青い春なんてくそくらえ!【BL?】 9
- カテゴリ:自作小説
- 2009/06/21 22:36:35
入学式は学園の中央にある講堂で全生徒・全職員参加で厳かに始まった。
俺は新入生の為に用意された椅子に座り、欠伸を堪えながら、「早く終われ~」と時計を何度もチラ見する。
だって退屈だし苦手なんだよ、こういう堅苦しいことは。
『それでは我らが生徒会長である、有栖川 ルイ(ありすがわ るい)様より祝辞をお願いいたします』
生徒会長さん、眠いから手短にお願いします。
俺もう睡魔に負けそうです。
しかし壇上に上がってきたのは。
『新入生のみなさん、ようこそ桜華星章学園へ。私が今季の生徒会長を務めさせていただいてる有栖川 ルイと申します。私達は皆さんが…』
「さっきの人だ」
道に迷って困ってる俺に親切にしてくれた金髪美人。
びっくりして思わず声に出てしまった。
慌てて自分で自分の口を塞ぐが、手遅れ。
隣にいた男の子にバッチリ目が合ってしまい妙に気まずい、とりあえず笑ってごまかした。
有栖川会長か…優しくて知的な感じの人だな、だけど何で紅貴は会長を警戒してるんだろ?
ちなみに紅貴はここにはいない。
紅貴は新入生代表として答辞を述べるため特別席にいる。
『有栖川会長ありがとうごありがとうございました。…続いて新入生代表、桜川 紅貴様より答辞です』
紅貴は有栖川会長の隣に行くとカンペもなしに答辞を述べる。
有栖川会長と紅貴、かっこいい男が二人並ぶとすごく絵になる。
しかし二人の間に張り詰めた空気を感じる。
紅貴の奴いったいどうしたんだ?
いつもの天使様の顔が、微妙に硬いぞ。
入学式は何事もなく無事に終わったが紅貴と有栖川会長の間に何かあったのかな?知りたいけど知らない方がいい気もするし…
「ねぇねぇ」
でも俺と有栖川会長が一緒にいたって別に紅貴には関係ないし。
「ねぇねぇってば」
もしかして、会長も紅貴みたいに猫かぶってるとか?
「聞こえてる?」
いやいや、それはさすがにないか。魔王様は一人で十分。
「ねぇったらーーーーーーー!!!」
!!
「な、なんだ??」
突然のでっかい声に鼓膜が破れると思った。
「なんだよいきなり!でっかい声出すな!」
「いきなりじゃないよ、さっきから話しかけてるのに無視するなんてひどいよ」
見るとさっき目が合った少年が拗ねた表情で俺を睨んでいた。
睫毛の長い大きめの瞳に少し癖のかかった金色の髪、可愛い顔立ちだ。
背も俺とそんなに変わらないし、スカート履いてたら絶対女子に間違えられるだろうな。
「あぁ、悪いな聞いてなかったよ」
「ふーん、まいいけど、僕は美羽 マユリ(みはね まゆり)よろしく」
花のような笑顔で握手を求められる。
「…桜川 結城、よろしく」
新しい苗字は慣れないせいか照れくさい。
「よかったらお茶しない?ちょっと聞きたいことがあるんだ」
紅貴はここにはいないけど、有栖川会長にあってから様子が変だ。
やけに機嫌が悪い
何があったか知らないけど、このまま寮に帰れば八当たりで意地悪されかねないからしばらくして戻ろう。
「いいよ」
俺は二つ返事でOKした。
【続】

























~花苺さんだけの特別ミニコラム~
さつき 「『青い春なんてくそくらえ!』かなり面白いよね。ねえ葵。」
葵 「ああ。すごい面白い。読んでて飽きないよな。」
さくら 「次の展開が気になるよね!」
作者 「いつも楽しく読ませていただいています。」
★ベリー学園でも花苺さんの小説は大流行しています★
by ベリー学園の仲間達&作者
BLっぽく見られててよかった(^ロ^;)
ヴァンパイア騎士に似ててしかもBLっぽくて、とても面白いですww