Nicotto Town


クワークの酒場。


発進!クラムチャウダー!!(後編)


さて、死に物狂いで採ってきたホンビノス貝。
この貝は、とにかくデカイ。並のサイズでも10cm位。小さくてもハマグリ程度の大きさがある。気持ち悪いくらいデカイ。
しかもギタギタのばばっちい縞模様が更にキモさを増幅させる。海水浴等でたまたま見つけてしまったら、
恐らくその大いなるキモさに、遥か彼方の沖合いに向かって渾身の力を込めて投げ捨てる事、請合いである。
しかし、食材としてのホンビノス貝は中々優秀であると思う。
味そのものはアサリ、舌ざわり歯ざわりはハマグリによく似ている。
そしてその身はホントに食べ応えのあるデカさなのだ。
ただし、『足』と『縁側』に当たる部分はどう加熱しても硬くなる。
ウラワザを調べてみたら、たわしで良く洗ってそのまま冷凍し、凍った状態で調理すると柔らかくなるらしい。
私は試してないので、この方法で調理する際には自己責任でお願いします。
私は今回、調理して剥き身した際、前記の『足』と『縁側』の部分に隠し包丁を4~5程度入れてみたら上手くいきました。
(ジジ・ババ共も食ってましたから。w)

では今回の材料。4人前を想定して揃えました。

ホンビノス貝・・・・・・・・・・・・24個
ジャガイモ・・・・・・・・・・・・・大1個
人参・・・・・・・・・・・・・・・・・・小2本
玉葱・・・・・・・・・・・・・・・・・・小2個
角切りベーコン・・・・・・・・・・150g
白ワイン・・・・・・・・・・・・・・・1カップ
ホワイトソース缶・・・・・・・・1缶
クリームシチューの基・・・・大きいパックのを半分。(何gか忘れちゃった(^^;)
粉チーズ・・・・・・・・・・・・・・・適宜
タイム(又は山椒)・・・・・・・・適宜
ローズマリー・・・・・・・・・・・・適宜
バジル・・・・・・・・・・・・・・・・・適宜
材料に関しては好きな物を多めにしたり、別の材料を足してみたり(カブとかアスパラガスとか)してはどうかと思います。


まず、ホンビノス貝の剥き身を作ります。(ワイン蒸し)
鍋にホンビノス貝を重ならない程度に敷き詰め、ワインを振ります。これだけの量になると、到底一回では終わりません。
ので、何回転ワイン蒸しを作ることになるのか、おおよその見当を付け、ワインの分量を
一回50cc程度として増減するといいと思います。鍋を加熱してワイン蒸しを作ります。
上ったら、剥き身と貝汁に分けます。貝汁はホンビノス貝は大量に出ます。24個ともなれば300cc近くになります。
貝汁はホワイトソースと合わせ煮込みます。剥き身は先刻 記述した隠し包丁を小さいペティナイフ等を使って入れ、
タイム(又は山椒)を振り軽く混ぜます。これは魚介の臭い消しです。

実は今回、私この時点で少々しくじりまして、ワイン蒸しを電子レンジやっちまったのです。
電子レンジで加熱すると、もう充分火が入ってるのに蓋がなかなか開きません。
私は調理する前にホンビノス共 全員の生存を確認していたので、
ステーキ用のナイフを使って、貝柱を切断して無理矢理コジ開けました。
危険であるし、もともと死んでいた貝を調理することになるかも知れないので、この方法はお勧めしません。

さて、ワイン蒸しが仕上がると、『もう充分オカズじゃん。食べよ。食べよ。』と、なるのも当然の流れと言えましょう。
私らもずうぅ~~っとそうでした。
更にクリームシチューも作り、二品をワザワザ一品にしちまうなぞ、到底考えらんな~い♫♬ となるワケです。
なので、ワイン蒸し&剥き身部門は私が、シチュー部門はカミサンが担当しました。
一人じゃ到底メシの時間に間に合わん。

シチューの方ですが、玉葱は薄めの櫛切り、他の野菜、ベーコン等は賽の目切りにします。時間短縮の為、
各々ラップをし、電子レンジに2分程度掛けます。
バター3cm角程度をフライパンに火を掛けレンジ済の玉葱がシナシナになるまで痛め付けます。(可愛がるともいう)
炒めます。続けて残りの材料も一緒に可愛がってやります。炒めます。( 昨日の疲れも取れてないのでつい w・・・)
バターの量を増やすとコクが増しますが程ほどに。
レンジである程度火が通っているので適当な所で貝汁、ホワイトソース、クリームシューの基を投入します。
とろみ具合を診てお湯または牛乳(水より楽なのである程度沸かしておく。)を足します。
バジル・ローズマリーを入れ、ふつふつ言うまで煮込みます。ここで味を決めなければなりません。薄いようならコンソメの顆粒か塩を足します。とろみが欲しい時はウラワザとして水溶き片栗粉を少々足します。
野菜が柔らかく煮えたら、貝の剥き身を投入し再沸騰する前に火を止めます。

皿に盛り付け、粉チーズを降って完成です。

今回、非常に手間の掛かる料理をチョイスした訳ですが、二品を合体させた価値はあったか?と言えば、
ありました。
ホンビノス貝ならではのツブの大きさに相まって貝汁の濃厚さは絶品でした。
それにつけても、ホワイトソースは、貝汁に負けない風味なのだと初めて知りました。

でも、今度やる時は魚屋さんに予約してホンビノス貝を取って貰う事にします。
労力がハンパ無さ過ぎる。(><)



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2012/06/02 00:02
紅蓮殿>
アナタは前編の潮干狩りとかで子供らと活躍して、
後編は奥方に作って貰いなされ。

海で子供を見失わないように。
(実際そういう人多かった。無用心だよな。)
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2012/06/01 23:58
空木殿>
今、ホンビノスとかは『旬』です。
何を作るにせよオススメの食材です。
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2012/06/01 23:56
ピノ殿>
もう16年目ですからねえ。
でも最初に段取りをキチンと組まないと叱られます。
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2012/06/01 23:53
ぜるだ殿>
大きい貝だと捌くのはちびっと楽です。
その辺が救いかも。
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2012/06/01 22:18
僕に晩御飯を御馳走してくださるお宅はこちらで良かったですか?
毎回美味しそうなブログですね~
いつか本当に御馳走してください(*´Д`*)
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2012/06/01 20:26
へえ、美味しそうですね!濃厚な味というのが、いいですね。
色々大変だったようですが、採った甲斐があったようで何よりです。お疲れ様でした!
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2012/06/01 19:59
ホンビノス貝、おっきいんですね(@_@)
そして、いい匂いのするブログですww

そしてそして、仲がいいんですね、カミさんと・・(*´艸`*)ァハ♪
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2012/06/01 18:51
おお・・おいしそうですね。ε= (*^o^*)

ホンビノス貝大きいのですね。お疲れさまでした。
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2012/05/31 22:47
和哉殿>
ふっふっふっ。
うまかったですぜ。

作ってみなせえ。
大変ですぜ。(ちょっぴり涙)
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2012/05/31 22:43
くらむちゃうだーをwikiで調べたら「アメリカでは(中略)ホンビノス貝を使用する」と書いてあった。びつくり(笑)。
イメージとしては、シチューというよりスープっぽいものかと思ってました。

貝のダシが大好きなわたしとしてはぜひともごちになりたかったっっ!!




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