悪ノ双子ノ思イ人Ⅳ
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/07/30 16:21:14
「待たせて悪かったですね。実は先ほどまで別のお客さんがいらしていたんですよ。」
フォンさんは、人の良い笑みをうかべていた。
「別のお客さん…?」
「ええ。骨董のコレクション。あるでしょう?その中の指輪を譲って欲しいと仰って居ましたね。」
「指輪…ですか。」
「彼は傭兵団のヒバリと名乗ったのですが…価値の分からない者には譲れないと言って追い返しました。」
「はぁ…。」
ヒバリ…言われずとも彼の存在は知っていた。
凄腕の戦士で、今は傭兵団を率いているらしい。
それにしてもフォンさんは、案外骨董にはこだわりがあるのかもしれない。
毒のある言葉を吐くのはあまり彼には似合わない気がした。
「それは良いとして、本題です。私が貴方を寄越させたのは他でもない。情報を知るためです。」
何となくスクアーロや大臣格を寄越さなかった理由が分かった。
商人の情報網なら、スクアーロがかつて暗殺を生業としていた事は知っているだろう。そんな者から情報を聞き出そうなんて無謀だ。
大臣格から情報を聞き出そうとしても、彼らは王族を褒める言葉を並べるだけ。
だからこうして平の召使いを寄越した。
オレは雑談を加えながらフォンと歓談していた。
聞かれたのは王女と大臣の普段の様子など。
「しかし…。王女の独裁ぶりもなかなかのようですね。」
少し溜息混じりにフォンは話していた。
「あ…そうでした。コレ、フォン様に渡せと仰せつかった品です。」
そういうとオレは鞄の中から品物を出す。
「黒ローラム鳥の羽ペンに上質の羊皮紙ですか。特に羊皮紙はミルフィオーレではあまり採れないので助かります。」
彼は目を細めて笑っていた。
「九つになる娘が物語にはまっているのですよ。読むだけでなく自分で書くこともするんですよ。」
娘の話をする彼からは心からの笑みがこぼれていた。
意外と子煩悩なのかも。
「ご自分で書かれるなんて聡明なお子様ですね。」
フォンさんのほのぼのした娘談義はしばらく続いた。
はい。フォンさんには親バカ(笑)になって貰う予定です。娘はあの子。フォンさんは母親にそっくりな娘が可愛くてしょうがないご様子です。
余談ですが先日どうにか完成させた駄作的フラベル小説を本サイトに転載します。
本サイトのURLはここでは載せられませんが、知りたい人は言ってください。
VOCALOIDとリボーン中心の雑食CPサイトです。






























ありがとうございました(((uдu*)
もう僕放置状態だよ((はぁ
教えてくれてありがとう!シチューさn((
フランス料理においてフォンは、主にソースを作るのに用いられる出汁です。
なんだかお腹がすいてきましたね。」
フォン・ド・ボーって何!?
てゆーかいいじゃん!!よかったじゃん!!美味しい食べ物で!!←そこ!?
ちなみに、僕は
フォン=シチュー
って考えを持ってるからww
でもシチュー美味しいよね。でも今日激しく熱いからなぁ…
そしてあの子とはいったい・・・!?
今日の晩御飯シチューがいいなぁと思いながらよんでた僕ww←