罪ト悪ト復讐トⅣ
- カテゴリ:自作小説
- 2012/08/03 18:12:18
レジスタンス…そう名付けた僕達革命軍は、着々と準備を進めている。
ミルフィオーレで権力を持つフォンさんも協力してくれることになった。
彼は痣狩り令の一件でボンゴレにとらえられていたが、先日釈放された。
所詮金の力だそうだ。
フォンさんと革命の相談をしていたとき、彼はある女性を紹介してくれた。
年頃は僕と同じくらいだろうか、左頬の半分に星をちりばめたような刺青を施していた。
整った顔の美人なのに、彼女の顔に笑顔はなく、目はうつろだった。
フォンさんによると、彼女もまた大切な人を王女の命によって殺されたらしい。
レジスタンスにスカウトすると、彼女はぼそりと「考えさせてください。」と言った。
数日して彼女はアジトに訪れた。あのときと変わらぬままの顔で。
名前はハルと名乗った。
「ハルは…大切な人を失いました。誰にも替えられない、かけがえのないひとを。王女が憎い。…でも、ハルはエンマさん達のように戦うことは…出来ません。」
涙を流しながらそう言った彼女は、そう言って泣き崩れてしまった。
後から聞いた話だけど。ハルさんの左頬にある刺青は、ダニーナ族というミルフィオーレの先住民族が子供が生まれたらその子供に刻む刺青で、ダニーナ族は今、ミルフィオーレでは酷い差別を受けているらしい。
ただでさえ辛いのに…。
ハルさんが心配でならなかった。
ハルさんが帰っていった後、アジトに来客があった。
ドアが強くノックされ、男の声がした。
「開けてくれ。君たちに協力したいんだ。」
用心しながらドアを開けると、フードの下に仮面を被った男が立っていた。
そして男の手には、血まみれになった貝殻のペンダントが握られていた。
ハルにある刺青は、ボンゴレ八代目にあった刺青をイメージしています。
ちなみに、昔ミルフィオーレでは、千花族とダニーナ族が居て、対立しあってました。
しかし、お互いがお互いの揚げ足を取るように、そっちの子供が食料をぬすんだとか、そっちの人が川に汚れを流したとか、諍いが起き、ついには二つの一族間で戦争が起こってしまいます。結局戦いに優れていた千花族が勝ち、多くのダニーナ族は殺され、生き残った人の多くも国外に逃げてしまいます。
それからかなりの年月が経った今でも千花族の人(今のミルフィ人はほとんど千花族ですが)はダニーナ族を嫌っている。
と言う設定ですが、物語の本筋にはあまり関係がありません。
てか白の娘関連の設定はオリジナルばっかですね。
そういえば前々回のムクロさんの呪文は逆さまから読むと…?






























僕知らなかった^^;
頑張ってね!
ちなみに原作小説でも似たような仕掛けがあったから真似してみた。
この辺のキャストは無理があるなぁ。
頑張るけど。
・・・キャラソン!
クフフのフ~僕と契約~
だっけ?←長くて憶えられない人
きゃー!そんな秘密があったなんて!
気付かなかったよ!
ハク役はハルか!