Nicotto Town


黒曜のアジト


樹ノ乙女~術士ノミタ夢Ⅶ~


ひとしきり泣いた後…久しぶりの巡礼者は顔をグシャグシャにして去っていった。

でもね…知ってる?
貴女が今さっき祈っていた大地神ビャクランさんは…
呑気にお昼寝中なんだよね…?
ぜったい聞いてないんだよ…


「へぇ…ダニーナ族かぁ…まだミルフィオーレにも残ってたんだね…」
ビャクランさんが起きた時を見計らい、彼女のことを話す。
「ええ…でもどうして同じ人間同士争うんですか…?」

「うん…もともとミルフィオーレには千花族っていう一族とダニーナ族って言うのがあったんだよね…二つの一族は超仲が悪くて、些細なことが原因で戦争になっちゃって…結局ダニーナの民は殺されるかミルフィオーレの外に出るかのどちらかになっちゃったの。
その後も、千花族は負けたダニーナを馬鹿にし続けたわけなんだけど…まだそれが残ってるのかな…?」
長く生きてもそれは知らなかった…。

「あの…ビャクランさん…森でボクを助けてくれたのはあの子なんです!力になれませんか?」
「っていってもなー…あんまり人ならざる者が…人に関わるのも…」

「おや…それは貴方が言えることではないのでは?ビャクラン…」
森に響く低音…
「やあ…ムクロクン!」
「僕も人の子には代わりありませんよ?その僕に宝物集めを頼んだのは貴方でしょう。」
「うーん…僕は千年近く神様やってるけど…数百年生きる人間は君しかしらないよー?」
ぽんぽんと軽口をたたき合う二人…
「で…今日は何しに来たんですか?ムクロさん。」
ボクが問うと…彼は独特の笑い声とともに答える。
「ええ…例の弟子の話を付けようと思いまして。…ビャクラン…コローナは明らかに憑かれています。そして…感じるのですよ、ミルフィオーレにも…宝物の気配を…」
「ふぅーん?…君に僕の素晴らしい眷属達を挙げるのはすっごく惜しいんだけど…宝物のためだもんね♪…わかった…君に二人…僕の配下を預けるよ。
魔力が高いコの方がいいんだよね?一人は決定だよ。クロームチャン。もう一人だけど…君に頼める?キョウコチャン♪」

え…
ボク…?
戸惑うボクを余所に…目の前の術士は不敵な笑みをうかべていた。

#日記広場:日記

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2012/09/02 20:12
骸クンに問題あるねw
あぁ、そっかww
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2012/09/02 20:10
しかしだな…

設定的にはヘンゼル&グレーテルって双子が七つの宝物を世界中にばらまいた

困った白蘭が骸に「ちょっと集めてきてよ♪」と依頼

骸が「退屈しのぎにはちょうど良いでしょう。お受けしますよ。」


それから500年あまり経った今も全然集まってない←今ここ


って設定なんだよね。骸クンに問題があるねw
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2012/09/02 20:08
あははww
終わんなきゃ意味ねぇwww
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2012/09/02 20:02
まあ…こういうイメージ。
骸も大概不真面目なので、いつまでも宝物探しは終わりません。
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2012/09/02 19:56
だねw
不真面目にもほどがあるねw
まぁ、ミルフィでもろくに仕事してなさそうだけどw
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2012/09/02 19:38
白蘭が不真面目すぎるどうにかして…
巡礼者来てるのにお昼寝すんな…w
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2012/09/02 19:37
( `д´)b イエイ!!
やったぜ☆(((何が!?
とりま、さっきの空気じゃなくなったからOK!(((




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