トンデモ企画悪ノ娘×リボーンⅨ
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/07/23 09:54:54
ハプニングが起きたものの、特に怪我人もなくパーティーは終演を迎えた。
着々と片付けをしていた時、オレに声がかかる。
「おいツナ。王女様がお呼びだぜ?ししっなんかあったんじゃねぇ?」
目を遮る程の長い金髪を揺らして。ベルは不安を煽るようにそう伝えた。
鏡の間にはいると精細な彫金が施された玉座にどっかりとコローナが座っていた。
「ツナ。さっきはご苦労であった。我が城の召使いに賊が入り込むとはな。」
「いいえ。当然のことをしたまでです。」
「お主は剣術を心得ておったのか」
「ええ。幼い頃養父に教えを受けました。今まで隠していて申し訳ありません。」
オレの養父は親衛隊長イエミツ。イエミツの家にはもう一人子供が居る。――つまりオレにとっては義理の兄となる。
その兄と一緒に剣の訓練をした。
愛する人を守るための剣術――それを習うのはけして楽では無かったけど、苦痛でもなかった。
「よいよい。そこでお主に頼み事があるのじゃ。」
明らかな企みを含んだ目でそう言うと、コローナは小瓶をオレに渡した。
「瓶の蓋を開けて中の羊皮紙を見るのじゃ。」
「何故このような事を?」
「このようにすると願いが叶うと聞いたぞ。お主は知らぬのか?」
そう言われて気がついた。
これはボンゴレやミルフィオーレに伝わる古いまじないだと。
それを教えたのは他でもない。このオレだと。
それは…あのときの海
王宮を抜け出して、追いかけっこをしたあの海。
『なあ。コローナ…海に伝わるおまじない。知ってるか?』
『おまじない?』
『ああ。願いを書いた羊皮紙を小瓶に入れて…海に流したらいつの日か…』
『いつの日か?』
『願いが叶うらしい。』
『願いが…叶うの??じゃあオレもやってみる!』
コローナは満面の笑みで嬉しそうに願いを書いていた。
『願いは何にしたんだ?』
『オレは大きくなったら…お馬さんになりたいの!!だって王宮はつまらないよ。みんなはオレたちのどちらかを世継ぎにって言うけど、オレは女王になんかなるもんか!ってきめてるんだ。お馬さんになったら自由に外を走り回れるでしょ?。』
一人称は親や家庭教師が何度直しても「オレ」のままだった小さい頃のコローナ。
オレはお揃いで嬉しかったけど。
コローナはあの日のまじないをずっと覚えているんだろうか?少し方法は間違っているけど。
瓶の蓋を開けると、「ポン」と小気味のいい音がする。
羊皮紙を開くと、可愛らしい字でこう書いてあった。
「イエミツを殺してほしい」
「奴はいちいちいちいちわらわの邪魔をする。腹が立っておったのじゃ。ギロチンにかけることは簡単でもそれをしてしまうとわらわの立場も危うくなるのでな。あくまで暗殺という形にして欲しいのじゃ。」
イエミツを…オレを育ててくれた父さんを…冗談じゃない。
「なに…わらわに考えがある。お主はそれを実行してくれれば良いのじゃ。
冗談じゃ…ナイ…。
先に謝って起きます。
この小説は小説「悪ノ娘」を原作にしております。
家光、スクアーロ、京子、幻騎士その他多数のファンの方には泣いて貰う事になりそうです。
ただ、これ、始めにも言いましたがお芝居なのであしからず。
多分シリアスの演技しながらも、舞台裏では白蘭と骸が喧嘩してます。






























いやっでも・・・ありえるww
骸「何を言っているのでしょうかね?貴方に僕の代わりが務まるとでも?」
白蘭「楽勝楽勝♪だって骸クンが出来てる位だから」
骸「おやおや。その台詞…喧嘩を売っていると受け取っても良いのでしょうか…形態変化(カンビオフォルマ!)
白蘭「望むところさ白龍!!」
京子「あの二人…何してるんだろう?」
ハル「はひ!?セットが壊れます!!喧嘩しないでください!!」
というイメージですかね。
肝に銘じときます!
舞台裏の白蘭と骸なにしてるんだよww