私の友達って訳でもないんだけど、性格的に異性の友人を作れない人がいて、決して魅力に欠ける訳でもないのに、彼氏が出来たと思えばいつの間にか別れている。

男性にとっては（多分）魅力的に見えると思うし、憂いを含んだ雰囲気が何とも言えないから、男共が寄っていくんだけど、直ぐに付き合うのを止めてしまう。

で、付き合った男性達の弁だと「とにかく疲れるんだよ。」とあまり多くを語らない。

でも、多くの証言からのみこめてきた事は、彼女の心配症のなせる技だったのだ。

私達女性と付き合ってる時はあまり気にはならないものの、何でも聞き出さないと気が済まない性格らしい。

1つの事に拘るから、せっかく盛り上がってる話題が、彼女の発言により続けるのがメンドクサクくなり、オモシロク無い話になってしまう。

それで長続きする友人が居なくなってしまうのだ。

でも、外観は悪くないので、男性との縁は次々にあるような。次々にと言う事は誰とも長続きしないと言う事なんだ。

証言その1

彼女はとても気配りが良くて、料理もうまい、一緒に街を歩いても俺の彼女として申し分ない容姿だから、ちょっと自慢だったんだ。会話で妙な事に拘るのは少し気になったけど、そんなこと大した事じゃない。

おかしいと思い始めたのは、約束時間には必ず遅れるようになって、初めのうちは許せた。

遅れてきた彼女は、持っていた僕をそれはいとおしむように楽しいデートになったから。

でも、それがどんどんエスカレートして、30分、やがて1時間遅れが普通になってしまい、

これが最後だと思った時は意地で2時間待った。それが限界だった。

「なんで何時も。」と問い詰めると、「やっぱりあなたもそうなのね。」と泣き出し、その後、お別れとなったそうだ。

証言その２

初めは証言1と同じ、耐えられなくなったのは約束の時間を守らなくなったあたりから、ムリな要求が始まった。

初めは、わがままも可愛らしさの内、と思っていたものの、夜中に突然「…してほしい。」と言われ、「明日でいいじゃないか。」と言うと「やっぱり私の事なんかどうでもいいのね。」と、泣き出す始末で、入手極めて困難なケーキを「私が好きなら買って来て。」（ある有名芸能人もそんな事をさんざんやらされて振られた話ありましたね）とか、無理難題の要求がエスカレートして、「とても、付き合ってられんよ。」となった次第。

証言その他

彼女と付き合った男達の証言から得られた事は、外から見ている限り（早い話外見は）魅力的「れいといい線いくよ。けどれいは気が強そうでとっつきにくいが、彼女は優しそうで近付き易い雰囲気を持っていたから…。」とかなんとか、どさくさまぎれに何チュウ事ヌカスのジャ。

証言からある結論に達した。

付き合ってる男に嫌われてないか、本当に自分が好きなのか、不安で不安で仕方が無い、つまり病気なのだ。

だから、嫌われてない事を確かめるため、相手を待たせる、困難な事をしてもらう事で確かめないと気が済まない。

男に忍耐力があってクリアできても、不安な彼女は、これでもか、これでもかと確かめずにはいられない。

更に…というところで大概の男は去っていく（当然だヮ）。

一方の彼女は

「私に近付いてくる男の人達って、やっと私が思いを寄せた頃、皆去っていく。どうして？どうしてなの？」

「・・・。」それには誰も答えない。

かくして彼女は孤独な日々を送るのだ。そのうち付き合う男が出来ても同じ運命を辿るだけナノダ。

どなたか彼女をお救い下さい。（アーメン）。