Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


モンスターハンター  騎士の証明~10

【正義なき狩り・2】

(モンスターが大好きだから、か……)
 乾いた砂を蹴りながら、ブルースは前を走るトゥルーとランファを見る。
 踵まで潜る柔らかい砂に臆することなく、2人は2頭のディアブロスを目指して駆けて行く。それも、長くハンターとして培った体力があってこそだ。
 そしてその実力は、彼女達の装備を見ればわかる。
 トゥルーは、ウルクススの素材から作った帽子に、レウス希少種製の胴鎧、小手そのほかは、リオレウス製という組み合わせだった。
 ウサギ型モンスターであるウルクススの帽子は、垂れ耳のウサギを模してデザインされている。
 ウサギが大好きで、普段はオトモのアンデルセンとウルク一式の装備をペアにしているそうだ。が、今回は危険な任務のため、鎧は強力なものを装備している。
 背に負うのは、同じくウルク製のヘビィボウガン、ペングルスカイザー。貫通弾と氷結弾の連射を得意とし、それらを弱点とする今回の標的にはうってつけだ。
 ランファは兜を着けず、剣聖のピアスを耳に飾っている。胴はレイア希少種製。腕と腰回り、脛当てはレイアの防具を着けている。
 武器は太刀で、銘は疾風刀・裏月影。ナルガクルガ亜種の素材から作られた名刀だ。
(どちらも希少種を狩るほどの実力なのに、装備を一式にしないのは考えたな)
 ブルースは感心した。本来ハンターは、防具一式をそろえて身につけるのが普通だ。どの装備も、強力なモンスターに対抗できるよう考えられて作られているので、すべて統一することで機能を発揮する。
 それを、あえてバラつかせて装備することは、むしろ異端といっていい。装備がちぐはぐなのは、未熟なハンターがその場しのぎで身につけている場合が多く、もちろん防具の真価を生かせていない。
 だがブルースも含めて、トゥルーとランファは、こだわりを持って装備を整えているのだ。
 ブルースは、腰回りだけナルガクルガの帯を巻き、あとはジエン一式でまとめている。
 ジエンの鎧は集中力を高めて弓を射るのに適しているが、あえてブルースは腰回りを軽快にし、回避率を重視した。そのせいで貫通矢を射る威力は削がれたが、いかなる敵にも対応できる身軽さができている。罠の設置に関するスキルもあるので、モンスターの捕獲に適した装備だ。
 トゥルーとランファもブルースと同じ理由にもとづいて装備を整えていた。
 トゥルーがシルバーソル一式にしていないのは、全部そろえることで攻撃威力が増大するのを避けているからである。
 ランファも、護身に優れるレイアでまとめることで、防御ができない接近戦に備えている。
 つまり、トゥルーもランファも、そしてブルースも、モンスターの殺傷目的で選んだ装備ではない、ということだ。
(ハンターの第一目的は狩猟達成じゃない。保身だからな)
 いったん足を止め、ブルースは背負った弓を下ろした。ベリオロス亜種素材から作った弓の最高峰のひとつ、ファーレンフリードだ。
 ちらりと背後を振り返ると、陽炎にゆらいだギーレルの姿が見えた。デスギアと呼ばれる陰気な装備は、遠目でも不吉に映る。
 ギーレルは、ギギネブラが素材のライトボウガン、ポイズンレガシーを携えているが、今回それを使う気はまったくないようだった。
「高みの見物か……。いい気なものだ。しかしオトモを人質に取られては、こちらも逆らえんな」
 軽く睨みつけてから、ブルースは顔を前に戻す。少し離れたところで、すでにトゥルーとランファが、2頭のディアブロス相手に立ちまわっていた。
「……いや、人質じゃなくて、猫質(ねこじち)か」
