二人ノ未来Ⅱ
- カテゴリ:自作小説
- 2012/08/08 18:42:26
窓の外、庭園まで迫った革命軍の群れを見て、コローナはぼそりと言った。
「オレは…殺されてしまうのかな。」
うつむいたコローナの瞳から、一筋の雫がこぼれる。
「オレは…オレは…母さんや父さんの様な立派な王族になりたかったんだ!!その為なら、多少の犠牲もしょうがないと思ってた。だけど、オレのしていたことは間違ってた。どうかしてたんだ。こんなボンゴレなら、オレはぶっ壊れても良い。でも…でも…ねえツナ…ツナヨシ…オレはどうすればいいの!?」
コローナの口調が変わった。
あのときのような。普通の…まるで男の子のような口調に。
それに記憶も戻っている。
今目の前に居るのは残忍なコローナではない。
そう。昔の、無垢なコローナ。
懐かしいと感じるとともに、
――護ってあげたいと思った。
庭園に駆けていくと、不機嫌そうな顔でヒバリが佇んでいた。
「やあ。君は王女の…。ねえ…王女に言っておいてよ…金は要らないと。…僕は王女命令なんかじゃなく、好きなように戦いたいんだ。」
オレは、あらかじめ用意しておいた革袋をヒバリに渡した。
「…?何のつもり?」
「オレが王宮勤めで稼いだ全財産だ。…王女を護って欲しい。」
下働きとはいえ、王女付き。そこそこの給金を貰っている。
「だから…金は要らないっていったでしょ?それに僕は君の命令に従うつもりはない。僕は僕のやり方で戦うつもりなんだ。お姫様を護るナイトとして戦うなんてまっぴらだ。」
「…それでも。」
「安心しなよ。…僕は負けないから。」
そう言うと、彼は外に出て行った。
ヒバリさんの扱いに困る今日この頃。
家のヒバさんは攻め体質だねぇ。






























じゃぁ、このコーデがいいってのをブログに張り付けてくれるかな?;
描けたら消していいよってコメ書くんでb
時間かかるけど・・・ごめんね;
コピでごめんなさい(
あぁ・・・惚れ直すな~♥