青い春なんてくそくらえ!【BL?】 6
- カテゴリ:自作小説
- 2009/06/17 22:45:03
聖司さんへの挨拶も済んで俺たちはこれから自分たちが過ごす寮に向かった。
桜学の寮は洋風なお城っぽい校舎とは違い、スタイリッシュな感じのモデルマンションといった感じだ。
しかも全部が個室!
バス、トイレ、キッチン、家具家電も何でもついている!
学生寮にしちゃ贅沢すぎないか?と思いつつ独り立ちをする予定の俺にとっては予行にちょうどいいや♪
「顔がニヤついてるぞ、結城」
言われてハッとする。
「べ、別にニヤついてなんかないよ」
「フン、どうせ馬鹿な妄想でもしてたんだろ」
「誰が-「ここがお前の部屋だな」-反論させろ!!てか何で俺より先に入るんだよ!」
ここは今日から俺の領域なの、勝手に入るな。
紅貴は部屋に設えてあるソファーにふんぞり返るように座り眼鏡を取る。
制服のブレザーを脱ぐとネクタイを緩め、シャツのボタンを少し開ける。
その姿は男の俺でも見惚れてしまうほど色気たっぷりでじっと見つめられると妙に落ち着かなくなる。
「何寛いでんだよ!お前の部屋は隣だろ!」
「腹が減ったから何か作れ」
人の話を聞け!
俺は冷蔵庫の中を見た綺麗に清掃はされてるが、何にも入ってない。
そういや、寮の一階には食堂があったな。
「食堂に食べに行けばいいじゃん」
そんな俺の提案を紅貴は一蹴(いっしゅう)した。
「お前の作ったのなら何だって良い。早くしろ」
たく、言い出したら聞かねぇ奴だな。
「しょうがないな・・・じゃ、材料買ってくるから大人しくしてろよ」
俺はおふくろと二人暮らしだったのでおふくろが仕事で帰れない日は自分で自炊してたから、料理に関しちゃかなり自信がある。
料理の腕には自信があるが、食材がなけりゃ何も作れない。確か一階には購買部もあったなそこに売ってるかな?
「10分以内に作れ」
「ちょ、それは無理・・」
「できなければ、どうなるか、わかるよな?」
艶かしいサデスティックな笑顔に冷汗があふれ出す。
俺は部屋を飛び出すとすぐさま購買部へ走った。
「どうしようもない奴だな」
部屋のカードキーも財布も忘れていった結城。
ついでに自分が方向音痴ということも忘れている。
「妙なのに目をつけられなきゃいいが・・・」
紅貴の予想は見事に的中することになった。
【続】

























これからの2人にドキドキです☆