 彼女達の援護のために、ブルースも再び走り出す。
 餌場を争っていたらしく、2頭の近くにはウチワサボテンの群生地があった。
 サボテンを主食とするわりには気性が荒く、縄張りにもうるさいため、砂漠の暴君として恐れられるモンスターだ。
 武将の兜のような頭部からは、ディアブロスの特徴である2本のねじれた角が天を仰いでいる。その角は武器としての用途はもちろん、美術品としての価値も高い。角だけでも持ち帰れば、かなりの報酬を得られるだろう。
 だが今回は、角を狩り取ることが目的ではない。ほとんど傷つけることなく生け捕ること。それがギーレルからの要請だった。
「2頭が争っていたのは好都合だな」
 ブルースは弓を引きしぼり、暴れる1頭めがけて数本まとめて矢を放った。狙うは尾の付け根。ここはディアブロスの急所で、頑丈な外殻が薄い部分だ。
 ギャアッと、尾に矢を突きたてたディアブロスが痛みに怯んで甲高い声をあげる。
「そこっ!」
 怯んだ隙に乗じて、トゥルーがディアブロスの無防備な足首に氷結弾を放った。弾丸に含まれた冷気が、表皮に傷をつけることなく体力を奪う。しかし、頭部には決して当てられない。角は冷気に弱いため、すぐに脆くなって壊れてしまうからだ。
 もう1頭がいきり立ち、 苛ついたように足踏みした。ブルース達へ突進しようとしている。
 そこへランファが立ちはだかった。
「せいっ!」
 ランファは大きく右腕を振りかぶると、手にしたものを投げつけた。強い閃光が一瞬辺りを真っ白に染め上げ、突進しかけたもう1頭が悲鳴をあげる。
「ナイス、ランファ!」
「ま~かせて!」
 トゥルーがランファを振り返り、手を振った。ランファも親指を立てて笑顔を返し、勢いよく背中の太刀を抜く。
「こっちの方は私がやるから、トゥルーは色男とそっちをお願い!」
「え~と、色男じゃなくて、どっちかというと優男じゃない?」
 ランファとトゥルーのやりとりに、ブルースは不機嫌な声を出した。
「――どうでもいいが、集中しろ!」
 顔のことを言われるのは好きじゃない。色恋沙汰も苦手だ。大きく深呼吸して波立つ感情をなだめる。
(落ちつけ、落ちつけ! 今は目の前のことに専念しろ!)
 己に言い聞かせながら、ブルースは麻痺薬のついた矢を放った。
 些細なことで感情を乱されるのが最大の欠点だ。ナイトになった今でも、どうかすると出てしまう悪癖である。何事にも動じない相棒のボルトが、ちょっとうらやましくなった。
(あいつ、ちゃんとロジャーさんとやれてるのかな)
 強力な麻痺矢でも、巨大なモンスターには一本そこらでは通じない。ディアブロスは空腹も手伝って、ますます気が立ったようだった。
「くっ、バインドボイス!」
 ギエエエエエエエン!
 首を半円に回しながら、辺りに轟けとディアブロスがけたたましい咆哮をあげる。ブルースはとっさに両耳をふさいだが、大気も鳴動する吠え声に、骨も砕けてしまいそうだ。
「トゥルー、来るぞ!」
「きゃあ!」
 運悪く、トゥルーは向き直ったディアブロスの正面にいた。あわや突進を喰らいそうになったが、間一髪で砂の上を転がり回避する。
「トゥルー、そっち!」
 向こう側で戦っていたランファが叫んだ。えーっ、とトゥルーが泣き声をあげる。
「私、狙われてるのっ?」
 ランファが相手にしていたディアブロスが砂煙をあげて猛突進してくる。レウス希少種を狩るほど場数を踏んでいても、さすがにこういう時は泣きたくなるだろう。ブルースも、気持ちはよくわかった。
「諦めるな、転がれ、逃げろ!」
「くぅっ!」
 重い銃は威力と引き換えに移動力を奪う。トゥルーは必死に銃を抱えて砂を転がった。
 トゥルーを狙っていた暴竜は目標を見失い、ちょうど前にいたもう1頭と激突する。

