Nicotto Town



七夕

昔々、天帝の娘に、織女という機織の上手な姫がいました。毎日毎日、機織器械に向って「カッタン・コットン」と、それはそれは美しいりっぱな布を作り出して、その綺麗な七色の布で大空を一そう美しく飾っていました。このころ、川向の岸に牽牛と呼ばれる一人の青年がいました。彼は毎朝早くから、夜遅くまで牛を引いて、田んぼに出ては真黒になって農作物を作っていました。
天帝は、この二人の若者のよく働くのに感心して、「織女も感心だが、牽牛も中々の働き者だ。あの二人を夫婦にしたら、さぞかしよく働いて世の中のために尽すことだろう。」とお考えになり、さっそく牽牛を川のこちらにお呼びになり、織女姫と夫婦になさいました。
さて、夫婦になった二人は大変仲が良く、人々が羨ましがるほどでしたが、あまり仲が良すぎて淑女は布を織ることを忘れ、牽牛は鍬を捨てて毎日毎日遊んでばかりでした。
さあ困ったのは天上の国です。あの美しい織女の布ができないため大空は、日に日に淋しく汚くなり始め、牽牛が作物を作らないために、今まで神々に供えていた野菜に不自由するようになりました。天帝はこの有様をご覧になり、大そうお怒りになって二人の仲を裂き、牽牛を川の東に追い帰しました。
それ以来、天帝の御心に背いたことを深く後悔して、織女は機織りに、牽牛は農作に一生懸命働き始めました。
そこで天帝は二人をお呼びになり「よく気が付いて働くようになってくれた。そのごほうびとして、お前たちをまた一緒に住ませてやりたいのだが、前のような失敗を繰返してはいけないから、一年に一度だけ仕事を休んで、二人一緒に楽しく会えるようにしてあげましょう。」とお告げになり、その年から毎年旧暦の7月7日になれば牽牛は天の川を渡って、織女と一日を過すようになりました。
 と・・・言った感じの物語ではあるが、何で1週間に1度じゃぁないのぉ?神様も人使いが荒すぎじゃぁ~と思った方いませんかぁ??

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2012/07/08 00:03
1年に一度はちょっと厳しいですね((



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