青春なんてくそくらえ!【BL?】 5
- カテゴリ:自作小説
- 2009/06/15 21:39:54
今さらだけど何で学校にエレベーターなんて設置してるんだ?
バリアフリーか?
廊下や階段なんかに何気に飾られてる高そうな絵画やら彫刻品は必需品ですか?
一般人の俺には理解できません。
エレベーターを降りると理事長室の扉が一つ、窓も階段もない。
ここ4階だけど地震でも起きたらどこにも避難できないよ?
“コンコン”
紅貴が扉をノックすると「どうぞ」と返事が返ってきた。
「失礼します」
「ようこそ、結城君。遠慮せずにこっちにおいで」
中に入ると理事長=紅貴の父、桜川聖司さんがおっとりした笑顔で迎えてくれた。
その隣には少し強面でスーツ姿の知らないお兄さんがいた。
「は、はい」
俺たちは客用のソファーに座った。
「紹介しとこう彼は私の秘書をしてもらってる、秋月 涼矢(あきづきりょうや)君だ」
「はじめまして、鈴村 結城といいます」
「・・・・・・・・秋月です」
「秋月君、二人にお茶を淹れてくれるかな」
「かしこまりました」
かなり物静かな人のようだけど怖い人じゃなさそうだ。
実を言う俺は聖司さんのことが大好きで「この人が父親だったら良いのに」とか本気で憧れていた。
だからおふくろの再婚の話を聞いて素直にうれしかったし、反対もしない。
ただ・・・紅貴と兄弟になるのが納得いかなかった。
「急な話で驚いただろう?」
「はい・・・正直言うと今でも信じられません。でも聖司さんが俺のお父さんに
なってくれるのはとてもうれしいです」
お世辞じゃなく本心。
「そうか、ありがとう。結城君に嫌われてたらどうしようかと思ってたんだよ」
優しい笑顔に俺もつられて笑顔になる。
「私のことは今まで通り、聖司さんと呼んでくれてかまわないよ」
確かにお父さんとは恥ずかしくて呼びにくいし、ずっと聖司さんで慣れてるからその方がいい。
「紅貴ともどもこれからはよろしく、結城君」
・・・そうなんだよ、そこが問題なんだ(汗)
「よろしくな、結城」
意地の悪い笑顔で紅貴がいう。
あれ?一瞬聖司さんの笑顔と被った気がしたが。
気のせい・・・・・・だよな?(汗)
【続】
