アバター
2013/04/23 10:50
アクション、心理描写ともに、どれだけ自分がイメージできているかが書きやすさにつながりますね。

ちゃんと頭で出来ていればパッパと書けるんですが、出来てないと四苦八苦します。

心理描写がもっとも苦労するかな、私は。これを失敗すると、読む人がキャラを嫌いにもなりかねませんから。

なので、頂いたコメントに「ここがよくわからん」といった類のものを頂いた際は、アップした後も何回も直してます。
ほんとはこういうことやっちゃいけないようですが、練習の場として書かせて頂いてますので、よりよい作品を皆さまにお届けするにはお許し頂きたいと思ってやってます^^;

ちなみに、アクションと心理どっちが大変かといえば、圧倒的に心理描写です。
ボルトはわかりやすいから苦労しないですが、ロジャーとユッカの心理は毎回悩みます。

どこかにコメしましたが、優等生のキャラってイメージしにくいんですよ。
いい子ちゃんのキャラって、天然で他人を傷つけてることが多いじゃないですか。無自覚で。優等生って世間知らずで他人の気持ちにうとい人が多いですよね。苦労知らずだからですかね。
そういうの大嫌いなんです。

だからこのふたりは、どうにかして読み手に好感を持って頂きたいと苦心しています。
読者に自分の作ったキャラが嫌われるって、ほんとつらいっすよ?ww
幸い、読んでくださる皆さんはロジャー達を好意的に見てくださってて、とても励みになってます。
今後も彼らを、どうぞよろしくお願いしますです。
アバター
2013/04/23 10:50
アイマールさん、コメント感謝です。

まずは10話までお読み頂き、ありがとうございました。お疲れ様でした^^

期待して読んでいただいたようで、恐縮かつ光栄です。
文章、こなれてきましたか。しかも読み心地がいいとは。
それはうれしいお言葉です。
いや、これでも上手いと言われてはきたんですが、同時に固いとも指摘されていて、読みやすい文章の模索に今も励んでおります。
文章の良し悪しで作品のとっつきやすさが決まるので、これからも精進していきたいです。

私も実在の人をモデルに書くのはこれが初めてなんですが、書きやすいこと。
イカズチさんはキャラ立てるのがすごく上手いですね。キャラ付けが上手だったので、こちらもイメージしやすかったです。

キャラのシンクロ率ですが、ボルトは半分半分てところです。
トゥルーはご本人そのもので、ランファは全然違いますね(もっと女の子らしい方です)w

豪快で美女猫好きのボルトは、ゲームプレイ中でのイカズチさんそのものです。
ガンランスで砲撃をぶちかまし、豪快な狩りをするのがイカズチさんのスタイル。
美女は年上が好みだそうです。(だからボルトも甘えっ子なんですね)
チャットでの物腰はここでのコメのように紳士的ですが、実際に一緒に狩ったときのギャップが面白かったです。
熟練者なのに妙なところでものを知らなかったりとか、そこも本人モデルです。

そのまんま書いたんですが、ご本人もそこは認めておられ、ボルトのキャラを大変気に入ってくださっております。w

私とブルースは、あまり似てませんね。実際の私はそそっかしいですし。
ただ、繊細でちょっとしたことでも動揺しやすい、という性格は、この回での「落ち着け落ち着け!」に出ています。
私がそうなんですよ。小心者なので。
でもイカズチさんが考えて下さったブルースの性格がクールで強気だったので、それを頂いてクーデレにさせています。

恋愛が苦手なのは私そのものですね。人付き合いも苦手な方なので。
そのかわり、親しい人には献身的になるという。
作中ではブルースは女性にやや厳しい一面がありますが、女嫌いではありません。心を許すと笑ってますし。

へたれなので、カッコよくこうなりたいな、という反映がブルースですね。
でも、彼ら=本人と思ってはいません。作品の人物として、独立して考えて書いてますよ。
アバター
2013/04/23 04:02
昨日、10話まで一気読みしてしまいました♪^^
ホントはもっと早く読みたかったんですけど、私のことだから一気読みするのが分かってた
んですよ。
蒼雪さんが書くモンハンも、イカズチさんが書くモンハンも、どっちも面白くって!
続きを急かすと蒼雪さんが大変だから、ある程度記事が溜まるのを待ってました♪ (^m^*)

だいぶ文章がこなれて来ましたねぇ!
普通に書店で買った小説の文章と、遜色ないと思いますよ。
文章にメリハリのあるリズムがあって、凄く読み心地が良いです。
私、長文と短文の割合がこのくらいが好みなんです~。^^
やっぱり書き続けると上達しますね。(当たり前だけど)

ウワサのブルースとボルト、やっと拝見する事ができて感慨ひとしおでした♪
恋愛沙汰が苦手なブルースと、美人とネコに弱いボルトに、にやにやしっ放しです。 (^m^*)
ブロ友さんをモデルにした作品を読むのは初なんで、面白いですねぇ♪
特にブルースの心情は、蒼雪さんの心情とどのくらいシンクロしてるんだろうって考えると
興味深いです。
私がキャラを描くときは、なるべく自分に似ないように書くことに重点を置いてるので。
いっぺんは自分をモデルにキャラを作ってみるのも、いい経験になりそうですね。

