イカロスは英雄か、愚か者か
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/06/27 00:28:21
「昔 ギリシャの イカロスは…」で始まるこのフレーズ。
片岡輝:作詞 越部信義:作曲の「勇気一つを友にして」です。
勇気一つを友にして
http://www.youtube.com/watch?v=MYgd8Au-VMk&feature=related
小学校の音楽の時間に耳にした人も、多いかと思います。
冬琉さんにとっては、学生に聴かせるには珍しい、その哀愁漂う歌詞がとても印象的でした。
さて、歌の中では太陽を目指し、飛び立った勇敢な挑戦者として描かれているイカロスですが、海外では愚か者の象徴として知られています。
その理由は元となったギリシア神話の「イカロスの翼」。
詳細は解説しているサイトさんを参考にしてもらうと解るのですが…(。。ゴソゴソ
勇気一つを友にして
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/6654/ikaros5.htm
勇気一つを友にして?
http://www2.chokai.ne.jp/~assoonas/UC196.HTML
要するに、イカロスは父親の忠告を、飛ぶ事の楽しさを前にして失念。
その末の墜落だった訳なんですよね。
ですがそうなると、1つ疑問が。
「勇気一つを友にして」を作曲・作詞した方々は当然、原典にあたる話を知っていたと思われます。
その上で何故「勇気一つを友にして」の歌詞を、あのようなものにしたのか。
「ヘンゼルとグレーテル」、「赤ずきん」等で有名なグリム童話のように、なんらかの都合に合わせて細部が変化していったのか。
ともあれ、冬琉さんの中では長らく謎でした。
その謎について、1つの見方に行き着いたのは、つい最近。
これを知っての事でした(。。ゴソゴソ
PV Jungle Smile 翔べ!イカロス
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17629201
もし仮に、イカロスが忠告を忘れていたと言う失態ではなく、忠告を受け入れた上で高く飛ぶ事を選択していたとしたら。
それを示す根拠は何もありません。
が、今一般に語られる神話が「3人称」と言う、当事者ではない立場で語られている以上、その解釈は断定されるものではなく、仮説を否定し切れない事も事実です。
まぁ、若干苦しいかなぁってのも思いますけどね(^^;
それでも、もしそうであったなら、彼は自分の命を賭してでも、夢や理想に価値を見出し、追い求めた事になります。
少なくとも、向こう見ずな愚か者と、一概には言い切れません。
そして何より、こうあって欲しい、こうではないかと解釈できる日本人の感性が、僕はやっぱり好きだなぁと、思います(--※
今気付いたんですが、間に合うかな?
見に行くだけ行きますねー\(--
今で言う厨二病展開?は熱くなるものありますな♪
それと、神話の中の世界って、一般の常識とはかけ離れた部分もあるから、前提のルール?みたいなものを抑えておく必要もあって、解りにくいなぁと言う部分はありますね。
胸が熱くなりますね(ノД`)
私も小学校の時にその歌を歌って、なんでイカロスはわざわざ飛んで落ちたのか謎でした。
そんな気持ちが裏にはあったんじゃないかと考えると、歌の印象ががらっと変わりますね。