LinuxPCはネットワークRPGの夢を見れるか
- カテゴリ:パソコン/インターネット
- 2012/09/05 21:46:26
「ゲームをやるならWindows」
パソコンを購入する際の参考として、この言い文句はしばしば用いられます。
その言葉どおり、パソコンで遊べるゲームの大半がMicro Soft社の「Windows」で動くことが前提。
Apple社の「Macintosh」やオープンソースOS(※)の「Linux」では中の仕組みが違うため、通常はプレイできません。
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オープンソースOS
ソースコード(ソースプログラム、原始プログラムとも呼ばれる、コンピュータが機能する為に必要な文字の羅列)が一般に公開されている類のOS。
大雑把に説明すると、WindowsやMacintoshは利用する際「ライセンス」に関係する仕組みに基づいて有料で利用することに対し、オープンソースOSは特定のルールに沿う事で、無料で利用することが出きるのが特徴。
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が、例外もいくつかあります。
一つはエミュレートと呼ばれる、ゲーム環境を擬似的に再現してプレイする方法。
いわゆる「仮想化技術」と呼ばれるものですね。
Windows7利用者さんには、XP環境を再現する「XP mode」。
別のOSを再現する「Microsoft Virtual PC」が馴染みある所かと思います。
その他だとVMware社の「VMware」辺りが有名どころかな?(ーー
Linuxの場合には、「VMware」の他、「Wine」と言う、Linux上でWindowsアプリをネイティブに動かすためのソフトがあります。
Win用ビジネスソフトやPCゲームも割と動くので重宝します。
ただ、これの場合はあくまでパソコンの中に擬似的な環境を用意すると言う仕組みのおかげか、快適に使えるかどうかは二の次な傾向です。
特に不正行為が評価に直結するネットゲームでは、セキュリティもがちがちなので、動かないのが大半。
なので現状でネットゲームをやるには現実的な方法ではありません。
もう一つの方法は「Flash」。
これはアドビシステム社の「Flash」と呼ばれる動画やゲームを利用するための規格です。
ネットを閲覧する時に使うブラウザソフト(「Internet Explorer」や「FireFox」、「Chrome」等)のアドオン(≒部品)として組み込むことでOSに依存しないで作品を楽しむ事が出来ます。
LinuxもFlashに対応しているので、この規格で作られたものなら利用することができます。
冬琉さんの身近なところでは、「Nicotto Town」等のSNSや「バンダイチャンネル」等の動画配信サイト、その他「Flash動画」や「Flashゲーム」がこのFlashを利用してますが、問題なく利用できてます。
で、ふと思ったのが、「LinuxでFlash規格のネットゲームならば出来るんじゃない?」ということ。
と言うわけで、調べてみることにしました。
うん、自分で書いててなんですが、長い前置きだ(ーー
ちなみに今回利用したパソコンは…(。。ゴソゴソ
OS:Ubuntu 12.04 LTS 32bit
CPU:Pentium Dual-Core E5400
memory:UMAX DDR2 800Mhz 1GBx2(型番忘れた(ーー;)
Mother Board:ASUS P5Q
Storage:Hitachi HDT72101 160GB
Graphic Board:RH5450-LE512HD/HS(Radeon HD 5450 FanLess)
話と直接関係しない、リムーバブルディスクドライブ・ディスプレイ・キーボード・マウスは省略します。
一方、Flash採用のネットゲームとして検証に利用したのは「剣と魔法のログレス」。
株式会社マーベラスAQLさんより提供されてるFlash対応の国産ネットワークRPGです(。。ゴソゴソ
剣と魔法のログレス 公式サイト
http://mmo-logres.com/top
2011年10月5日より正式サービスをスタートしたもので、歴史は浅いですが、レビュー記事を見てる限りでは割と好評っぽい?