↓でも書いてますけど、アクションシーンはホントに難しいですよね!^^;
書き込み過ぎるとスピード感が無くなる、かと言って、説明が少ないとシーンが軽くなり
すぎるし…。
私も、アクションシーンは毎回ハゲ散らかしの連続です。^^;
どんなに苦しくても、練習するしかないんですよねぇ…。
アバター
2012/06/28 10:06
トゥさん、コメント感謝です。

よかった~、面白いと言っていただけて。
毎回のコメント、こちらも大変励みになります。ありがとうございます^^

リアリティは、小説の世界に入るために重要ですよね。砂の描写はサラッと入れましたが、臨場感に一役買っていたら何よりです。
装備の説明は、念入りに調べながら書いてました。
別窓でモンハン攻略wikiを開き、傍らにPSPを起動させ、実際に装備をコーディネートしながら書きました。
絶対に想像だけじゃ間違うに違いないので、ちゃんとゲーム内で装備させて…モデルは、マイキャラのソウセツですがww
ちなみに、前回以前からの集会で、このブルース装備で参加させて頂いてましたが、気づいてたかなぁ?w
3時間くらいかけて考えた(←長い?)装備なので、気に入ってくださって嬉しいです。
色もちゃんと考えて合わせました。お気づきになられて、こちらも嬉しいww

女性はおしゃれも大切ですからね^^
案外、トゥルーとランファも装備するときは語っているかもしれません。
でも、その装備を作るのに成した犠牲というのがあるので、あまり軽くもできないことではあります。
その辺の倫理観も、おいおい書く予定です。

ペングルスカイザー(訳すと皇帝ペンギン?)まさしくトゥルーのための銃ですね!
こちらはまだ作成していないので、いずれ作ってみようと思います。調べて気づいたけど、ディア戦にうってつけなんですよね、これ。作中でうまく生かせるといいんですが。

うさみみは外せませんでした。これひとつでキャラが立ちますからね^^
アバター
2012/06/27 05:12
うわぁディア二頭! ヘビィ! その状況でターゲットに……。
あれおかしいな、ネコ車の幻が見えましたw

トゥルーとランファの装備に、ブルースをまじえた三人でのハンティングアクション。
わくわくして読みました。おもしろかったです。あ、後半は「はらはら」ですねw 猫質も心配ですし。
最初の砂の上を走る描写、リアリティってこういうところに宿ると思うんです。走りにくくて、歩くだけで体力が削られていく砂の上。それを踏まえて続きを読ませてくれるから、ぐっと惹かれます♪

装備が一式ではない理由に納得。
パーツをばらしてくみあわせを考える時間もたのしいですよね。性能より見た目にこだわったセットまでいくつか作ってみたり。待ち疲れたアンデルセンが隣で寝ちゃっていそうです。あはw
普段二人で組んで動いているのなら、女の子どうし「ねぇ次何着てくー?」なんて相談は……うーん、しないかなぁ。大人の上級ハンターは。ユッカちゃんたちならやってくれるでしょうかw
ふたりの武器が防具の色にあっているのもすてきでした。

ペングルスカイザー、貫通弾をうまく撃てないのであまり使っていなかったけれど、ヘビィを使うようになって早々に作った武器です。可愛いし、これを機会に練習しようと思いました♪

最後に、もうひとついわずにはいられません。うさみみうれしいです♥
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2012/06/26 09:37
イカズチさん、コメント感謝です。

こちらこそ、お忙しい中時間を割いて頂き、いつもご感想ありがとうございます。とても励みになります。

さて、ようやくハントシーンに入りました。ここまで来るのに、ちょっと長かった…^^;
文庫のページで言えば、ここまでで、約50ページの範囲です。うわ、意外とページ食ってるなぁ。
ということは、全20回くらいだと、ふつうに文庫一冊くらいになってるはずですね。これは筆力上がりますねぇww

金銀装備については、ご配慮ありがとうございます。
実はこちらも当初はまったく深く考えておりませんでした^^;
が、リアリティを考えたらありえないと気づきまして、彼女達はフル装備をしていないことに変えました。
というか、フルまで持ってないんです^^;
そこまでたくさん金銀を狩ってないので、ビンテージ一品主義という感じで、胴鎧だけ希少種製にしてあります。
我々プレイヤーなら、毎週希少種を狩れますけど、リアルに住人なら、数年に一回お目にかかれるかどうかっていう珍種でしょ。
というわけで、こうなりました。ちょっと装備の説明も長かったですが、違和感がなければ幸いです。

