府中駅 福塩線
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2012/09/09 06:19:41
ブログ http://blog.goo.ne.jp/yoshi0749 を覗いて下さいね。
府中駅は、電化区間(福山方面)と非電化区間(塩町方面)の境界駅というだけでなく、福塩線運行上の要となる駅であり、歴史的に見ても福山駅 - 府中駅は両備鉄道が開通させ、府中駅から塩町駅方面は国鉄が開通させたという境目になっています。
そのため、福山方面と塩町方面相互の旅客は必ずここで乗り換える必要があります(1986年10月31日までは気動車により福山駅 - 三次駅間の直通列車が2往復運転されており、夕方に広島駅まで直通する列車があった)。福山方面の列車は朝夕毎時2本、日中毎時1本の運行であるが、塩町方面へは1日8本のみの運行となっています。朝と夕方に広島駅から当駅までの普通列車が設定されています(逆はない)。
また、2003年3月に、非電化区間の管轄が岡山支社府中鉄道部から広島支社三次鉄道部に変更された(それまでは府中鉄道部が福塩線全線を管轄していた)ことで、府中駅は岡山・広島両支社の境界駅となりました。支社境界標は上り場内信号機付近に設置されている。なお、当駅は福塩線の中間駅では唯一の直営駅であり、駅の管理は非電化区間移管前後を通じて府中鉄道部が担当していたが、2008年6月に府中鉄道部は鉄道部の統廃合により廃止され、せとうち地域鉄道部に統合されました。現在は同地域鉄道部が管理しており、福塩線電化区間内の駅の管理上の窓口という位置づけです。
府中市の中心駅で市街の中にあり利用者は多く、福山駅からの終電は0時25分と日付を越えています。所在地は広島県府中市府川町、西日本旅客鉄道(JR西日本)福塩線の駅です。周囲は古くから栄える府中市の中心地、住宅密集地で、名産である家具店や工場も目に付く。幹線道路である国道486号からは離れているが、この付近を走行する路線バス(中国バス)の多くは現在も国道から分かれ、府中駅周辺に乗り入れています。
2面4線のホームを持つ地上駅。駅舎側の単式ホーム1面(2番線)と、そこから跨線橋を渡った先にある島式ホーム1面(3・4番線)に加え、2番線の反対側に切欠ホーム1面1線(1番線)があるという構造です。
その1番線と、島式ホームの片側である4番線は塩町方で行き止まりとなっており、福山方面からの折返し列車のみが使用。2・3番線のみが塩町方面に通じており、信号機上は2番線が上り本線、3番線が下り本線とされています。日中は1・2番線のみ使用されるため、3・4番線への跨線橋はロープで閉鎖されています。
両備鉄道時代から車両基地(府中町電車区→府中電車区/岡フチ)が併設されており、車両(電車)も配置されていました。府中以北に使用する気動車(キハ120系)の車庫が併設されていて、電車の夜間滞泊も設定されている。構内に府中鉄道部がありました。
駅舎は木造瓦葺で小ぶりのものを改装して大切に使っている。みどりの窓口設置駅であるが、早朝と夜間は営業していない。福塩線内では福山駅以外では唯一、発車案内板が設置されています(LED式)。
自動改札機は設置されていないが、備後本庄駅 - 神辺駅間の自動改札機を管理しているため、該当駅のインターホンは府中駅と繋がっています。
始発 - 終電まで営業していた時代は、ワンマン列車も全ての時間帯で全ドア開閉をしていたが、営業時間が短縮された現在は、朝晩は無人駅と同様に進行方向のみのドアを開閉し、車内での運賃収受を行っています。
府中駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 ■福塩線 上り 福山方面 主に日中の列車
2 ■福塩線 下り 塩町・三次方面 主に日中の列車
上り 福山方面 主に朝晩の列車
3 ■福塩線 下り 塩町・三次方面 主に朝晩の列車
4 ■福塩線 上り 福山方面 朝ラッシュの一部列車のみ
※3番線から福山方面の列車の発車も可能であるが、2010年3月13日改正ダイヤではそのような定期列車の設定がありません。
1914年(大正3年)7月21日 - 両備軽便鉄道(軌間762mm)の終着駅である府中町駅として開業。但し当時は現在地ではなく、現在地の西北の永井町交差点付近にあった。
1926年(大正15年)6月26日 - 両備軽便鉄道が両備鉄道に改称となる。
1927年(昭和2年)6月25日 - 両備福山駅(現在の福山駅)から当駅まで電化される。
1933年(昭和8年)
9月1日 - 両備鉄道が国に買収され、当駅も国有鉄道福塩線の駅となる。
11月15日 - 福塩北線開業に伴い、それまでの福塩線が福塩南線に改称され、当駅もその所属となる。
1935年(昭和10年)12月14日 - 横尾駅から当駅まで軌間1067mmに改軌。この時現在地に移転する。
1938年(昭和13年)7月28日 - 当駅から福塩北線上下駅までの区間が開業し途中駅となる。これを以って全通した福山駅 - 当駅 - 塩町駅間が現行の福塩線となり、当駅もその所属となる。
1954年(昭和29年)4月10日 - 当駅から下川辺駅まで新たに電化される。
1956年(昭和31年)12月20日 - 現在の名称である府中駅に改称。
1962年(昭和37年)4月1日 - 当駅から下川辺駅までの電化が廃止となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
2008年(平成20年)6月1日 - 鉄道部制の見直しにより駅構内に併設されていた府中鉄道部が、せとうち地域鉄道部に統合された。
電報略号 フチ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度- 928人/日(降車客含まず)
-2008年-
開業年月日 1914年(大正3年)7月21日
備考 直営駅
みどりの窓口 有
* 1956年に府中町駅から改称。
** この間に岡山支社と広島支社の境界標あり(当駅から鵜飼寄りは岡山支社管内)