幼馴染パロ
- カテゴリ:自作小説
- 2012/05/08 21:10:06
幼馴染なA×S
Sさんがおにゃのこです・・・!
ノーマルが苦手な方は注意!
高校生です!
トイレに行ったとき、ふと聞こえた声。少し枯れてて、甘くて優しい声。私が彼の声を聞き間違えるはずがない。これは間違いなく、正真正銘相葉雅紀の声だ。それならこの会話は雅紀がしているものなのだが、私は今、それが信じられずにいる。
「相葉ってさ、櫻井のこと好きなんだろ?」
「ん~・・・ばれてた?」
「ばればれ!つか、仲良すぎて付き合ってるのかと思った。」
「ふふ・・・翔ちゃん鈍感だからさ。全然気づいてくれないんだよね。」
驚きすぎて、蛇口の水をとめるのも忘れてしまった。ざーっと水の流れる音が静かなトイレに響き渡る。雅紀が私のことを好き、そんなフレーズが頭の中をぐるぐると駆け巡る。ばくばくと心臓がうるさくて、思考回路はショート寸前。トイレの鏡をみると、耳まで真っ赤になったみっともない自分の姿がうつってて。
「なにしてんの?」
「っ、!あ・・・なんだ、和か・・・。って、ここ女子トイレなんですけど!?」
「だって鏡の前で立ち尽くしてるあんたがみえたんだもん。」
堂々と女子トイレに入ってくる和には呆れたが、おかげで雅紀のことをすこし忘れられた。そう、あれは気のせい!雅紀に似てる男子の声だ。だって、雅紀が私のことを好きなんていうはずがない。今まで何でも一緒にしてきた。中学校の頃、恋愛相談だってした。小学校の頃なんて一緒にお風呂もはいった。なのに今更、好きなんて。
「顔真っ赤だよ、大丈夫?」
「ううう~、和・・・。」
「・・・相葉さんよぶ?」
「なんでここで雅紀がでてくんの!」
思わず声を荒げてしまった。なのに和は平然と、翔ちゃんといったら相葉さんでしょ、なんて。今の私に雅紀は禁止ワード。今ここで雅紀に会っちゃったら沸騰して湯気になっちゃうかも。
「あ、翔ちゃん!」
さっきトイレで聞いた声と同じ声。かすれてて、優しくて甘い声。トイレの入り口で和と話してたから、るんるんと雅紀が近づいてきた。雅紀の顔をみるだけで心臓が爆発してしまいそうで、俯いたまま返事をした。
「あ、雅紀・・・授業はじまっちゃうよ?はやくいきなよ。」
「いや、次の時間はさぼっちゃおうかなあ、なんて!翔ちゃんも一緒にどう?」
「っ、私は・・・いかない。」
そんなこと言わないでさ、なんていわれて繋がれた手。顔の色を一気に真っ赤な絵の具で塗りつぶしたみたいに赤くなる。繋がれた手が妙にあったかくて、どきどきと胸が高鳴る。そんな私に構わず階段を登って屋上に駆け上がる雅紀。ドアをばんっと開けると、私の心の中とは対象的な、満天の青空がひろがっていた。
「翔ちゃんなんか悩んでるみたいだけどさ・・・気にせず元気出して!」
そんな雅紀の言葉を聞いて思わず吹き出してしまった。だって、誰のことで悩んでると思ってるんだよ、って。なに笑ってんの、なんて雅紀が聞いてきたけど、私は無言で首を横に振った。
もっと仲良くなれるなら、幼馴染じゃなくなったって構わない。
(あーあ、つまんないこと考えるのやめた。)
(ん、なにが?)
(幼馴染、がおわるだけだもんね。)
(へ、しょ、翔ちゃん?)
(雅紀、付き合って。)
(・・・っ、え、えええ!?)
ちょっとしたことで気にしちゃう翔ちゃんって可愛いよね・・・なんて!
今日は原作本をたくさん借りて来ました♪
名前変更しました!
元:神風@櫻葉翔紀です。
これからもヨロシクww
可愛いぞよおおおおおお(
可愛い可愛い((
なんて可愛い^p^
青春したいです……(