罪ト悪ト復讐トⅤ
- カテゴリ:自作小説
- 2012/08/10 18:56:30
「ボンゴレ兵も大したことないね…。」
僕達の計画は、思った以上にスムーズに進んでいた。
父さんの部下で小さい頃可愛がってくれた親衛隊のみんなと戦うのは辛かったけど、確実に王宮に向かう。
門が間近に迫ったとき、ひときわ大きい声で叫ぶ銀髪の男が居た。彼は…
「う゛ぉおおおおい!我は三英雄、S・スクアーロだぁ!前代王、そして王女コローナの名の元、てめぇらを粛清する」
銀髪の彼ががそう高らかに言いあげたところで、彼の前に立ちはだかる者が一人。
「オレは革命軍…スカルだ!スクアーロ!侍従対決だ!」
「う゛ぉおおい…てっきり何処かに逃げていたと思ったが…何でてめぇが革命軍側にいるんだぁ?」
「王女様がしたことは…オレにも許せないんだ。」
そう。僕達が革命軍を結成したときも、スカルはそう言って仲間に入った。
「…オレは前王ジョットとナナからいわれてんだぁ…あの王女を護れってよぉ…いわば誇りなんだぁ…ゆずれねぇ!」
そう言うと、彼は愛用の細身の長剣を取り出し構えた。
それに対抗するようにスカルが取り出したのは、彼の身長をゆうに超える、大剣だった。それを軽々と振って見せるスカル…凄い。
「おいエンマ!スクアーロは俺に任せて進め!」
「う゛ぉおおおい!おもしれえ。そのばかでかい剣を何所まで使いこなせるか見物だぜぇ!」
スクアーロは自身も見たことの無いような剣を見て、少し驚きはしたもののすぐに元の表情を取り戻していた。
少し心配だけど、スクアーロは彼に任せて僕達は先に進む。
門に入り、少し広い吹き抜けに出た頃に、彼と出会う。
「やあ。君が革命の首謀者かい?」
黒い髪に黒い瞳。口の端をつり上げてにやぁりと笑う彼は、僕に会っても全く驚きもせずにそう言った。
「ええ。貴方は?」
「僕はヒバリ…名前くらいは聞いたことあるんじゃない?」
ヒバリ傭兵団のヒバリというと、この辺りでは知らない者はそう居ないと思う。
誰しもが屈強な大男を想像するだろうけど、彼は僕の想像を裏切る容姿だった。
小柄で、華奢な体つき…これで、あの最強の傭兵をまとめ上げているなんて。
「で…僕は人を入れるなと言われたんだ。此所まで入ってこられるなんてボンゴレの連中も大したことないね。…とりあえず君は此所で咬み殺す。
そう言って構えた彼の武器――銀色に光る両手持ちの武器に自然に目が行った。
「それは…?」
「これかい?これは東方に伝わる「拐」という武器を僕が改造した物だ。…さあ…始めよう。」
そう言うと、彼の金属の武器に無数の棘が現れた。
僕は腰からレイピアを出すと、不意に斬りかかった。
ヒバリは、僕の剣を自分の武器で受け止めると、後ろに身をひく。空いた片方でこちらに攻撃を仕掛けてくる。…とっさに避けたけど頬を切り血が流れるのが分かった。
「ワオ…なかなかやるじゃない。でも…僕には勝てない。」
そう言ってこちらに近づき、横一文字に斬りかかってきた。
その瞬間…目の前が赤く染まる。…目を切られた…!?
