Nicotto Town


黒曜のアジト


二人ノ未来Ⅲ

悪ノ娘×リボーン企画!!


目前まで迫る革命軍に、コローナは怯えていた。
おかわりの紅茶に手もつけずうつむく彼女に、オレは提案をする。


「ねえねえツナ!!似合う!?」
召使いの制服を着てはしゃぎ回るコローナ。
「こうしてみると、召使いの制服ってとっても動きやすいんだね。」
そう言ってくるくる回るコローナは少し笑顔を取り戻していた。
確かにドレスよりずっとシンプルな召使い服は、ずっと動きやすいし軽い。
「それに、ツナもそのドレス…とってもよく似合ってるよ。」
コローナの人の悪い笑みに、オレは首を傾げた。
「それにしても…ツナとオレは本当によく似てるんだね。」
そう。…だから…。
「なあコローナ。お前は裏口を使って逃げろ。」
オレがいうと、彼女は心底驚いたような顔をした。
「ダメだよツナ!王女が此所にいないと、みんな気づいちゃうから!」
大丈夫――オレはそう言って、くるりと回転する。パニエでふくらんだスカートがふわりと浮かび上がる。
「王女は――此所にいるからさ。」
僕の言いたいことを悟ると、彼女のオレにそっくりな顔はみるみる曇っていった。
「だめだよ…そんなの。すぐにバレるって。それに悪いのはオレだろ?なんでツナが殺されなきゃいけないの!?オレが生き延びたって…君が死んだら意味が無いじゃないか。」
「忘れたのか?オレたちは双子だ。同じ血が流れてる。お前の命令とはいえ父であるイエミツを殺したのはオレだ。…オレだって十分悪いだろ?それにお前はオレでオレはお前だ。きっと誰にも分からないさ。」

それに…外の世界を見てみたいだろう…?
そう…あのときに言っていたお馬さんのように…。

そうオレが言ったとき、うつむいて涙をこぼしていたコローナはゆっくりと頷いた。
コローナは立ち上がり、オレをひしと抱きしめると、つぶやいた。
「ごめんね…ツナヨシ…大好きだったよ。」
最後に一つ…オレの頬に啄むようなキスをおとすと、鏡の間の暖炉の方へ駆け出した。
暖炉の抜け道――王族だけに知られるそれは、森の前の裏道へと繋がる。

上手く逃げてね…オレのコローナ。

#日記広場:自作小説

アバター
2012/08/14 09:58
そうだねw
アバター
2012/08/14 09:53
分かる。
家にいる間は特にそれが幸せだな。
アバター
2012/08/14 09:52
秘密っすかww
まぁ、いいけどね←
PCと向かい合ってる時間と、リボーン系のものと向かい合ってる時間が幸せだな←
アバター
2012/08/14 09:45
まあ…秘密。
アバター
2012/08/14 09:45
えっ?
ミスなんてあった?←気付いてませんw
なんだって言われてもww
アバター
2012/08/14 09:41
ロボ的なにかってなんだw
というか見返したらミスがあったから修正した。
アバター
2012/08/14 09:39
そうだね。

僕も寂しかったよ!

それとね、ニコタ1日やめたらイライラがやばかったよ・・・
喋るだけでロボ的なにかを殴りたくなったもん←
アバター
2012/08/14 09:31
お!
お帰り!!
寂しかったんだから!!

この連載も大詰めですな。
アバター
2012/08/13 19:52
うぅ・・・感動っていうか・・・なんていうか・・・うぅ(泣)
極限ですT-T


ただいまノシ




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