樹ノ乙女~術士ノミタ夢Ⅵ~
- カテゴリ:自作小説
- 2012/09/02 19:01:17
ハルちゃんの家から出て数日が経った頃…彼女は現れた
がさがさと草を掻き分けて千年樹の前に座り込む彼女…
漆黒の瞳には光がないように思えた。
彼女は手を組み、俯いて語り出す。
「ハルは…生まれてからずっと…みんなにいじめられて来ました。
数々の暴行、真っ赤に焼けた鉄の十字架を押しつけられた事もあります。
『おまえは神に祝福をもらえなかった子だ』…と
始めはハルがダメな人間だから…そう思って出来るだけ明るく振る舞って来ました。
…それでも良くならなかったんです。
大きくなるうちにハルはだんだん分かってきました。
ハルが村のみんなとは違う人種なんだって…
ハルのような人種は差別対象だって…
次第にハルは自分が汚い人間のように感じ、出来るだけ人と関わらないようにしてきました。
そんな中…ハルには希望が出来ました。
ある日、怪我をしたコマドリを拾ったんです。
その子の世話をしている内に、明るい自分を取り戻せる気がしたんです。
コマドリは怪我が治り、籠から逃げてしまいました。
けれど…あの子はハルに希望を与えてくれたんです。
ハルはそれから、村の女の子を食事に誘いました。
帰ってきた言葉は酷い物でした。
『お前のような汚いダニーナ族と一緒に食事が出来る物か…』
やはり…ハルには希望がありません…
今までハルは神様を信じたことがありませんでした。
でも…神様…もし居るのなら…
ハルに…友達をください…」
彼女は泣き崩れ…しだいに大きな声を上げて泣いていた…






























早く書いてあげて(☍﹏⁰)
ハルがマジ可哀相(☍﹏⁰)
さっさと続き書かないとハルが可哀想だわ…
何だこれ・・・泣けてくる・゚・(pゝД;`q)・゚・
うぅぅぅぅ(☍﹏⁰)