両目を切られて視界が遮られた。此では避けることもままならず、…それは負けを意味する。
僕は…そうすれば…。
父さんは、どんな窮地に立たされても、絶対に諦めるなと何度も僕に説いた。
そう…どんな窮地に立たされても…。
「オレは一度敵に目を切られたことがあってなぁ。それでもその相手にオレは勝ったんだよ。」
「それで…父さんはどうしたの?」
「ああ。それがな、相手の武器さばきは相当早かったんだが、弱点があった。武器を振るうとき、風を切る音がするんだ。そいつの武器がまた型破りだったんだが、とどめを刺すとき必ず喉元を狙うていう弱点があって…」
頭に浮かぶは、かつて父さんが僕に聞かせた武勇伝…。
そうか…音…。
耳を澄ませると、ヒュッという小さな音がした。
少し後ろに引くと、顔のすぐ前を、武器がすり抜ける感覚…
「どうして…」
ヒバリは少しとまどっていたようだけど、すぐに調子をもどして攻撃を仕掛けてくる。
そして、喉元に向かって風を切る音…
「えいっ!」
ガラガラガラ…
僕はレイピアをとっさに取り出し、相手の武器をたたき落とした。
唖然とする彼に、剣を振る。手探りだけど明らかに肉を抉る感触がした。
「く…っ」
ドサ…倒れ込む音と、苦しみ喘ぐ声が同時に聞こえる。
「ねぇ…君…最後の攻撃は見えてなかったはず…どうしてあんなことが…」
低めの声が少しうわずっていた。
「この鎧に付いている紋章を貴方はしっているんじゃないですか?」
「…それは…イエミツの…」
やっぱり。父さんは何らかの形でヒバリと戦ったことがあったんだ。
「僕も父さんも、貴方の攻撃を音で見切っていた。貴方が何年も攻撃のスタイルを変えなかったから、父さんのときと同じ事に…」
「そう…」
言い切らないうちに、彼は納得したような声を上げる。
「ふっ…僕が二度も負けるなんてね……コルリ…僕もそっちに逝くよ…」
最期は消え入りそうな震えた声で、そういうと、荒かった息づかいがきこえなくなった。
「おいエンマ!大丈夫か!?…ってコイツはヒバリ!!??エンマがやったのか?信じられねぇ!それよりエンマ…目が!アーデルハイト!包帯包帯!!」
スカルの甲高い声が建物内に響く…。
王宮の物の多くが奥の本城に避難した今、此所には僕達しか居ない。
少し息を吐くと、足に力が入らなくなって、その場にしゃがみ込む。
「おいエンマ!大丈…」
だんだん小さくなるスカルの声…
僕は意識を失っていたみたいだ。
バトルに緊張感が無くて申し訳ないです。
だってバトルシーンなんて書いたこと無いし。…精進します。
で…ごめんなさい雲雀さん。ちなみに「コルリ」はオリキャラです。






























まだ~7個くらいしか作ってないw4本は長編でw
僕自身こんなに続くと思ってなかったし。
あ~でも、ニコ内の人は『馬鹿なことしてるわ』って思ってるんじゃない?
人によっては
でもやっぱ一部かな。知らない友達の方が多い。
一部って?
上手い具合にネタがうかぶと一人でにやぁり…とかしょっちゅうだぞw
でも僕友達にはほとんど小説書いてることも言ってないからね。(一部を除く)
分かってくれるのか!
僕学校行く前に見てニヤけを抑えながら学校のプールで泳いでたよwww
リア友に
『あんちゃんは 腐ってるのが あんちゃんだ』
と、ステキな俳句を詠まれたよwww
健全?
大丈夫。その年だったら僕もちらほら見てたから。
健全健全。
しかもエロ餓鬼事実だし・・・早く大きくなりたい理由が18禁を見たいからとか・・・←すでに見てます←だからエロ餓鬼
おいおいw自分のことそんなに言うもんじゃないぜw
大丈夫。あんなちゃん可愛いから!
こちらこそ
こんなエロ餓鬼と絡んでくれてありがとう´ω`*
僕の所に一番マメにコメントくれるのはあんなちゃんな気がするけど。
いつもありがとうね。
今まで会えなかった分取り返さなきゃね!
黒ちゃん人気者だわ。
しかしマイページに来てくれる人が一人減って寂しかったわ。
ほぇ~・・・
あっ!黒ちゃん帰って来たね!
実は雲雀と合わせて「コルリ」も春の季節の野鳥なんですね。
わかんないキャラなんだ!
すげぇ・・・
しかしスクと戦ってたスカルが無事に戻ってきたぜ。
それはともかく、コルリは原作では「セイラ」という名前だったんだけど、実はまだ素性がよく分からないキャラなんです。
あと、これだけの文章書くために、武器関係の資料と野鳥辞典を読みあさったw
スクさんサイコーです><♥
あぁぁぁぁ皆かっこいいねwうんw
コルリってオリキャラなんだ!