青い春なんてくそくらえ!【BL?】 12
- カテゴリ:自作小説
- 2009/06/30 22:36:31
美羽からのクエスト
「僕が紅貴くんのパートナーになるように協力して」を受けた。
今は夕食も終わり、自室でカバンの中の荷物をクローゼットに仕舞い込んでいる。
今日の紅貴はどこか変だった。
不機嫌パラメーターがいつもより高い。
あの有栖川生徒会長と何かあったのかな?
「なにをぼーっとしてる?」
「わ!」
いきなり度アップで顔を覗き込んできた紅貴に思わず後ろへ飛び退く。
「び…びっくりした、いきなり何なんだよ!」
「お前は猫か?」
「はい?」
「猫は驚くと後方に飛び上り、警戒する」
クスクスと笑いだす。
何か嫌なことがあると、こうやって俺をからかって気を紛らわすのがこいつのストレス発散法だ。
「てか、なんでまた俺の部屋にいるんだよ?」
「お前の部屋のカードキー俺が預かったまんまだけど?」
「あそうだった!返せよ」
紅貴がちらつかせた俺のカード―キーを奪おうと手を伸ばすも涼しい顔でひらりとかわされ、俺は前につんのめる。
「明日はパートナーの申請に行くぞ。それとカードキーは俺が預かっておく」
「はぁ?名に勝手なこと言ってんだよ」
「お前が持ってると失くしそうだからな」
ム・カ・ツ・ク~。
財布とか携帯とかしょっちゅう落とすから、確かに失くすかもしれないけど。
「紅貴は俺なんかよりもっと良いパートナーがいくらでもいるだろ?」
「今朝のことをもう忘れたのか?」
「あ!」
そういや車の中で紅貴のパートナーになるよう脅されてたんだった(汗)
「いや、でもさ…何で俺なの?」
俺をパートナーにしても紅貴の足を引っ張るだけだぞ?
「……をやめろ」
「何?聞こえない」
「その上目づかいをやめろ」
こ、怖…(汗)
鋭い目で睨まれたよ。
「疲れたから部屋に戻る」
あ~、是非そうしてくれ。
俺も疲れてきた。
明日から授業も始まるし、紅貴とパートナーなんて務まるだろうか?
でもまだ決まったわけじゃないし、明日になったらあいつも考え直すかもな。
ただ、紅貴と美羽がパートナーになったとしたら、俺は誰と組めばいいんだろ?
「まぁまだ時間はあるし、気長に探すか」
俺はどこか釈然としないまま、起きる時間を目覚まし時計にセットした。
その頃、紅貴は―
あいつはいつになったら自覚するんだ?
結城だけが自分の魅力に気づいていない。
廊下で俺と結城を遠巻きに見ていた奴の中に結城だけを見てる奴がいたから、結城を抱きよせ、そいつを睨みつけてやった。
結城は気づいたなかったようだが。
さっきの上目づかいも、他の奴らには絶対に見せたくない顔だったが、自覚のないあいつは無意識でやるだろうな。
あいつが俺以外の奴とパートナーになるのは許さない。
身勝手な欲望だとしてもそれは誰にも譲らない。
【続】

























そんなに好きなのかvv
13話が気になります!!