイトルは載せない。
この曲が暴風雨に合わせて、流れだした。しかもエンドレス。
これは名曲…いや、迷曲ではあるが、子守唄としてはいかなるものか。

切ないメロディに反した恨みの歌詞、後半、怒涛の怒りの表現部分、それらが暴風のリズムと微妙にマッチしたようなしないような。

リア耳と脳内とで繰り広げられた協奏曲に、私はまんじりともできぬ一夜を明かした。

アバター
2012/04/06 22:04
櫟さん、コメント感謝です。

おお、櫟さんもご存じでしたかww
哀切漂うメロディが覚えやすいので、どうにも止まらない現象になってしまいますよね。
歌詞も奥深いし、うん、名曲です。人前で歌いたくなるけど歌ってはならない歌ですけどwww

嵐の間、仕事御苦労さまでした。
やはり天候が悪いと、出歩く人もまばらですよね。
トラックひっくり返るくらいの大風では、誰もが警戒してやみませんよね。
そんな中でも開いてくれているお店、ありがたいですね。悪天候の中出勤して…と思うと、頭が下がります。
そしてお客さんも、そんな日だからこそ店に行きたくなるんでしょうw
そういえば母もわざわざ出かけてましたよ。用事があれば、天気関係ないって人ですね^^;
アバター
2012/04/06 21:59
新菜さん、コメント感謝です。

お、新菜さんもでしたか。
あの晩は、悪いもの食べてないはずなのに、どうにもおなかが張って困ってました。
そこは気圧のせいなんでしょうかねぇ。
最近息苦しいのも、そのせいかな。

この歌面白いですよね^^
ほかにも、声を出して笑うような歌、たくさんありますよね。
そういうのは、大抵人間のみにくい部分を取りあげていて、だから笑ってしまう。誰にでもある部分ですからね。
小説なども、そんなところを書いているものが面白いんだろうなあ…。あ、何か悟りました。
アバター
2012/04/06 21:55
じゅらさん、コメント感謝です。

ど、どういう風に思われているんだあwww(;゚Д゚)
悪い印象じゃないですよねww

そんなに力いっぱい笑って下さってありがとうございます。なんかこちらも元気出ました^^
この歌みたいに、全力で真剣に人を楽しませる作品を書きたいです。
それにしても、コレ良い歌ですよねぇ…。今も鼻歌歌ってしまいますよ。あの嵐以来…こまったもんだ。
アバター
2012/04/06 21:52
ふうこさん、コメント感謝です。

おお、この歌ご存知でしたか。嬉しいなww
当時大ヒットしたらしいんですが、それもうなずけますね。とても共感できます。
ドリフ以来のコミックソングの名曲なのではないでしょうか。

風の又三郎のフレーズは、教育テレビで野村万斎が振りつけてましたね。放送当時、印象的に見てました。
物語の内容はうろ覚えもしていませんが、この文章はとても覚えやすいですね。
強烈なインパクトですし、空から降りてくる風のイメージを見事にとらえていると思います。

「あらしのよるに」の原作は、絵がすごいですよね。ちらとしか見てませんが、印象に残ります。
さっきウィキで調べてきましたが、キャラの設定が綿密でした。
やはり物語はキャラで決まるんですね~。
機会があれば、一度原作もじっくり読んでみたいと思います。
アバター
2012/04/06 21:43
さえらさん、コメント感謝です。

あの嵐はすごかったですね。翌朝も暴風が止まらず、精神的にも参りました。
およそ2日半吹き続けた風は、2日目の午後には猛吹雪となり、まるで「季節のオンパレードや~!(意味不明)」的なものでした。
2日目の夜の静けさは、本当にありがたかったです。あまり家をいじめないでほしいですね、家はボロ屋なもので、雨漏りとかするんで…w

迷曲お聴きになりましたか^^
私も2番が好きです。あの夜以来、つい口ずさんでしまいます。エレベーターのくだりは、何度聴いても爆笑しています。
人前で歌詞を歌ったら危険な歌ですよねww

そうそう、「あらしのよるに」は、例の歌とおなじく連想していました。
映画でしか見たことないのですが、ガチで泣いた作品です。絵本は続編があるようですが、どうなったのかな?
アバター
2012/04/05 22:55
なつかしい~www
確かに一度浮かぶと エンドレスで押し寄せてきますねww

あの日は出勤で コチラはPM2時くらいから荒れだしまして
お店はいつの間にかガラガラw

夕方には大荒れになったのですが それでも来てるお客さんが・・・。
ありがたいと言えばありがたいのですが・・・
「こんな日にどうしても買わなきゃってもんじゃないだろ!」っての買ってましたw
アバター
2012/04/05 16:51
わたしも胃の調子がおかしいです(;^ω^)
低気圧ってなんでこうなんですかねえ。

しかしこの歌……笑ってしまいますwww
アバター
2012/04/05 14:54
プ━━( *゚ж゚* )━━ッッッ!!!!!

やっぱし。。。。蒼雪さまっ♪はっ σ(*・Θ・じゅ)あたし♪の 思ってる通りのお方だわん!
プ━━( *゚ж゚* )━━ッッッ!!!!! 。。。。。っっっ!

あぁ。。。ブログの文章 ぜぇぇぇぇ~んっぶ ぶっ飛んだぁぁぁっ!

プ━━( *゚ж゚* )━━ッッッ!!!!!     クチャイ(*´y`*)σ wwww
アバター
2012/04/05 10:06
この曲久しぶりに聴きましたぁ^^

宮沢賢治の詩は、「にほんごであそぼ」でもいくつか紹介されてて嬉しくなります^^

「あらしのよるに」は、アニメ映画より絵本の荒荒らしい絵が好きです★

今日は、強風が収まったので、よく眠れるかな?^^
アバター
2012/04/05 09:29
どっどど どどうど どどうど どどう
眠れぬ憂鬱を吹き飛ばせ

というワケにはいかなかったご様子。
嵐が去った後の晴れ渡った空の眩しさは、寝不足の目にしみませんでしたか?

迷曲……、さきほど拝聴してきました。
ピアノの旋律はしんみりとしていて、後半のリズムはまさに疾風怒涛。嵐の夜に合うといったら合う、ような気も、しなくはないのですが……、何といっても歌詞が鮮烈。
これが脳内でエンドレスに流れていたら、私でも寝付けそうにありません。
コーラスの美しさと「ごめん」が耳に残る名曲でしたw

私は、あの嵐の晩、きむらゆういち氏の絵本『あらしのよるに』を思い出していました。



月別アーカイブ

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010


Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.