妹の結婚式物語~その2
- カテゴリ:家庭
- 2012/04/08 19:39:30
そんなワケで私の殺気を感じ取ったのか、その日のNS君は私の顔を見ることなくとっとと帰ってしまいました。きっと私に偏食のこと突っ込まれるのが嫌だったに違いない。
んで。2時前になってやっと私が現地入りして合流。私のジーンズを見た母上が「なんやこれ? 膝んとこちょっと破れてるやないの」……母上、これはユーズド加工というのです。
それからカラオケ店で明日の出し物の練習をするつもりだったんですが、田舎のカラオケ店だけあって営業は3時からとなりますm(。・ε・。)mスイマソ-ン ホテルのチェックインも3時だから、一時間余っちゃったんです。
時間を潰すために喫茶店に入ったら、手抜きという名のセルフサービスと、ぬるいカフェオレが私を迎えてくれました。カフェオレひとつ出てくるにしても五分以上。
何をするにしてもスローペースな王国のようです。
要するに勝手に分析するとアレだ、電車が一時間に一本だったり、除雪作業で三十分待ちなんてことが日常的な国ですから、みんな心にゆとりがあるんです。私ら関西人みたいに、環状線の五分区切りで時間を数えたりしないんです。スローすぎてあくびが出るぜ。
そしてカラオケ店へ。なな、なんとJOY・SOUNDですよ! つーことはファルコム曲の数々が入ってるわけで、妹たちの練習の合間に『Maybe it was fated』を歌わせてもらいました。
ありがとう、パテル=マテル!
家族は誰ひとりとして知らんかったけどなっ。
練習後はいよいよ家族での「最後の晩餐」です。いやね、以前のブログでも書いたと思うけど、NS君の偏食がもんのスゴイのよ。うちに遊びに来た時に母上にご馳走してもらった茶碗蒸しをほとんどそのまま残すくらい。
刺身ダメ、寿司ダメ、焼き魚ダメ、鶏肉ダメ、牛肉ダメ、しいたけダメ、海老ダメ……etc.
こんな偏食ばっかしてたら、食べるん楽しくないんちゃうの?
職場の同僚さんとかも、どうやって飲みに誘ってんのかしら。だって、
「焼き鳥いこーぜ!」「無理m(o・ω・o)m」
「釣った魚をさばいてくれる店があるんだよ」「無理m(o・ω・o)m」
「ここの海鮮のコースどうよ」「無理m(o・ω・o)m」
友達なくすで???
逆に妹KIは刺身や寿司が大好きなのですが、NS君のせいで(「ために」じゃなくて「せいで」)お刺身などご無沙汰。とても嬉しそうに食べてましたワ。
この晩餐会は品格のある料亭でねー、一品ずつ出てくる料理を、丁寧に解説までしてくれるのよ。なんでもNS君の伯母さんの同級生がやってるお店らしくて、結婚のお祝いとして、お高いご馳走をかなり安くしてくれました。
ところが、その解説がさ……
「こちら鹿児島から取り寄せたXXXでございます」
「鹿児島産のXXXの素材を最大限に引き出してございます」
「鹿児島県で取れた海苔なんですよー」
あれっ、新潟は!? <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ
まさか新潟の料亭で「鹿児島の味覚の宝石箱やー!」ってネタ使うとは思いませんでした。ほんとどこなのよ、ここ。電車は普通が一時間に一本だしさ。
食後は寒い中、夜桜を……と思ったんですが、残念ながらまだ満開ではなく、デジカメの電池が切れそうになったり手が冷たくなったり、ヒエーンでした><;
夜景を撮るのって難しい。
私たちはビジネスホテルにお泊まりで、妹KIとはここでサヨナラ。
そして……私と妹KIの最後にした兄妹の会話が↓である。
私「プリキュアはやっぱりケンカする話が一番面白いよね! チームワークがバラバラでさ、ひとりずつ捕まってさ、残った主人公がひとりで助けに行く展開とか」
母上「じゃあウチらはこっちやから。気ぃつけてな~」
兄失格。
~その3へつづく~
ジョーイ!
外人のJOY・SOUNDが怪しいって私も思ってたんだよ!!!!!!!!