甲子園・ルールブックの盲点について
- カテゴリ:スポーツ
- 2012/08/16 02:33:18
第94回全国高校野球選手権大会 第6日 2回戦
済々黌 3-1 鳴門
2012年8月13日 甲子園
『1死一・三塁で打者は遊直に倒れ、遊撃手は一塁に投げて併殺となった。しかし、飛び出していた三塁走者は3アウト成立前に本塁を踏んでいたため、生還が認められた』
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120813-00000081-spnannex-base)
これテレビで観てた
いわゆる【第三アウトの置き換え】
ルールはなんとなく知ってたけど、実際に起こったのを見たのは初めて
ええもん見ましたわ
一見意味不明なルールだが、理解すると当たり前のことなんだよねこれ
この場面だと
①ショートライナーで2アウト
↓
②三塁走者飛び出し、帰塁せずそのままホームイン
↓
③ショートが一塁へ送球、飛び出していた一塁走者を殺して3アウト
3アウトになる前に三塁走者がホームインしてるってとこがポイント
例えばこれが外野フライで三塁走者が普通にタッチアップしてホームイン(つまり犠飛)したあとに、誤って飛び出していた一塁走者を帰塁する前にアウトにしたら、1点入っても誰も疑問に思わないはず
今回のケースも言ってしまえばこれと同じで、
『ショートライナーのあと三塁走者が超高速でタッチアップした。ただし離塁はべらぼうに早かったが。なお誰もそれを指摘しなかった模様』
ってことなんだよね
ショートへの犠牲フライみたいなものだから、先に三塁走者がホームインしている以上得点は認められる
だから守備側は、ファーストへ送球して飛び出した一塁ランナーを殺しても構わないが、そのあと審判に「今の三塁ランナー帰塁してないっすよね」もしくは「塁離れるの早すぎっすよね」とベンチに引き揚げる前にアピールし、三塁ランナーにタッチか三塁を踏むことで【第四アウト】を取り、それを『第三アウトに置き換える』必要があった
第一回WBC、対アメリカ戦で起きた大誤審【ボブ・デービットソン事件】を思い出す
あれも三塁走者西岡の「タッチアップの離塁が早い」っていう守備側(アメリカ)のアピールによって判定が覆った
仮に本当に西岡の離塁が早かったとしても、アメリカがアピールしなければ得点は認められていたわけだ
なぜなら、審判が自分から「離塁が早い!! お前はアウトゥー!!」なんて言い出すことは絶対ありえないから!!(迫真)
ちなみに高校野球だと、犠牲フライを打たれた守備側が、そのあと三塁を踏んで三塁塁審に「今のランナー離塁早くないっすか?」と"一応"アピールしている三塁手の様子が多々見受けられる
野球に詳しい人、間違ってたら誰か指摘してくだしあ
ベース踏み忘れホームランも審判見つけても、敵のアピールが無い場合はホームラン・アピールが認められるとアウトって、変です。