4月自作/ai「ちゃんちゃらai」 上
- カテゴリ:自作小説
- 2012/04/18 19:57:41
「愛」の言葉が似合わない男がいました。
この男、いい年をしているのに子供のような格好をして、雨も降らない天気のいい日でも傘を持ち、母親の作った弁当を二つ持って山に出掛けるのでした。
山では、ひたすら険しい山道を登り歩き、山頂にある神岩に弁当の一つを捧げてもう一つは自分で食べ、山を歩き下り帰ってくるのでした。
男の名前は岩守三代(いわもり・さんだい)で、村を守護するとされる山頂の神岩を管理する岩守家の三代目。
小さい時から二代目の父といっしょに山に登り、その父が死んだ後、岩守家の役目の神岩の管理を父に変わって続けてきました。
役目の山登り以外の仕事はしたことがなく、山の知識以外は何も無い男でした。
その日も母親の作った弁当を二つ持ち、いつものように山に出掛けるのでした。
季節は冬から春に移り、冬用の谷沿いから洞窟を抜けて岩を登り山頂に出る道から、夏用の尾根沿いの道を登れる季節が再びやって来ていました。
「季節も良くなったから、今日は久しぶりに尾根道を行こう」
三代はそう考えて、尾根道で山頂までに行くことにしました。
山の尾根を行く道にでるには、最初に尾根に取り付くまでジグザグにつけられた道を登らなければなりませんでした。
ただ下を向いて右に左にどこまでも同じような道を登っていくことは、終わりのない苦しみを噛み締めながら歩き続けることに似ていました。
変化にとんだ尾根道が好きな三代には苦手な道で、尾根に取り付くまで我慢しなければならないことでした。
何度右に左にを繰り返したことでしょう。
やっと尾根に沿った道に出られるところまで登った時のことでした。
そこには小さな岩があり、その岩の上は三代がいつも一休みする場所なのですが、その岩陰に人がうつ伏せに倒れているのが三代の視界に入ったのでした。
この山で人にめったに出くわしたことのない三代は、急いで倒れている人のところに行き息を確認しました。
「まだ、生きてる」
倒れてる人の口元に耳を近づけかすかな息を確認した三代が、そう呟きました。
すぐに倒れてる人を仰向けにし、上半身を持ち上げ立てた状態にした三代は、両手で肩を揺すりながら必死に繰り返しました。
「大丈夫ですか。大丈夫ですか?大丈夫ですか」
それで意識を取り戻したのか、倒れていた人がうなだれていた頭を上げてうっすらと目を開けました。
「ここは何処ですか」
その言葉に安心した三代が答えました。
「ここは村を守護する神岩のある山です」
「山ですか?あぁ、何も思いだせない」
倒れていたのは若い女性で、何故か記憶を失ってるみたいでした。
「どこか体に痛いところとかないですか?」
「ありがとう。体は大丈夫みたいです」
意識を完全に取り戻した女性は、そう言って立ちあがろうとしましたが、それはまだ無理のようでした。
「長い間、物を口にしていません。何か食べる物をお持ちになっていませんか?」
「お腹がすいているのですか。ここに弁当があります。これをどうぞ」
三代はそう言って、持っていた弁当を女性に差し出しました。
女性は見る間にそれを平らげてしまいました。
「もっと、お持ちなっていませんか?」
「もう一つありますが、これは・・・。いいです。食べて下さい」
三代は神岩にお供えするための弁当も渡してしまいました。
それもあっという間に平らげた女性は満足そうでした。
「生き返りました。どうもありがとう。あなたのおかげで生き返りました。もう大丈夫です。ありがとう」
女性は三代にとっても感謝しているみたいでした。
三代は女性が元気になったので自分の仕事の神岩の管理に戻ることにし、女性を残して尾根づたいに山頂を目指して山を登り始めたのでした。
久しぶりに見る尾根からの景色は素晴らしい眺めで、人助けをした後の三代の気持ちを増幅さしていました。
やがて尾根道は岩が露出した両側が切立った険しい道になってきました。
人、一人がやっ通れる危険な岩嶺をしばらく登ると頂上の岸壁にそそり立った神岩の姿が現れました。
岸壁の下には冬用道の洞窟の入り口があり、頂上からは岸壁に長い鎖が洞窟へと垂れ下がっていました。
冬にはその鎖を使って岸壁をよじ登る、危険度100パーセントの最後の難関です。
夏用道は岸壁の頂上に沿って付けられ、冬用道ほどの危険は無いものの一歩足を踏み外せば、真っ逆さまに谷まで転落してしまうのでした。
慣れた足取りで猿のように頂上まで岩を登りきった三代は、神岩の前に立ちいつものように神岩に手を合わせてお参りしました。
いつもならここで、母の作った弁当を神岩に奉納するのですが今日は無しの報告をし、お辞儀をして登ってきた道を降るのでした。

























期待はずれの結末に
愛を知らない男の悲しさでぇ~す
いろいろ頭に浮かぶのですが文章にできませぬ
練習あるのみです
男女の愛は難しいでぇ~す
恋は一時的な興奮
神様、うまく脳をつくられました
人類愛など、何処吹く風です
何も起こらずにおわちゃいました
修行がたりません
ほんと、文章書くのって難しい
いつも使ってない脳の部分を使うためかな
若い女性が登場したときは 何かが起きる
そんな気がするゴキブンちゃんの世界
次 いってみよう~ワクワクドキドキ^^