トンデモ企画悪ノ娘×リボーンⅧ
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/07/22 19:28:40
ボンゴレ主催のパーティーはそれはそれは豪華絢爛な物だった。
隣国ミルフィオーレを始めとする近隣の国々から集めた食材を贅沢に使った見た目にも美しい食事。
来賓も近隣国の王族や貴族達で埋め尽くされていた。
「おい…ツナ…。誰が誰だか分かるか?」
「大体は。」
俺達は給仕等をしながらも、スカルと会場の様子を観察していた。
左端の眼鏡の男がミルフィオーレ国王ショウ=ミルフィエ。その隣の黒髪の男と、青髪の女性がミルフィオーレ商業連合長のアルコバレーノ夫妻。さらに隣、金髪の男がキャバッローネ国王ディーノ。
主要な来賓はそのくらいだろう。後の細々とした貴族連中はよく分からない。
「紳士淑女の皆様!ボンゴレ主催コローナ女王生誕パーティーによくぞおいでくださいました。こちらは、我が王女コローナ様からのお礼の印で御座います!!」
今回の司会進行をつとめる侍従の一人がそう言うと、下っ端のメイドがごろごろと押し車を運んできた。
押し車の上には彼女の背丈を雄に超える何かがあり、クロスを掛けてある。
「皆様をおとぎ話の世界へご招待いたします!!」
そう言うと押し車の上のクロスを取り払った。
現れたのは可愛らしいビスケットとチョコレートで彩られたお菓子の家だった。
人々から完成の渦が起こる。
本物のお菓子で出来た家。それもかなりの大きさだ。
何所も似たり寄ったりのパーティーに飽き飽きしていた王族貴族には良い余興になったんじゃないだろうか。
ただ、おそらくコローナはそんなことを考えていない。
フォークの先でマシュマロをつついている彼女はおそらく自分の楽しみのためだけにこれをを作らせたのだろう。
こんな事王宮関係者のオレ達も知らなかったから今朝にでも思いついたこと。
急に呼び出されてこんな物を作らされたパティシエには少し同情する。
そんなときだ。
オレの同僚である召使いが食事用のナイフを持って王女に突進して居るではないか
「王女!!覚悟ぉおおおおお!」
来賓の貴婦人達の黄色い悲鳴が聞こえた。
親衛隊長は王女のすぐそばには付いていない。
間に合わない。
そのとき、飾りに使われていた冑の剣が目に入った。
軽めで持ちやすい長剣…オレが死ぬ気でコローナを助けるしかない。
しかし、驚くべき現実に気がつく。
この剣…刃がない…。
しかし相手の武器は食事用のナイフ。持ち方も明らかに素人。
大丈夫。
「カキーン!」
鋭い音が響き渡り、相手の持っていたナイフが宙を舞う。
「う゛お”お”お”い!!何事だぁ!?来賓の皆様は避難しでください!!」
慌てて駆けつけたスクアーロが騒ぎに気づき来賓を守っていた。
ナイフの刺客はパレンツァと言う男だった。
彼は親をコローナのせいで失っていた。
コローナのドレスに水を掛けた罰で…ギロチンにかけられたのだ。
「この者の首を撥ねよ!明日の早朝死刑に処する。公開処刑だ。」
非情な声は響く。
ちなみに名前があるキャラは一応全員リボーンキャラをモデルにしていますが、
今回のモブも例外ではありません。
パレンツァもきちんと出てきます。
ヒントは原作で、「ちび獄の回」です。






























白蘭本来ならしばらく出番は無いんだけど、並行して樹の乙女編もやろうか迷ってる。
とりま悪ノ娘編完成させますけど。
マシマロは狙ったんだww
森の中・・・白蘭なんかほんわか (人´∀`o)
マシュマロ=白蘭
他の人を傷付けて遊んでる…みたいなイメージですかね。
白蘭は今頃森の奥で寝てそうですね。
ミルフィオーレの森に住んでるので。
わかりにくくてごめんね!!
後名前の件了解しました。
どんなミスしたらそうなるんだw
名前の変更を間違えてしまい、イン率がおそらく落ちます!
・・・いやっ腐ってるのは認めるけど・・・名前はミスっただけですから!
その辺分かってください(泣)
フォークの先でマシマロを突いてた彼女って・・・白蘭・・・?性別違うけど・・・誰だろ?
続き待ってます!