罪ト悪ト復讐トⅢ
- カテゴリ:日記
- 2012/08/01 17:05:15
父さんが死んでから数週間経った。遺品の整理や教会への手続きなど、慌ただしい仕事が終わってから悲しみがどっと押し寄せる。
でも今、僕が悲しんでる場合じゃない。僕にはやるべき事がある。
父さんの葬儀をしたあの日、僕は敵をとると決めたんだ。
「僕達で革命を起こそう。この手で、王女を倒そう。」
そう呼びかけると、沢山の人たちが力になってくれると言った。
なにせ貧民階級の人たちの中にも元軍人や力自慢は沢山いる。
僕だって、父さん譲りの剣の腕がある。
僕たちは森の奥にアジトを構えた。
っていっても木の粗末な家だ。
元は盗賊団のアジトだったらしいけど、過去に何者かによって追い出されたらしい。
ある日会議をしていた時のこと。
「ねぇ…エンマ。なんか焦げ臭くない?」
最初に異変に気づいたのはメンバーの一人、アーデルハイトだった。
言われてみれば木の焦げる様な臭いがする。
「僕…外を見てくるよ。」
臭いは森の入り口、ボンゴレ側からだった。
煙もあがり一目瞭然だった。
森の出口に、赤いマントが制服のボンゴレ軍の人が居た。
「火事ですか!?早く水を!!」
そう言って森の泉の方へ駆けていく矢先、ボンゴレ軍の一人に止められる。
「待て!!此で良いのだ。この森は全て焼き払う。」
どうしてだろう。この森はボンゴレにもミルフィオーレにも恵みをもたらしてくれる。
トラウベンの実や、ローラム鳥が森の周辺でよく売られるのもこのため。
その森を焼くなんて…。
「コローナ王女の命令だ。この森を焼き、ミルフィオーレに侵攻する。」
ミルフィオーレとボンゴレが、かつては争っていたが、今の仲はとても良いはず。
この前だって、ミルフィオーレからボンゴレに援助が届いたのだ。
疑問を頭に残したまま走る。
みんなに知らせないと。
小屋の方角に帰っていると、また珍しい人に出会った。
黒いフード付きのローブを深く被った男と、傍らにはお揃いのローブの少女。
「おや…?もしかして貴方はイエミツの。」
「ムクロさん!!逃げてください。この森は焼かれてしまうんです。」
「そう言うわけにも行かないんです。少し…お待ちください。クローム…わかりましたね。」
ムクロが傍らのクロームと呼ばれた少女に声を掛けると、彼女はこくこくとうなずいて、地面になにやら怪しい模様を描き始めた。
「良いでしょう。では此所にタコを。」
ムクロさんはうにうにと動く見たことのない生き物(?)を、模様の真ん中に置くと、なにやらぶつぶつと呪文のような物を唱え始めた。
「レー、バネル、カ、ノリキヨス、マゲアテセ、ラドオ」
突然白い光が地面を包み、白い霧が空に上っていった。
次の瞬間…
ぽつり…空から降ってきた液体が鼻をかすめる。
「あめ…?」
「そう。生け贄を捧げるタイプの基礎的な雨乞いです。…蛸は勿体ないですがね。」
ムクロさんの魔術は、話に聞いたことはあってもこの目で見るのは初めてだった。
でどうして彼は、こんな事をしてまで火事を阻止したんだろう?それを問うと、
「すみません。少し王宮から追われていまして。先を急がなくては。」
彼と、クロームという少女は、霧に紛れて消えていった。
どうしてだろう。王宮術師で、さらに三英雄の称号を持つ彼が王宮から追われているなんて。
一体ボンゴレはどうなって居るんだろう。
実は結構前から書きたかった回が此です。
蛸追悼式です。
ムクロさんの呪文を解読するとあの名曲にw
舞台裏編
スカル「おいリボーン!!オレの鎧ダコを何所へやった!!」
リボーン「しつけー野郎だな。オレはしらねーぞ。」
ムクロ「僕は知りませんよ。」
クローム「え…えっと…私もし…知らない。」
スカル「おいエンマお前は知らないか?」
ムクロ(唇に人差し指を当て、「しー」のジェスチャー)
エンマ「し…しらないよ。」
スカル「まったく何所にいったんだ…他探してくる~!!」
生け贄…。
あとこの文書いてた途中にバグってデータが吹き飛んで最初から書き直したよw
ムクロのせいだ。ムクロの魔術のせいでPCがおかしくなったんだ。






























そしてスカルwww
骸しゃんの魔術のせいなのかww