Walls And Doors
- カテゴリ:音楽
- 2012/09/19 22:19:28
John Frusciante 「PBX Funicular Intaglio Zone」から
すべての音は鳴らされてしまった。後は組み合わせのバリエーションだ。ということをまことしやかに語っていた偉い音楽評論家の方がいましたが、そんな木で鼻をくくったような評論を百万光年彼方にぶっ飛ばす快作。ただし、本人は楽しそうに自分の音を出してるだけ。
前作「The Empyrean」は非常に美しい音楽世界を見せてくれましたが、RHCPを辞めてまで出したい音だったのかという点には?が残ったことも事実。そこから「Letur-Lefr」EPを経てついに届いた新作は…まだぜんぜん咀嚼しきれないかなりの怪作でもあります。しかし…この先にどんな世界が開けるのかものすごく想像力がかきたてられる、アンテナビンビン立っちゃう刺激的な世界。この人に出せない音はあるのか…というファンク、ブルースからプログレまで何でも来い!のスーパーウルトラギタリストが電気の力までバリバリ噛み砕いてドロドロに溶かしちゃってこんなん出ました!という…ちょっと簡単には全容を見せてくれない素晴らしい未体験ゾーンな音です。
どこまでが演奏でどこからがプログラムなのか…もはやそんなことすらこの人にとっては大した意味を持っていないのか。
アルバム最後に収められたボーナストラックですが、このバックでどうしてリズムを狂わさずに歌えるのか…この人の頭の中はいったいどうなってるんだろう?しかし心をかきむしられるような世界は相変わらずだなあ。
http://www.youtube.com/watch?v=-8APOLOQEQk
でもここから何かとてつもない作品を産み出しそうな予感が満載なんです。
私も…
ジョンの15日のつぶやきに6曲目の『Mistakes』upされていたので
聴いたのですが…正直ちょっとビックリしちゃいましたぁ^^;
繊細さと力強さと…よくわからない色々なものを感じちゃいましたっ♪
怪作…まさにそんな印象ですっ^^/