【モンスターハンター】

はたして、どなたがこの記録を読んでくださっているのだろう…。
長きに渡って続いた中級者日記、今回をもって完結しようと思う。
理由は、なんだか書き方がマンネリになってきたから。長く続けるのは難しいね。

さて、最終回の締めくくりは、村上位「モンスターハンター」のクリアの記録だ。
Ｇ級に上がり、なんとかウカム緊急まで出したは良かった。
だが、強敵勢ぞろい、難関クエ目白押しの高難易度に、さすがの蒼雪も心が折れてしまっていた。
しかし、そんないくじなしに僥倖が。ＧＲ氏、イカズチ氏という上級ハンターさんが、助っ人になってくだすったのである。

２人の狩り友のおかげで、今まで悩みのタネだった集会所の大連続、古龍戦などを、すべて制覇できた。
その間に得た素材のおかげで、ようやく「殲滅と破壊の剛弓Ⅱ」を作成。
これで、今まで放置していた村クエ「モンスターハンター」の挑戦権を得ることができた。

ＧＲ氏に譲り受けたネコ君達が作るゴハンで、「暴れうち」発動。
頭はカイザーＸ、胴と腕、腰は黒子、足はラヴァＸ。
スキルは、集中、捕獲の見極め、通常弾強化だ。

上位ハンターなら、捕獲の見極めいらねえだろと諸氏はお思いになるだろう。
でも、これがあるとなんとなく安心するんだ。
そう、最初は捕獲することは、まったく念頭に置いていなかった。

さて、意気込み十分で件のクエに挑戦した。
オトモは、龍攻撃を得意とするココア。万が一のために、シビレ罠も覚えさせている。
一戦目はレウス。出会いがしらに必ず咆哮で動きを止めてくる、厄介な奴だ。
発見される一瞬の隙に横へ逃げ、ボイスからバックジャンプブレスのコンボを避ける。
その後は、セオリー通り閃光玉で動きを止めて、ひたすら撃つ。
弱点の頭を狙いたいけど、運悪く、レウスが壁に頭を向けている状態が多かった。
オトモが奴の足元にいるせいかなあ。ああ、連れて来なきゃよかった。

およそ１０分かけてレウスを倒し、次はティガ。
ビビりの蒼雪は、前もってシビレ罠を設置しておく。そして奴の突進を誘い、ひたすら頭に撃ちこむ。
怒ったら閃光で動きを止め、頑張って撃つ。奴が走っている間も、振り向きざまに撃つ。
そして、１３分ほどでティガも地に屈した。

おお、なんだか調子が良い。実は、ここまで進んだの初めてだったんだよね。
いつもはティガ戦で２０分もかかって、これはダメだとリタしていたからさ。

次はいよいよナルガ。蒼雪の天敵だ。
２Ｇのナルガは、やたらスピードが速く、攻撃範囲も威力も凄まじい気がする。
「尻尾なわとび」をまだ会得していないので、回避に自信がない。
あれだけＧＲ氏に教えを頂いたのに、修行不足をいつも痛感する苦手なモンスターだ。

３戦目は初めて、しかも苦手なナルガとあって、異様に緊張してきた。
昔っから、ゲームのボス戦はいつもプレッシャーに押されてしまう蒼雪である。
ガクガクブルブル、早くも手が震えてきている。だからアクションゲームは苦手なんだ。
RPGならボタン押すだけで良いんだけどな。

手持ちのPSPも年季が入っていて（初期型）、モンハンのやりすぎでアナログパッドやボタンが、少々いかれてきている。
操作の要となるパッドは、時々逆方向へ反応してしまうため、ここぞという時に限って蒼雪を窮地に陥れたものだ。
そして今回も、いかんなく誤動作を引き起こした。
手前へ入れたつもりが、前方へ反応して回避行動。あ、そっちはナルガが攻撃してくる方向なんだってば…ああ、いわんこっちゃない。
誤作動+自分の動揺で、あえなくナルガのパターンに入り、なんと２落ちもしてしまった。

こうなると背水の陣、後がない。
リアル根性発動し、なんとかナルガを葬って３０分針。
ついに最後のラ―ジャン戦だ。
よし、まだ時間はある。焦らずいこう、焦らず…。

しかし、プレッシャーは未だ去らず、手の震えは相変わらず蒼雪を苦しめた。
奴が、闘技場右手前のくぼみ（閃光玉が落ちている場所）からステップをしてきた時に、あえなく撃墜されてしまったのだ。

ああ、＼(^o^)／オワタ…ｗｗ
こんな感じで、しばしクエスト失敗の文字を見ていたわけですよ。

でも、今立ち上がらないと、気持ちがくじかれて、もうやる気が起きないかもしれない。

そこから、長い挑戦が始まった。
今度は捕獲作戦を試みる。強敵相手に長時間戦うのは精神的にもたないので、ある意味保険として、だ。
捕獲なら、少しだけ早く終われるし。

しかし、そうも簡単にはいかなかった。
最初の失敗が響いていたのが、よほど頭にきていたらしい。
自分では冷静だと思っていても、ケアレスミスを連発した。
レウスに閃光を投げるタイミングを間違ったり、ティガの突進の見切りを誤ったり。
その時、ああ今冷静じゃないな、と気づいたから良かった。
これに気づかない人、意外と多いのではと思う。何度もミスするのは、ある意味、実力のせいではない、ということだ。

気づきによって冷静さを取り戻したは良いものの、たび重なるアクシデントによって、なかなかクリアまでいかなかった。
怒り状態のレウスの突進、怒り状態のティガの岩投げ、怒り状態のナルガの飛びかかり、怒り状態のラ―ジャンのステップ…全部怒り状態じゃないか。
ともかく、これらに苦しめられたのである。

それでも粘って４度目、すべて捕獲を試みて、ついにラ―ジャンまで追い込んだ。
さあ、こいつを捕獲したら終われる！
最後のシビレ罠を設置し、待ちうける蒼雪。
だが肝心のラ―ジャンは、ココアに気を取られてこちらへ来ない。ああ、連れてこなければよかった。

ようやくこちらに気づいたと思えば、遠くに居すぎるせいで、ビームばかり出してくる。
早くしないと罠の効果が切れてしまう。焦る蒼雪。
と、やっとラ―ジャンがこちらへ接近してきた。
やった、これで終われる！勝利を確信したその瞬間、奴のステップで蒼雪は落ちた。
落ちた瞬間、奴が罠にかかって痺れている。あああ、捕獲ができねえ～！

残り時間は５分を切っていた。キャンプで秘薬と強走薬Gを飲み、急いで現場へ向かう。
最後まであきらめない、それでG級を勝ちあがってきた。
５分だろうと４分だろうと構うものか。いつも心は背水の陣だ。

そのあきらめない心が勝ちをもたらした。残り時間４：２８、ついにクリアの文字が。
ああ、やった。自分にもできた。ついに終わった…！
ありがとう、ＧＲさん、イカズチさん。あなた方のおかげで、この装備が作れました。そしてここまで勝ちあがれました。すべてみなさんのおかげです…。
３ｒｄで、初めてアマツに勝利した喜びを思い出した。あの時も、自分の実力だけじゃなくて、協力して作った装備の力があったから勝てた。
一人じゃないって素敵だね。

これにて、ひとまず２Gにくぎりがついた。
ここからは、心おきなく自由に狩りができる。
プレッシャーから解放された気分。素晴らしい。

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。