樹ノ乙女~術士ノミタ夢Ⅷ~
- カテゴリ:自作小説
- 2012/09/03 18:38:35
ムクロさんは話がつくと、持っていた三叉槍で地面に模様を描く。
「魔法陣…?」
森の中に出ていたクロームちゃんは、あの後すぐビャクランさんに言われて戻ってきた。
ムクロさんの書いた魔法陣をのぞき込み、首を傾げる。
「ええ…かなり適当ですが…こんな物は形だけですから……よく聞きなさい。二人はこれから人間の少女として生まれ変わります。僕が魔法を唱えたとき、頭に思い浮かべていた人間の姿に……いいですか?これから貴方達が見た中で、とびっきり美しい女性を思い浮かべてください。もう亡くなっている、それも千花族の人間が望ましいです。」
「あのさ…ムクロさん…どうして女性じゃないといけないのですか?ボクたちはもともと性別はないのに…男の人じゃだめなの?」
ボクが聞くと、ムクロさんは妖しい笑みを浮かべて言う。
「クフフフ…僕の…趣味ですよ。…あと、二人の思い浮かべた人間が同じでないか確認してくださいね。同じ顔の人間が二人居ると色々面倒なので。」
そうムクロさんが言うと、クロームちゃんはボクに耳打ちをする。
どうやら同じ人間ではないみたいだ。
「いいですね。…」
骸様がぶつぶつと呪文を唱えると、ボク達の体が藍色の光に包まれた。
深い…深い森の奥…
二つの果実を抱えて走る女性。
蜂蜜色の髪…頬には千花族の証の痣…
堕ちる…落ちる…
藍色の光の地面に…
術士ノミタ夢編は一区切り。
骸様の「僕の趣味ですよ。」は原作通りの台詞なので、文句は受け付けません。
骸様=エルルカ(ルカ)なので、クローム=グーミリア(GUMI)に対する台詞はなかなか化けますね。
新刊のエルルカのグーミリアに対する名台詞
「せっかくの美人が台無しじゃない。」とかw






























ホントだwwwwww
強調してるwwwwww
でも原作でも確か太字だったぞと言い訳してみる。
変態w
強調してるwwwwwww
変態wwwwwww