悪ノ娘×リボーンⅩ
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/07/24 15:34:10
カツカツカツ…静かでうす暗い部屋に彼の足音だけが響く。
コローナが座る玉座の前に跪くのは、近衛隊長イエミツ。
オレは柱の影で、息を潜めて二人を見守っていた。
「イエミツ…よく来たな。」
広い鏡の間に、コローナの高く、張りのある声はよく響く。
「ええ。先ほどは王女をお守りできず申し訳ありませんでした。」
跪いたままそう言うイエミツ。
「よいよい。わらわには頼れる召使いがいるからの。それより今宵呼び出したのはそのことではないのじゃ。」
コローナが言う頼れる召使いってオレのことだろうか?
頼りにされているのは少し嬉しかった。
「…はぁ。この時間帯に男女二人きりというのも如何なものかと…。」
「何じゃ?このわらわに襲いかかるつもりか?」
「…お…お戯れを…」
「ふふ…分かっておるわい。そなたはわらわなどではなく、もっと大人の女性が好みなのであろう?…たとえば…お母様のような。下々の者が噂しておったのを聞いたのじゃ。」
コローナ王女の母君、ナナ様は、国民の事を第一に考え、誰にでも優しい、大空のような女性であった。と聞いている。まあ、オレの母さんでもあるんだけど、かなり小さい頃に離ればなれになったからよく覚えていない。でも優しい笑顔だけはかなり心に残っている。
そんな母さんと、三英雄で、オレの養父イエミツの不倫疑惑は実は有名な話。
コローナが知っていたのは意外だし、普通それを直接本人に言うかなぁ?
いずれにせよ真実は定かではない。
「そんなことより本題じゃ。お主この前から国民にこの城の食料庫の食料を国民に分け与えよと申しておったな。わらわも鬼ではない。許可するぞ?」
今年は夏の日、晴れ間が少なかった。
そのためか作物がほとんど採れず、国民は食料に飢えている。
「本当ですか!?このイエミツ。嬉しゅう御座います。」
「ホホホッ…そなたと思いが通じてわらわもうれしいぞ?今夜は飲み明かそう。」
そう言うと王女は、玉座の脇にある木箱からワインの瓶を取り出した。
「ブラッド・デリット…ボンゴレに古から伝わるワインじゃ。」
イエミツのワイングラスに注がれるワインはまるで本物の血のようだった。
この場において、ずいぶん高級な珍品を持ち出したものだ。
イエミツは美味しそうにワイングラスを傾ける。
「美味しゅう御座います。コローナ様は?」
「わらわは要らぬ。そんな渋いモノ飲もうと思わぬ」
「コローナ様もいつかこのおいしさが分かるようになりますよ」
その後も軽い雑談をしながらも二人だけの宴会は続いた。
ちなみにイエミツはコローナが嫌いなわけではありません。
むしろ、まっとうな統治者になって欲しいという親心から、コローナに忠言をしているのです。
優秀な女王であったコローナの母親ナナ。
ナナを慕うあまり、イエミツは娘のコローナにもナナを重ね合わせて
…おや危険な香りがしますね。
さて、そろそろ出番が無さすぎなコローナのヘタレ婚約者さんにも出てきて欲しいモノです。
しっかし、この辺の人間関係はアレですね。
原作リボーンに直すと
ディノツナ(女体化だけど)…(ry






























フラベルか。その二人なら僕は逆派だでよ。
ディーノ「いってぇ…さっき衣装の裾踏んでこけちまった…で…誰か呼んだか?」
獄寺「全く頼りないヤツだぜ…テメェに10代目の婚約者役が務まるかっつうの」
ディーノ「おいおい…そこまで言うことないだろ」
そのつもりは無く始めたんだけど、舞台裏がツナ総受け気質に…w
作品本編で一番モテるのは多分京子なのになぁ。
さっきまでは、なんかフラベル大好きな人のブログよんでましたw←
コローナ女体化のツナ・・・なーる!←
へタレといったら・・・w
婚約者=ヘタレのあの人
あれ?叩かれるの予想したのに食いつかれたw
ディノツナ(女体化)なんてあるの!?←食い付いたw
そして・コローナに婚約者さん・・・!?
いたんすか!?