でも、モンハン小説の面白みは、装備の説明にもありますよね。きちんと書かれていると、小説に入り込みやすくなりますし。
トゥルーさんの頭装備は、やっぱりこれで決まり、でしたww

猫質の説明は、これからおいおい書いていきます。
アンデルセン、泣いてないでしょうか。心配ですねぇw
アバター
2012/06/24 22:41
執筆ご苦労様です。
いつも楽しく拝読させて頂いております。
いや~始まりましたね。
狩り。
モンハン小説は、やはりこの『ハンティングシーン』が見どころでしょう。
モンスターとの命を削り合うようなぶつかり合い。
燃える展開です。

私の方では書く事が出来なかったランファとトルゥーのアクションも読めて嬉しい限り。
それにしても私の方では二人の力量を示す為だけに金銀の装備をさせて登場させたのですが、逆に蒼雪さんのお話では足枷になってはいないかと心配でした。
今回のお話を読む限り杞憂のようでしたね。
熱砂を駆ける二人の女ハンター。
その先には唸りを上げる四本の角。
絵になるなぁ。

装備の説明……いいっ、いいです。
特に彼女のあの装備は必須とも言えるでしょう。
一瞬の隙が命取りになるあいつらが相手では。
私もよっぽど他に必要なスキルが無い限りコイツを装備します。


それにしても『猫質』とは……ゆ、ゆるせん!
アバター
2012/06/23 22:40
GRさん、コメント感謝です。

え、亜種?!
亜種って書きましたっけ…オスって最初に書いたような^^;
あ、亜種にしたらよかったか…。その方が難度上がりますもんね。どうしよう。こっそり直しておこうかな。よし、直そうか、亜種に…。

描写の迫力、どうでしょうか。臨場感がまだ伝え切れてないなと、反省の回です。
次章では、もっとディアの凶暴さを表現できたらいいなぁ。
2Gとかでディア二頭クエやりましたが、同時に狩るのはきついですよねぇ。
ヘビィ使いのトゥルー、危うしです。

この回のテーマは、軽い口を叩いてる上位ハンターでも油断ならない、ということで。
というか、ブルースの気難しさを出したかったので、この二人のやりとりが出ました。
本当なら、無駄口叩かずに黙々と集中して狩りをするものなんでしょうけども^^;
全員黙ったままだと、描写ばかりで読みづらく、キャラが立たないもので。小説って難しいな。

装備一式の設定については、モンハン辞典を参考にしています。
公式小説でも、一式がほとんどですよね。そろえるのが常識、みたいになってます。
たしかにバラで装備するのは、ジャケットにラフなジーンズを合わせるみたいなもんですよね。TPOに合わせていない、というか。
一式装備することで発動するスキルもありますしね。むしろバラけるよりオシャレという認識。

でもなんでだろう、やりこみハンターになると、一式でまとめるだけだと逆にカッコ悪いのではという懸念みたいなのが湧きでてきます。
バラバラで、でもオシャレかつ実用的に装備したほうが、オリジナリティが出る感じですね。

作中でブルース達が、わざと本来のスキル発動をしていないのは、すでに書いてある通りで。
強力なスキル発動でモンスターを誤って殺さないためです。
あと、前回のトゥさんへのコメントに書きましたが、金銀装備フルは、リアルに考えるとありえない装備に近いと思ったので。(フルーツ、並みに?)
でもまあ一個くらいなら持ってて良いかなと思って、こうなりました。


アバター
2012/06/23 18:21
おぅおぅ・・・ディア亜種2頭を同時に相手するって、とんでもないですね
しかも何か軽口叩いてる やっぱりハンターとしての実力もすごいんですねぇ
とは言え、ディアは上級者でも油断すると大変なことになるモンスターですからね
過酷な環境で鍛え上げられた角と甲殻、そして強靭な脚力が織り成す突進・・・おぉ怖っ!

プレイ人口が数百万にのぼるモンハンだと、普通とか一般をどこに定義するかって難しいですよね
実際、一番多い層としては一式そろえてスキルを発動させる人達ですが、あるライン以上やり込んでる人達は逆に一式で装備することは少なくなりますし、最近はそういう人も増えてきてますから
でも2次創作の小説や漫画とかだと、キャラクター設定やデザインのしやすさもあるんでしょうが、一式でそろえていないキャラを見かけることって極々稀なんですよね



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