『一番怖かった映画』
- カテゴリ:人生
- 2012/07/19 23:09:06
Aさんは習志野市にある某有名電機機器メーカーの協力会社に就職した。
その会社は、所謂世間で言う所のブラック会社で、残業手当は勿論、休日出勤手当ても出ない。
朝8時30分から夜21時まで、ほぼ毎日3時間半のサービス残業。
月末は夜中の2時過ぎになることもしばしばだった。
元請の企業は、午前2時を過ぎると次の日が休みとなる為、ズルズルと仕事を延ばした。
それは労働基準法の定める所なので、Aさんにだって適用されなければならないのだが、
Aさんの会社は休みにならない。
元請企業の係長は『タイムカードの時間を書かないでくれ。』とまで言ってきたので、
さすがに怒ったAさんは『今の話、労働基準局に相談しますよ?』と告げると、少々職場の待遇が良くなった。
それはさておき。
Aさんの仕事は、産業用モーターの発送事務担当なのだが、この会社の事務所は時折変なことが起きる。
発送事務部門は5人程度の少人数の部署なのだが、元請の社員、元請の子会社の社員、Aさん達 協力会社の社員と
様々な会社が入り組んでおり、意思の疎通が最悪で、なんでもない僅かなミスに歯止めが掛からず、
大問題に発展してしまう事がしばしば起る。
まるで誰かが最悪になるように手を引いている様に。
また製品を運ぶトラックを頼むと、最初に到着する傭車が、高確率で最終便になってしまう。
もちろん、幾ら言語道断のブラック会社でも、そんな事は故意にすることは絶対ありえない。
現場がメチャクチャに混乱するからだ。100%偶然の為すワザなのだが、余りにも頻繁に起こり過ぎる。
更に、大きい事務所の割りに全部門全体で10人に満たないのだが、人の気配が多すぎる。
それは深夜になっても変わらない。Aさんのイメージでは、深夜にひとり残っていても、10人以上の気配を感じる。
Aさんは入社5年目になる頃、このまま この職場で頑張っていこうか どうするかで悩み始めた。
頻繁に起こるおかしな現象も、偶然の範疇と言えなくも無い。(『偶然の範疇』に見える様に起っている様な気もするが。)
Aさんは、勤め先の建物の写真を何枚か撮り、知り合いのつてを得て、霊能者に鑑定をして貰う事にした。
総ての原因が、Aさんの疑心暗鬼から発生している事なら、職場の改善に尽力する。
総ての原因が、そうでなかった場合、転職も視野に入れて身の振り方を考慮する。
結果は残念なことになった。
①生きたまま焼き殺された人達が埋められている。
②事が起こってから日が浅い。百年も経っていない。
③日本人ではない。
Aさんは更に聞いた。
『何十人もですか!?』
『桁が違う。』
Aさんは目の前が真っ暗になった。
自分の頑張りでどうにかなるレベルでは無かったからだ。
Aさんは転職を考える事にした。
写真の鑑定をした人は、それ以上の事は言わなかった。
教えた所で、Aさんの人生の為にならないからだろう。
死んだ人たちを生き返らせることも、勿論できない。
でもAさんは、その場所で何があったのか少し調べた。
Aさんはもう、かなりの歳だ。転職を考えるのは至難の技だ。
そんなAさんに転職を強いる事になった原因の一端を知りたかったのだ。
そういえば、事業所の隣は陸上自衛隊の土地だ。
調べるとその事業所を中心とする一帯は(町を五つ程度併せた、かなりの広範囲) 戦中、旧陸軍の敷地だった。
悪名高い人体実験をした部隊の直轄の陸軍病院もあった。
Aさんは納得した。これ以上調べても何も出てこないだろう。
なので、仮説を立てた。
何百人も強制連行した人間を秘密裏に殺害するということは、
軍の施設の工事を、しかも機密レベルの工事をさせられていた人達という事になる。
恐らく、何百人で工事する機密といえば地下鉄丸の内線の土木工事ではないだろうか。
丸の内線は今も昔も日本の中枢を担う重要な鉄道だ。
だから、オウム真理教もそこを狙った。
いずれにしてもこの事は、Aさんの直感と霊能者の鑑定とを基に引き出した仮説であるので、証拠は全くない。
事実だと言い張るつもりもない。
そうした所で、亡くなった人達へもどうすることも、更に自分の人生も、どうにも出来ないからだ。
しかし、Aさんは後々知る事になる。
本当に恐ろしいのは生きている人間の方だった。
そもそも、考えてみれば、死んだ者には何百人も殺したりする力はない。
人に直接手を下せるのは、生きている人だけなのだ。
全く、嫌な映画を観てしまった。
以下、全くの想像であるので私個人の考えとして書いておきます。
本来ならば、こういった所謂『処理』として始末を指示するのは軍では佐官クラス(中佐以上)
なのだが、そういった人達は退役時には高級士官して高額の恩給が支給される。
そういった恩給を賠償金として廻せはいいのに、政府はその勢力が怖くて手が出ない。
また、日本は敗戦国だから
機密は総て接収されるので、こうした事実を強制連行された側の国々が知らないはずはない。
世界中に、日本中にあからさまにされるのを恐れた結果、今日の在日特権に繋がっているのではないだろうか。
しかし、高額恩給や在日特権を支えるのは私たちなのだ。
戦争に髪の毛一本関わっていない私たちが収めた税金なのだ。
責任もなく、何も知らされていないのにも関わらず、私たちからの血税を、
高額恩給と在日特権に使われるのは納得できない。
日本も朝鮮も米国も(地下鉄の機密を接収したのは有名)結局の所、死者の上に胡坐をかいているのだ。
更にコメントをされた方々に、お詫びとお礼を申し上げます。
皆様のご想像通り、この話はアレな訳です。
この話は10年も前のことです。
しかし、私は遂にどうしても消化することができなかった。
ここに書き記すという事は、
消化できてない物を吐き出す行為であったと思います。
そして、知りたくないであろう事を、
無理矢理に共有させたという意味でのお詫びです。
更に、そうであるにも関わらずコメントをして頂いた方々に
心からお礼を申し上げます。 m(_ _)m
飽くまで仮説です。
想像に過ぎません。
そうだったのですね。(>_<)
タイトル・・・むー、
忘れたです。
泣いて逃げ出しました。
こういう場所は都心には無いです。
埋立地以外の工業団地とか自衛隊の敷地とか
全国に何箇所か点在してるはず
そんな事が本当だったら、泣いて逃げ出します。
本当とか嘘とか考えたくないですね。フィクションであって欲しいなあ。この映画…。
それとも、
映画って事にしたんですか?
東京は恐ろしいところだ・・・
田舎モンのオラの住めるところでねぇっぺ。
待てよ?
>全く、嫌な映画を観てしまった。
って事は、実体験の可能性も???
恐ろしいですね・・・・・怖いっす;;
明日朝に職場で読みます。