時期的にこれが遊べると言うのも一つの面白味なので採用してみました。
で、さっそく試して見たところ、ゲーム起動までは無事出来るようです。
が、しかし、文字化けします(ーー;
調べてみると、どうも内蔵してる「Adobe Flash Player」が読み込むシステムフォントに問題があるらしいとのこと。
加えて「Kochiフォント」を追加することで解決できるとのことでした。
ちなみに「Kochiフォント」とは「東風フォント」とも呼ばれるフォントだそうです(。。ゴソゴソ
東風フォント - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E9%A2%A8%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%88
で、さっそくこの「Kochiフォント」をインストールしてみることに。
インストール方法はいくつかありますが、今回は説明しやすさ優先で、マウス操作中心のを採用して解説。
まず、sourceforge内の「Kochiフォント」ダウンロードページ…(。。ゴソゴソ
http://sourceforge.jp/projects/efont/releases/
より、「kochi-substitute-20030809.tar.bz2」をクリック。
出てきた画面にて、「アーカイブマネージャー」で開く形に設定してからダウンロード。
「アーカイブマネージャー」が出てきたら「kochi-substitute-20030809.tar.bz2」を右クリック→「展開」。
適当なところを設定して、解凍します。
そして出てきたファイルのうち、「kochi-gothic-subst.ttf」と「kochi-mincho-subst.ttf」をそれぞれ右クリック→Font Viewerで開く。
「Font Viewer」が起動できたら「install font」を押してインストール。
以上でインストールは完了です。
再びゲームを起動させると、文字化けが解消されてます(。。ゴソゴソ
(SS参照)
チュートリアルをプレイした限りでも、問題なくプレイできます。
ちなみにUbuntuにおけるFlash関係の同様の文字化けについても、大半はこれと同じ方法で解決できるそうです。
とりあえず、Linuxでもネットゲームが出来ると言うことがわかりました。
なんでも取り組んでみるものですね(ーー
画像込みの完全版を閲覧されたい方は、本家ブログをご参照ください(。。ゴソゴソ
http://to-ru-diary.blog.so-net.ne.jp/2012-09-05
注意書き
今回検証した内容は2012年9月時点のものです。
後日仕様変更等で利用できなくなる可能性があることをご了承ください。
なお、実際の検証は自己責任&解決で行ってください。
併せて当方に助力を求められても応じかねますので、ご留意願います。
デスクトップの模様替えとか、楽しいですよね♪
それにしても、7をVistaに下げて使うとはまたすごい…w
凝り出すと、中を飛び出して、PCケースまでドレスアップってのもありますよ。
アクリル製の透明なPCケースに電飾やアクセサリー仕込んだり、ちょっと変わったものをPCケースに仕立てたり。
僕も一度あの方面に手を出してみたいものです(ーー
結局はリナックスがどう見てもMacにしか見えないように変えちゃいましたが^^;
私は変わり者なのか、みんなと違うOSを使いたくなりますw
今は7をビスタに入れ替えて使ってますw
stpです。
stpどもです♪
RedHat系はビジネス方面で長い実績がありますからね。(Fedoraにしても然り)
一方Ubuntuは、機能的には実はマルチメディア方面強いのですが、何分歴史が浅い。
信頼性と言う点で考えると、運用ノウハウの多いRedHatかなぁってのはあるかと思います。
とはいえ、おっしゃる通り、いずれにせよ本当に使いたいソフトが動くかどうかが第一でしょうけどね♪
Qさんへ
そういう使われ方もしますね。
LinuxはWindouwsに比べて起動方法が多彩なので、こういうトラブル時にはほんと強いです(ーー
それと、精進に関心があるなら、僕が管理するニコタ内サークル「PC_倶楽部」を利用して頂いて構いませんよ。
Linux利用者も若干ながらおりますし、トラブル慣れしてる人ばかりなので、多少はご助力できるかと\(ーー
笑い虫さんへ
stpどもです♪
日本やEU系ではメジャーだと聞いていたのですが、色々なソ
フト(特にintel系)はRedhatの方がサポートされています。
どっちにしても、オープンソースであるが故の問題もありますか
ら、本当に使いたいソフトが動くPCを選択するのが肝要だと、
思いますね。
私の学生時代のPCの選択みたいですが・・・。
PCが壊れた件で、壊れたPCの動作確認にLinuxを一時的に使用しましたが普段はwindowsです。
皆様いろいろと御存じなので、自分も頑張らなくてはと励みになります。
なりましたかw
笑い虫さんへ
stpどもです♪