こちらボンゴレ学園生徒会Ⅲ
- カテゴリ:日記
- 2012/09/23 18:41:39
紅薔薇の蕾こと恭弥さまは…何事もなかったように立ち上がった。
オレの手を引いて、オレを立ち上がらせるとこう続けた。
「君…一年生でしょ?…僕とフレールの契りを結んでよ。」
「はい…てええええぇ!?」
「は?」だとか「へ?」だとか、周囲で話を聞いていた皆もそれぞれ、感嘆の声を上げた。
四角い机を囲むは蒼々たるメンバー。そう。生徒会…通称薔薇さまがたとその蕾、弟たちだ。
オレの右隣に紅薔薇の蕾こと雲雀恭弥さま。左隣に白薔薇の蕾こと入江正一さん。
正面にニコニコとご機嫌な様子の白薔薇さまこと白蘭さま。
その左を固めるのが、黄薔薇さまことスクアーロさまとそのフレール達だ。
同じクラスの正一さん以外、入学式の挨拶や校内新聞でしか知らない校内のアイドル達の中に、オレはいるわけで…
目の前に出された紅茶の味など分かるはずもない。
「…で…雲雀クンはさ…偶然通りかかった一年生をフレールにして、それでこの場を免れようとしてたわけだ?」
沈黙を破ったのは白薔薇さまのこの一言だった。
「おいおい…確かにオレはフレールの一人も作れねぇ奴に意見を言う権利はないって言ったケドよぉ!」
白薔薇様の一言を聞いて続けたのは黄薔薇さまだった。長い銀髪が目を引く。
「……知らないね。とにかく意地でも僕はそんな役を請け負う気はないよ。」
思わず立ち上がってしゃべる恭弥さまに黄薔薇さまも譲らない。
「あぁ?誰がフレールを作ってきたら役を取り下げると言ったぁ?オレは意見を言う権利としか言ってないぜぇ?」
「…あの…僕達には話がさっぱり見えないのですが…」
片手を挙げて、正一さんが手を挙げると、一気に注目があつまる。
「あー正一さんはー委員会で遅れてさっきまでこの場に居なかったんですよねー。」
もうこの状況にも飽きたのか、あくびをしてだるそうな口調で話すのは、確か黄薔薇の蕾のフレールで…たしかフランさんっていう同級生だっただろうか。
「まあ…最初から説明してくださると助かります。
申し訳なさそうに離す正一さんに白薔薇様が口を開いた。
「ほら、11月に文化祭をやるんだけどさ、生徒会からの出し物、劇の配役を雲雀クンが会議サボってる間に決めちゃったら、彼、ご立腹みたいでさ♪」
「ああ…あの話ですか…」
正一さんは、なにやら納得した様子だった。
「だから僕達に抗議する彼にスクアーロ君が『フレールも作れないような奴に意見する権利はない』って言ったら…この状況だよ。」
「ま…会議に出なかった恭弥も恭弥だよね。」
困ったような笑みを浮かべてそう言う紅薔薇さまに、恭弥さまは「うるさいね」と睨みをきかせた。
「…でさ。雲雀クン…君は…綱吉クンだっけ?彼を今、どう思ってる?役取り下げの道具にはなんないみたいだよ?初対面の一般生徒に、君は興味もないでしょ?」
からかうようにそういう白薔薇さま。
「待ってください。綱吉さんは、恭弥さまと…初対面じゃないと思いますよ?…だって彼はわざわざ恭弥さまを訪ねてここに来たんですから。」
そう正一さんが言い返すと、恭弥さまがこちらを向く。
「…あれ?君…何処かで会ったかな?」
恭弥さまがいった一言に少なからずショックを受けつつも、ポケットの中に入れた写真を取り出した。
「君…朝の…?」
「…はい…。」
隣で、小さな咳払いが聞こえたかと思うと、恭弥さまが立って、発言をする。
「ってことで、彼と僕は初対面ではない。ごく親しい関係だよ。道具…?失礼だね。彼は正真正銘僕の選んだフレールだよ。二年後には立派な紅薔薇に育ててみせる。…疑うなら今この場で契りを交わしても良い。」
「って…ええぇぇ?」
本日二回目のオレの絶叫がこだまする。
一体…どうして…
恭弥さんの台詞考えるのが楽しかった。






























逆効果とかw
反抗期ですかコンチクショーw←
風呂落ちノノ
生徒会の今後を守るために後継者を育てたいあまり蕾たちにフレールを作らせようとしてる訳だが…
逆効果なんだよねこれが。
なんかー・・・なんかなんだ!
そんな数分前のことなんて忘れた!←え
気になるから教えてくれ。
スクアーロは堅物。
ダメだw面白過ぎるww
スクに若干イラついてしまった((殴゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o
この話ってなんか・・・まぁ、いっかw