うーん。
- カテゴリ:日記
- 2012/09/11 20:47:09
「そこら辺の売れない・うだつが上がらないプロより余程良い曲が多いと思う。」ってボカロ曲(笑)とか歌い手(笑)を持ち上げる人がいるのにびっくり。
まさに「そういう人」も混ざってるのは、補正のされ方、使われている機材、音色セットでわかりそうなものなのにね。
まぁ、(笑)とか付けてしまうと信者様に怒られてしまいそうなのだけど、インターネットのコンテンツからって人は「そこがスタートライン」なんだよね。
多くの人は曲をちゃんときいて評価した「気分」になっているだけだから。
…どっちかというと、タイアップだのなんだので、広告宣伝費をかけて作るそれを、最初からあるから、拾って利用する…が構図としては実は正しいような気がするけども。
だから、いろいろな「効果」が消えたときに次の足場を固めていないと、次はないんじゃないかなぁと、CMみながら思ったりする。
ゲーム音楽なんかもそういう側面があったか。
音に携わる仕事がしたい。でも、自分を前面に出しても駄目っぽい。じゃ、どうしようみたいな。
在野の人だって、それを生業にしていてもそうじゃなくても、凄い人もいれば、いい曲もある。
ってことを今はなき、プレイヤーズ王国ってサイトで知った。
まぁ、それまでは「見つける手段がなかった」んだよね。生活圏外で、ライブされたり、Webの端っこで音源公開されても、たどり着くきっかけがなかったわけで。足運んで、玉石混交の中から次世代のアーティスト様をってその業界の人でもあるまいしそこまではできんのですよねw
少なくとも素人な自分にとっては、なかなか面白かった。というか、演奏したり歌うの楽しいって人たちの作る音は概ね楽しい。お財布あけてもいいかなって思うかどうかは別問題だけど。
公開されたときのVocalトラックが「何だったか」だけで評価が変わるなんてどうかしてるのさ。それも、歌が黙らせるほどの質なら別だけど、そうじゃないものなら多くの人が納得しにくいこともなんとなくわかるw
それを完成系としてきちんと作りこまれたものは別だけど、多くの人が喜んでるその多くは、それを選んだ理由が曲のために存在していない。
スゴイヒトガアラワレタのではなくて、耳にする機会がないだけ。
最初からその人はそこにいたし、きっと楽器を奏でていた。
見つけられるかどうかっていう違い。
まぁ、面白そうだから買ってきてはじめたって人もいるから、それもまた「全て」の姿でもないんだけどね。
正直、ソフトウェアが吐き出す元波形はベタ打ちじゃ知れている。
「何かを狙って音源、楽曲として意図がない」それって、「気持ち悪い」って言う人が正しいと思うことも多い。
細かいディティールを打ち込んで人間と聞き紛うばかりのデータだけが正しいとはいわないけど、「出力結果」は知ってるんだから「どうやって使うか」を考えてる作品じゃないと、「完成」なのか?というと微妙だと思うのだよな。
なんでこんなところに書くのか?コメント欄で三回くらいスクラッチから書き起こしてみたけど、相手がいい顔しそうなコメントはひとつも出来上がらなかったからw
うだつがあがらなかろうと、「食えてたら」立派じゃない?あと、日のあたるところに出ない人だってピンキリだけど、趣味でやってるだけでもいいもの作ってる人はいるし、世間では大御所の扱いなのに品のない音垂れ流して恥ずかしげもなくでかい面さらしてるジジイもいるわけでw
ある程度以上のものが仕上げられる人が消費者に何で「うだつがあがらない」とか「売れない」とか貶められてんだろって思うw
…どーせ売れ始めれば馬鹿にしてたころの曲だって持ち上げ始めるんだぜぇ?見てるのは肩書きだけかよとw
ただ、本来は表に出られないのに引っ張り出されると干からびたらさようなら…なので、そうならないといいねぇw
で、「素人の思いつき」もまた、面白みはあったりするわけで、これはこれでいいとも思うんだけど…そういう「遊び」を出来がいいものと同列におくのはまた違うような気もするのだよなぁ。
ボカロ曲の何がいいかわからん理由に「楽典無視したフリーダム過ぎる譜面」って言った人もいたw
まぁ、玉石混交で人気は出来に必ずしも比例しないから、ちゃんと取り組んでる人には首をかしげるところはあると思うんだよね。でも、「そんな基礎のない人でも作ってみることを面白い。やってみようって思わせた」って凄いと思うんだが、出来たものだけ見てると、そういう風にはきっと思わないんだろうな。
それこそ、いつぞやの曲じゃないが、完成品じゃなくてもきっかけは誰かの口ずさんだフレーズかもしれない。
いいものに育つかとか、そのままかれてしまうかはまたいろいろだけどね。
誰かに対して責任があることは履行しないといけないと思う。
でも、仕事じゃないなら、「出来ることをできるように」すればいいんじゃないかとも思う。
作品としてみてほしいのかサンプルだったりたたき台なのかで違うしなぁ。
売り物なのに習作の寄せ集めならもうちょっと頑張れよwって思うけどw
ところで、動画をうpし始めたころは完成品を作らないとと、肩肘張ってたけども、去年くらいから自分が作る作品は全部習作。作品は自分の現在の実力を示すプレゼン資料。って位置づけに変わりました。まあ、自分がカバー専門だからってのは大きいかもだが。しかし、そう考え始めてから、あと一息が何ともならない時にあきらめるのが、だいぶ楽になった。
