美味いちゃね③
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/09/24 00:16:17
山岡さんは今回のネーミングに対しては随分苦戦しているようです。
でも夜は食い気が有るらしく、相変わらず行き着けの割烹『岡星』に来てぼやき節を垂らします。
そんな風に飲むお酒が美味いとでも?山岡さん
「へー。創作料理の名前を考えるんですか?」
岡星の板さんは相変わらずにこやかに聞いている。
「お互いネーミングセンス無くて…」
「そりゃ知ってます。山岡さんなんか犬の名前はポチで猫の名前は」
「うるさい」山岡さんが遮ります。
「ありゃ。怒らせちゃった。すみません。お詫びに今日は『岡江久美子の旦那ロール』でもどうぞ」
「はん?岡江久美子の旦那?」
鯵やホタテなんかを紫蘇で巻いただけの物が出てきた。
「ほら。大葉で巻く。大葉でばく。大和田獏。ね。岡江久美子の旦那でしょ」
「ふーんなるほど……」山岡さんはこんなダジャレに感心している。何だか心配です。
「板長、厨房借りるよ」
山岡さんは沢庵を削ぎぎりした物とキムチをあえて白胡麻をふりかけた。
「簡単じゃないか。キムチ沢庵。略してキムタクだ」
こんな感じで究極のメニューの出し物が決まってしまいました。
でも夜は食い気が有るらしく、相変わらず行き着けの割烹『岡星』に来てぼやき節を垂らします。
そんな風に飲むお酒が美味いとでも?山岡さん
「へー。創作料理の名前を考えるんですか?」
岡星の板さんは相変わらずにこやかに聞いている。
「お互いネーミングセンス無くて…」
「そりゃ知ってます。山岡さんなんか犬の名前はポチで猫の名前は」
「うるさい」山岡さんが遮ります。
「ありゃ。怒らせちゃった。すみません。お詫びに今日は『岡江久美子の旦那ロール』でもどうぞ」
「はん?岡江久美子の旦那?」
鯵やホタテなんかを紫蘇で巻いただけの物が出てきた。
「ほら。大葉で巻く。大葉でばく。大和田獏。ね。岡江久美子の旦那でしょ」
「ふーんなるほど……」山岡さんはこんなダジャレに感心している。何だか心配です。
「板長、厨房借りるよ」
山岡さんは沢庵を削ぎぎりした物とキムチをあえて白胡麻をふりかけた。
「簡単じゃないか。キムチ沢庵。略してキムタクだ」
こんな感じで究極のメニューの出し物が決まってしまいました。
次回
衝撃のラストなのです^^
やっぱ、心配だね~
どんな展開が待ってるんだろう? ((o(´∀`)o))ワクワク