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ドラマ【東野圭吾ミステリーズ】

東野圭吾ミステリーズ 最終回
フジテレビ 木曜夜9時~
【あらすじ】 『再生魔術の女』 中尾章代が院長の中尾レディースクリニックに、根岸夫妻がやって来た。章代は不妊治療に取り組む傍ら、それでも子宝に恵まれない夫婦に、望まれずに産まれた子供の養子縁組も行っている。この日、根岸夫妻章代が手配した子供に会いに来たのだ。妻の千鶴は手放しで喜ぶが、夫の峰和は“特別にお持ちした話”という章代の言葉に引っかかるものを感じる。

【感想】もし章代が峰和に言ったことが全部真実だったら、酷い話だと散々貶したでしょう。ただでさえ代理出産に関わる話は倫理的な問題が山積しているのに、こんな命を復讐のために利用する話なんてとんでもないってね。でも、その時から思ってたんですよ。果たして彼女の話は実行可能かどうか。まず、死体は監察医が司法解剖するでしょうから、普通に考えれば章代に精液の入手は不可能です。よしんば入手することができたとしても、体外受精は元気な卵子や精子があっても難しいし、代理出産だって必ず卵子が着床するわけではありません。幾重もの難関を奇跡的にくぐり抜けなくては、章代が峰和の子供を作ることはできないのです。特にどう考えても精子を入手するのは不可能に近いと思います。つまり、冷静に考えれば章代が嘘をついていることはわかったはずなんです。しかしその前に、彼女が入念に峰和のことを調べ上げ、じわじわと追い込んでいったのが効いたのでしょう。自分の手をまったく汚さず、ただ口先だけで憎い妹の仇を追い込み、自殺に追い込んだ章代の手腕は見事です。ただ、もうちょっと章代寄りの視点で展開したほうがよかったかもしれません。あれでは視聴者にとっても章代は不気味で冷酷な存在と映ってしまいます。彼女に思い入れができて、最後に峰和が自殺した時、視聴者がメシウマ状態になる方がよかったんじゃないでしょうかね。一番可哀相なのは、自分を愛していない夫と結婚し、子供ができないのを悩みぬき、やっと赤ん坊を手にいれたかと思ったら、夫が自殺し赤ん坊を手放さなければならなくなった千鶴ですよね。まぁでも金持ちなんだからいいんだよ。金さえあれば何でもできる世の中ですからね。最後の話はちょっと面白かったですが、2回目の坂口憲二主演の犯人のいない殺人の夜のように、誰もいい人いないじゃんみたいな、後味のあまりよくない作品だったと思います。

アバター
2012/09/28 11:02
まぁいかにいいお姉さんでも、復讐のために殺人を犯してはなりませんよね…
それでもお姉さんの怨恨を中心に描けば少しは雰囲気が変わったかなと。
策を弄しすぎて加害者、被害者ともに共感できないという、
東野によくあるパターンのお話でしたね^^;
アバター
2012/09/27 21:49
やっと、録画を見たので、遅れてしまいましたが、コメントさせてください。
最初から、意味深な離し方で、怖い女だな~と思っていましたが、殺された妹の復習だったのですね~いかに妹想いで、すてきなお姉さんだったとか、妹が殺されて変わってしまったなどあれば、もっと見方が変わっていたでしょうね~



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