宇宙ゴミになったクズト 3
- カテゴリ:自作小説
- 2009/07/06 00:04:47
クズトはピストル型パワー・ツール(高性能電動ドリル)でナットをはずし始めた。
その時、宇宙船『ミルキーウエイ』に何かがカーンと当たった。
宇宙ゴミのようだ。
そして次にクズトの肩に強い衝撃がはしった。と同時にクズトは、みるみる宇宙船から離れて行く。
セイフティ・テザー(安全ロープ)がいっぱいに引かれクズトは一回止まるが、また動き出した。
クズトは飛ばされるように、宇宙船『ミルキーウエイ』から離れ小さくなっていく。
ありえない事だがセイフティ・テザーが切れてしまったのだ。
リサはまだこの事に気がついていなかった。
「こちらリサ、クズト少佐、作業の進み具合はいかが?」
「・・・・・・」
「こちらリサ、クズト少佐」
「・・・・・・」
「クズト少佐、応答せよ」
「・・・・・・」
船長リサは、すぐに船内放送を行った。
「緊急事態発生。各クルーに告げる。こちら船長のリサ。緊急事態発生」
船内の緊急を知らせるブザーの音がけたたましく鳴り響いた。
「こちら船長のリサ大佐。船外活動中のクズト少佐に異常あり。各クルーは持ち場に着け。なおノキオ飛行士はただちに船外に出て状況を確認せよ」
クズトは意識を失っていた。
船外活動ユニットでクズトは8時間生きている事ができる。
船長リサ大佐とクズト少佐はこのミッションで始めて顔を合わした。
クズト少佐は以前結婚経験があったが、仕事で家を空ける期間が長くうまくいかなかった。
宇宙空間における長期ミッションの人間の心理状態は強いストレスによって極限に近づく。
閉鎖的空間で極限状態を共有した人間同士が好意を抱くことは知られている。
二人の場合もそのような状況で芽生えた恋だった。
クズトは意識を回復したが、すぐに自分が置かれている状況が理解できなかった。
セイフティ・テザーをたぐり寄せたクズトはその切れ口を見て始めて状況を理解できた。
「こちらクズト少佐、『ミルキーウエイ』応答どうぞ」
「・・・・・・」
「こちらクズト少佐、『ミルキーウエイ』応答どうぞ」
「・・・・・・」
「こちらクズト少佐、『ミルキーウエイ』応答どうぞ」
「・・・・・・」
クズトの呼びかけに対して『ミルキーウエイ』からの応答は無かった。
クズトはどれくらい意識を失っていたの自分では分からない。
肩の痛みを感じ始め、また意識が遠ざかる思いがした。
クズトは思い出していた。
無重力で彼女と抱き合った事を。
宇宙船『ミルキーウエイ』では、クズト少佐への呼びかけが行われ続けていた。
ノキオ飛行士は船外に出て状況を船長リサ大佐に報告した。
「こちらノキオ、リサ大佐に報告します」
「こちら船長リサ、報告どうぞ」
「セイフティ・テザーが切れ、クズト少佐は宇宙空間に飛ばされたもよう」
「クズト少佐の姿はもう無いのですか」
「はい、残念ながら見当たりません」
「・・・・・・」
「リサ大佐、私がアンテナを修理します」
「誰か応援を送ります」
リサはそう言うとコックピットの椅子に浮いている体を固定した。
磁気嵐でレーダーも動かずクズト少佐を探す方法は今無かった。
つづく

























昔の作品です。
内容は忘れましたが
カードが見つかりそれで無線が使えるように。
クズトをどうやってさがすか、
発見すれるのか興味が湧きます。
そうですね。メダカは交尾しないんだ。
とすると、哺乳類や鳥類の精子は無重力でどんなになるのか?
いつもとちがうと感じるのかな。
無重力を楽しんでさぼりまくるかも。
メダカで成功したそうです。メダカの性交。
おり姫星とひこ星はどうなってるでしょう。
年に一度だからいらないのか、無重量状態でできないのか。
いらない心配をすみません。
重力が掛からない分、大きな子になりそうですがw
でも、宇宙食だけで、赤ちゃんに栄養が回るのでしょうか?
そこのところ、リアルに心配です ^^;;
実際には宇宙で生んだ人って、いないんでしょうねぇ~。
ん? 人以外だといるのでしょうか??
宇宙に連れて行った動物とかで。
真空で低温だと亡霊も住みにくいのでは。
続きがんばります。
宇宙には きっと地球が誕生する以前からの
魂の墓場があるのではないかと・・・
亡霊たちが助けに来てくれないでしょうかねぇ~
絶体絶命ですね。。。
こういう物語を読むと 胸が痛くなります
・・・・・・・・・人の死は つらいです
生きていてこそ・・
あぁ・・どうなるのでしょう
うぅ~まだ考えていませんし書いていません~。
宇宙の無重力でHしたら子供できるのかな?
それが知りたいです。
教えて!gooで聞いてみますか。
恥ずかしいから止めときます。
それとも、他のデブリがぶつかって……?
何にしても生還が難しい状況ですね。
リサ、心配でしょうね。。。
宇宙ゴミになると思います。
私は地球ゴミです。
このまま死んじゃうんでしょうかねぇ…