９０年代に流行った、人工知能を有する車「キット」と
ナイト財団をバックに悪と戦う「マイケル・ナイト」のコンビのＴＶシリーズ。
今年のお正月明けに友人が
「コンプリートＤＶＤを買ったんだけど、忙しくて見る暇ないの。先に見る？」
と貸してくれました。いや～懐かしい！
全部で８０話以上あり、全４巻ですが１巻にＤＶＤが８枚入ってます。
ちょこちょこ見てますが先は長い！
妹はマイケルのファン、私はキットのファンで視点が違うのですが楽しいです。

吹き替えはマイケル・ナイトをささきいさお氏
キットを野島昭生氏がやっていて、その掛け合いの面白さが際立っていました。
ネットを見るとこの吹き替えはいろいろな苦労があったようです。
http://www.viper.jp/knight/others/others10.html

キットの性格もオリジナル版とはかなり違っているようです。
ＤＶＤでは尺の関係でカットされたところは吹き替えがありません。
唐突に英語に変わったりして、最初は設定を間違えたのかとか思いました。
英語のキットの方が男性的なクールな感じの声でしたね。
字幕を出しつつ吹き替えで見ていると、かなりニュアンスが違っていたり
本来セリフのないところに吹き替えがあったりと面白い発見があります。
また、全話が放映されている訳ではないので字幕のみの話もあります。

ファミリーで見られるドラマということで、人もほとんど死なないし
銃撃戦も頻繁にはありません。
銃撃されてもキットに乗っていれば無問題。(#^.^#)
ハッピーエンドはお約束で事件もあまり複雑でない「勧善懲悪」です。
今みるとベタすぎとも思いますが、その単純さがかえって郷愁を誘います。

そして驚いたことに、このナイトライダーモデルの車を完全受注生産するという
ニュースが５月１０日にありました。
http://knight2000.value-cnt.net/index.html
http://jp.autoblog.com/2012/05/10/knight2000ev/

ひえ～電気自動車ねぇ…とネットをさまようと、あるわあるわ
一部のマニアの方々はすでにご自分のトランザムを
ナイト２０００仕様にしていらっしゃる。
ナイト２０００とデロリアンのツーリングとかまであって
奥が深いわぁとつくづく思いました。

キットの声をあてていた野島昭生氏の声のカーナビも過去に発売されているようですし
あの声で「100M先を右折です」とか言われたら楽しかろう(笑)
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/01/31/887.html

今現在は「ナイトライダーNEXT」という番組が１月から放映されているようです。
http://www.fujitv.co.jp/knight_rider_next/index.html
深夜だったこともあり知らずにいて、先日やっと録画して見ました。
ナイト３０００にバージョンアップされたキットは可愛かったけど微妙…。
野島さんもお年を召されたのね…という気分になりました。
それは私もですね、ごめんなさい。_(_^_)_
妹は「マイクかっこいい！！」と新しい主人公がお気に召した様子です。(笑)
物語も俄然複雑になっていて、途中から見たのではついていけない感じが…。
ＤＶＤが出たらレンタルするかな。

と、ここまで書いてきて思いました。
先日のボカロもそうですが、私は「人間でないものが人間のようなふるまいをする」
ということにすごく愛おしさを感じているようです。
鉄腕アトム然り、アシモ然り、ボカロ然り、キット然り…。
もちろんそれ自体は人間が作っているのですが、
あたかも自発的に振舞っているかのように見える。そのことに萌えてしまいますね。