審査員のごとく、採点をするということではなく、感動してしまったなら、「そういうものだ」と「評価」してるわけですよ。
ただ、道具や手法だけを基準にダメってするのはその手法が限界まで引き出されないと評価は出来ないと思うわけです。
実際問題として、代替となる場合には、管弦楽器の音があっても、最近ではサウンドフォントの場合も少なくないです。
また、「打ち込み」であっても、ステップ入力で「正確な音長、音量」を入力する手段はありますが、それは狭義の打ち込みであって、ステップ入力で「生らしさ」をハードウェアMIDI音源全盛な時代に趣味の世界ではあった話ですし、リアルタイム入力などの手段もあるので、打鍵などの状態をデータ化する事もできます。
自然発生した有機物とか、自然現象が至上であるっていうのも、人間の入力器官の精度なんて知れてるので、疑念を持っています。量子化して標本にしちゃったような円盤で感動するなら、「同じものをデータとして吐き出す」ものが出来たなら、感動しないとおかしいわけです。CD上のデジタルデータが等価なら、構造上音は同じにならないといけないので。
波形を発生するものは、かつては波形の生成そのものに物理現象を必要としましたが、今はそうではないです。
ハードウェアとして単純である矩形波なんかは「自然界の音」としては異常なものです。
が、それも「音」なのですから「音源としては等価」だとおもうんですよ。
「だからダメ」とか「程度が低い」というのは「頭が固い」とおもうのです。
大事なのはどう使われ、どういう効果を生むか?です。
しかし、「その音源や手法だからダメ」なのかどうかは、そのポテンシャルを引き出した後でなければ「それを理由に貶めること」は不適当であると思うのですよ。
「嫌いである」「生理的に受け入れられない」は個人の感性の問題もありますが、「手法」「道具」だけをもって批判するなら、もし、それが「区別のつかないもの」だったときにはどうでしょう?
普通というのは「優れていない」ではなく「セオリーに基づいた、楽典などの基礎を持った」曲が増えたということ。
定石を知らない人が作ったものだから、「音楽方面から」ではないような曲が多くあったわけです。
だから聞いたけど嫌いなのです。
ま、ファンになったらどう評価されようが、聞きますからね。
なので評価では無い。自分は好きでないと言う感想。
音楽である以上楽器が無いってのが問題だと思う。(ビジネスとしては別だけど)
足りない楽器を補う意味では有効だが、まったく無いのは論外だと思うねぇ・・・
芸術で例をだせばCADでプレカットを使って作る彫刻って評価できる?ってならないのかな?
(彫刻できなくても製作できればOKなのか?)
PCで絵を描いて、プリンターで印刷したものが評価できる?ってことでもある。
(絵は描けないからPCで補正してプリンターで印刷でOKなのか?)
感動や美しさはあるかもしれないが、認められるとは思わないですよ。
それが認められる日が来れば、芸術も音楽も人は要らないです。
ところで、音楽の普通の曲って基準がわからない。(増えてるらしいから)なじみがいいのはBGM系と取れるのだがね。
何を持って普通なのかお答えください。(個人としての感想なのか、日本のルールとしての普通の定義としてあるのか?)
スポーツは根性論みたいなね。
少なくとも譜面は意外と「数学」だったりするし、モザイクや、キュビズムなど、絵画にもいろいろあるんだから、音楽だって「表現や道具」はそれぞれ。
むしろ楽譜読めないミュージシャン様のほうが質としてどーよって思ったりする。
「好き嫌い」は別として「正誤」や「優劣」で必ずしも語られるべきものではないと思う。
打ち込みでどこまで生に迫るか?なんてアプローチも面白いと思う。なぜなら「それが生っぽいってどういうことか」を考えて見つめることだから。
評価は「出来たものを聞いてすればいい」のではないかと思うのですよ。どうやって生まれたかじゃなくて、それをすばらしいと思うなら、その人にとっては少なくともそれは名曲なのだし。
「そういう先入観で」評価するのがどうよって話でもあったりする。アマチュアが多い。だから食っていかれない底辺よりましってその物言いはどうよって話だったりする。
一番面白かったのはユーザが少ないので、しゃべらせてみるとか、音楽の理論なんて知らないよねっていう無茶な曲がたくさんあったころ。
今は「耳なじみがいい曲」は多いけど、「普通の曲」が増えてはいるとおもうのだよなぁ。
今盛り上がってるのは、意匠がかわいいとか、ブームに乗ってみる人?
だって、本当に評価されるべきは道具じゃなくて製作者だろうし、出てくるのは製作者の個性。
とっても売れてて、長いこと生き残ってるけど大嫌いな大御所さんもいるし、若者に人気があるけどメロディーラインに面白みがかけらもないと思ってる人たちもいるしなw
商業ベースで活躍してても、どーだろって思う人いるんだけどw
ただ、「サンプリングしたものの合成」よりは「波形の生成」をするシンセサイザの「設計上の個性」は好きなので、半分くらいはわかるのかもしれませんな。
多分「そいつの声」じゃないとおもしろくないんですよ。
あちこちから音源拾って合成とかも多いし、打ち込みはあんまり好きになれないなー。
音楽は生が最高です^^(ライブなんて雰囲気で強弱も変わるしね。ライブ音源は要らないけど)