Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


太陽は昇る


今日は金環日食とあって、全国的に空を見上げた人は多いだろう。

テレビなどで「目を痛めるから絶対直視しちゃダメ!」と厳重注意されているにも関わらず、見上げた人もいると思う。つまりそれは俺だ。

もちろん、まともに見ては眩しくて1秒ともたない。
日食グラスを用意していなかったのだが、幸いにも厚い雲がカーテンとなり、爪ほども細くなった太陽を見ることができた。住む地域のせいで、うちでは金環は見れない。
ほんの数秒間だけだったが、貴重な瞬間に立ち会えたといえよう。

昨日の夕日は、とても女性的な色をしていた。
だいたい4月から5月にかけての夕焼けは、淡い桜色がうっとりするほど美しい。
そこに、優しいオレンジ色と、まだ染まりきっていない深い青色が重なると、近所なのにここは天国かとも思わせる。

沈みかけた西日を横切るように伸びた、一本の雲が印象的だった。
その姿は、まるで龍にも見えた。
昔の人は、本当に龍神だと思って、ありがたや~とか拝んだだろう。
ちょうど神社のある空域へ、海の方から伸びた雲だったから。
海の近くに住んでいるので、海風が陸まで漂ってくる。
潮の香りがいつもより濃かった。肺を通して、身体の芯まで塩漬けにされたよう。
なんだか禊ぎをした気分だった。実際にやったことはないけど。

そんな景色を見ていると、太陽が女性というのもなんかわかる気がする。
そして、太陽の光の数が、「ひとつ」じゃなくて「あまねく」なんだってこともわかった。
テレビで、ピンホールの数だけ日食の影が映るんですよと騒いでいる映像で。

太陽の光は、太陽の形で地上に降り注いでいるんだね。知らなかった。
不思議と、昔の人が描いた仏降臨の絵が浮かんできたよ。
たくさんの衆生を救うために仏がたくさんの姿を取って降りてくる姿は、ここから来ているのかもしれないな。

天照つながりで、「太陽は昇る」を見つける。
※「大神」というゲームのラスボス戦の曲に、ニコ動有志が歌詞やPVをつけたもの。
初見で涙が止まらなかった。
ゲームを作った人も、歌詞をつけた人も、何か降りてきてるとしか思えない。

ゲームもやってみたいが、現在は生産ストップされているので、手に入らない。
いまや幻の作品である。
せつないので、この頭のせオオカミを「アマ公」とでも名づけようか…。
http://www.youtube.com/watch?v=IFw8baQSAww




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