人斬り乱造
- カテゴリ:自作小説
- 2012/07/19 22:33:13
村で自作の刀の切れ味を生身の人間で試す男がいると噂されていた。
その男は「人斬り乱造」と呼ばれ村の皆に恐れられていたが、彼の正体を知る村人は誰もいなかった。
川に切られた死体がバラバラで浮ぶとき、それをヒトは乱造の仕業と言って恐怖した。
山から乱造の刀を鍛冶する音が消えると、村の川に斬られた死体が浮ぶのだっだ。
しかし、鉄を打ち鍛える音が遥か向こうの山中から聞こえても、その現場を見た者は誰も居なかったのだ。
「また、山から鉄を打つ音が聞こへ始めたぞ」
村人はその音に恐怖した。
この音が止まり山が静けさを取り戻すと、村の川の上流から死体が流れて来るのだ。
「何本目の刀を造っているのだろうか」
「死体は今までに三つ見つかったいるから4本目の刀じゃ」
村人は口々に乱造の噂をした。
「村長に言って警察を呼んでもろう」
「死体が流れて来るたびに警察は大掛かりな山の捜査を行っているのに何も見つからないのは不思議なことじゃ」
警察は山から音がするからといって山の捜査は行わなかった。
死体が流れてきて、始めて捜査を行うのだ。
「今までの死体は皆、身元不明のままじゃ。何処の誰か分からぬ死体だから警察の捜査も進まぬみたいじゃ。音のする間に山の捜査をすれば乱造も見つかるかもしれない」
村人は音のしている間に山の捜査をするように警察にお願いすることにした。
街の警察から村に二人の刑事がやってきた。
年の若い新米刑事とベテランの刑事だ。
「山から聞こえる音は本当に刀を鍛冶している音なんですかね?」
新米刑事がベテラン刑事にそう尋ねた。
「わからん。村の噂では人斬り乱造という男が刀を造り、その刀の切れ味を試すために人間を斬っているそうだ」
ベテラン刑事がぶっきらぼうに、そう答えた。
「確かにこれまで村の川で発見されたバラバラ遺体は鋭利な刃物で切られていますが、その乱造という男が本当に斬ったのかどうかです。これまでの何回もの山の捜索では刀を鋳造していた後も刀も見つかっていません。乱造の形跡は何も見つかっていないのですから。誰かのいたずらとかしか思へないです」
新米刑事は山に行くのをいやがってるようだった。
「これまでに発見された遺体はいずれも老人の男女の遺体だ。何処か違う場所で殺害され、この村の川の上流に遺棄された可能性のほうが高いな。村での聞き込みでは殺された老人が山に入る所を見た村人は誰も居ないのだからな。とにかく噂の乱造に会って事情徴収をしてみるしかない」
ベテラン刑事は新米刑事をそう説得し、村長に会うために村の公民館に向った。
村には派出所も無く、死体が見つかるたびに公民館が捜査本部として利用されていた。
村の公民館では村長と村人が警察が来るのを待っていた。

























(お読みになられましたらご消去くださいませ)
千夏さんが入会されました。
宜しくお願い致します。
とっても面白いっす!
すごく、独創的だと思います^^
本物そっくりのマネキン工場でもあるほかしら?
それとも人間そっくりのロボット製作の研究所とか
未来からのタイムマシンが地中に埋まっているのかも~
続きが楽しみです それにしてもよく色々なお話を思いつきますね^^v
きっと、きつつきと、かまいたちです♪
忙しいと作文の内容が浮んできません
さぼってばっかりです
人間の頭、いちどに二つのことを考えられたらいいのにね
刺客はどこにでもいます
ヒトを落とし込む罠を仕掛けるヒトのことです
刀を打つ音の正体は?