ロケット坂 5
- カテゴリ:自作小説
- 2009/06/21 02:17:14
ののみと香里(カオリ)とが比呂斗を囲んだ。
「比呂斗行くわよ」
そう言うとののみは自分の自転車に行きまたがった。
「私がスタートの合図をだすからね」
香里はそう言って坂の端に行き片方のスニーカーを脱いだ。
さっき坂を降りて行った五人は坂の途中のそれぞれの交差点で車が来ないか見張りをしていた。
「いい比呂斗、香里が投げたスニーカーが地面に落ちた時スタートよ」
ののみはそう言うと自転車を坂の間際まで進め坂の下をじっと見ていた。
ブレーキを両手でしかっり握り片方の足をペダルにかけていた。
ののみの白く引きしまった足が太股まで見えた。
「比呂斗早くしなさい。あんた男でしょ」
ののみが比呂斗をせかした。
比呂斗はしかたなく自分が選んだ自転車にまたがりののみの横に並んだ。
ののみと同じように左右のブレーキを握っていたがつま先は両足とも地面につけていた。
「このブレーキあまいよ」
比呂斗はののみに言った。
「男なら自分の選らんだ物に文句をつけないの」
ののみはそう言切り坂の下の五人が片手を上げそろうのを待った。
比呂斗は待つ間にののみの真剣な横顔を見ていた。
そして綺麗な脚も見ていた。
勝っても負けても好きなののみの側にいられる。
勝負をする覚悟を比呂斗は決めた。
坂の下の五人がみんな片手を上げた。
車が来ない事を意味していた。
「比呂斗いくよ」
ののみが叫んだ。
「いい比呂斗投げるわよ」
香里もそう叫びスニーカーを空に向かって投げた。
スニーカーはくるくる回りながら空にあがりそして止まった様に見え落ち始めた。
ののみと比呂斗はその様子を視線で追っていた。
地面ににぶい音を立てスニーカーが落ちたと同時に香里が叫んだ。
「スタート!」
ののみはブレーキを放しペダルをこいだ。
一瞬、比呂斗も遅れたがペダルをおもいきり踏んだ。
二人の自転は坂へと滑り出した。
坂は急で二人の自転車は前から落ちてくように坂に吸い込まれていった。
はるか向こうにを見ても坂は続いていた。
比呂斗の前にはペダルを必死でこぐののみの姿があった。
スカートは風でふくれ、まくれあがっていた。
体をハンドルに近づけ姿勢を低くし頭を上げ前を見つめるののみ。
肩までの髪の毛は後ろに引っ張られているかのようにたなびき、白い耳元が見えていた。
ののみと比呂斗の距離はちじまらなかった。
比呂斗はペダルが軽くなったと思った。
タイヤの回転の方が速くなったのだ。
ののみもこぐことを止めていた。
二人の自転車は坂をもうスピードで降っていた。
比呂斗は風が顔面に強く当たるのを感じていた。
周りの景色はふっ飛ぶように後ろへ下がる。
二人の自転は矢の様に坂を降っていた。
比呂斗はののみを追い越すため姿勢を低くし顔を下げた。
アスファルトの道路がものすごいスピードで後ろへ動いていくのが見えた。
それは、比呂斗がののみとの距離を見るため顔をあげようとした時だった。
「比呂斗危ない!」
ののみの大声で叫ぶ声が聞こえた。
比呂斗が前を見ると路地から車が少し出かけていた。
先を走っているののみはブレーキをもうかけていた。
比呂斗も車に気づきブレーキをかけた。
ののみをあっというまに追い越しそのまま進んで行く。
『車よでるな』比呂斗は心の中で叫んだ。
しかし車は止まらず半分道をふさいでいた。
「ドカンー。ガシャン」
比呂斗は車にぶつかってしまった。
比呂斗と自転車は別々に空中を飛んでいた。
ののみは車の前を通りぬけ自転車を止めた。
横には比呂斗がアスファルトの上にに横たわっていた。
自転車をほってののみは比呂斗に駆け寄り両手で比呂斗の肩を揺すりながら
「大丈夫、比呂斗。大丈夫、比呂斗」
と、目に薄く涙をにじませ叫んでいた。
比呂斗は動かなかった。

























自転車は交通ルールを守って乗りましょう。
なぎさおねえさまの若者を愛する気持ちが伝わるコメントのに恐縮です。
命のとうとさ。
子供を持たれる親御さんならお子様の命ほど尊いものはないと思います。
その気持ちを知らずつっぱしる若者。
もう一度考えて行動してください。
でも、レールはないし、安全基準を満たしていなかったみたいですね (´_`。)
比呂斗は、どうなったのでしょう。心配です。
がたがた震えています
あまりにも無謀です
幼稚すぎます
先・・・読みたくないです。。。(でも・・読みますけれど)
決闘は 万全の用意をしてから行うべきものです
比呂斗は逃げ出しても良かったと思う
命は もっとも大切なものですから・・・
こういう場合に受けて立つのが男!ではない。。。
大体、女性とこういう勝負をするべきではないと思う
それは、相手を女性としてみてないのと同じだから・・
勿論 ふたりとも まだ心が幼いのでしょう
本当に好きなら・・・こんな形で自分を賭けるべきではなかったよね
ののみちゃん・・・・・・・・
一つ間違ったら 命を賭けることにもなる・・・
人生が そこでストップするかもしれないのに・・
ゲームで育った世代なのでしょうか・・・
命というものに対してあまりにも危機感がないです
命は簡単にはリセットできないのだから・・・・
危険だなぁ~とは思ってましたが
こんな風になるとは・・・
人は 生ものです・・・・
著者は 自由にストーリーを 操れる
その言葉 たった一つで 読者を 魅了したり
勇気を与えたり はたまた洗脳したりできる
とても大きな影響を与えます
ものを書く人は 言論の自由はあるけれど
何を書いてもいいのではないと思う
あ! でも 誤解しないでください^^
コメントとして書いただけですから・・ね^^
ゴキブンちゃんの文章好きだから・・・
これからも書いていってくださいね
一般論を述べただけだから・・
さて・・・怖いですが・・・続きを読ませていただきます、、
男には男らしさ、女には女らしさ。
この考え間違っているのでわ。
ふと思いました。
簡単に決着がついたりはしないのですね(笑)
先を読まれている。
折り紙おじょうずですね。
また折り方教えてください。