Nicotto Town


黒曜のアジト


お月見にちなんだあれこれ。

BL表現に注意。

「月見酒」

日に日に肌寒くなるイタリアの冬。
ごつごつとした石畳のバルコニーに二人は居た。

「たいした月じゃねぇか…」
淡い光を放つ月を見上げている長い銀髪。
それが月の光を受けてキラキラと輝くのをしかと目に焼き付ける。
「悪くねぇ。」
短い言葉を呟いた漆黒の男は、どっかりといすに座り、ウイスキーを煽る。
「んだよ…月より酒ってかぁ?ボスさんらしいぜぇ。」
もう一度…闇に輝く黄金を見上げながら笑うスクアーロに、足音もなく近づいたザンザス。
後ろから抱き寄せて、少々強引に唇を塞いだ。
「ドカスが…月より酒より、こっちの方が良いに決まってる。月ばっか見てねぇでオレを見てろ。」

収穫月が空にぼんやりと見え隠れする闇――夜は流れていった。



「雨月」

しとしと…台風の近づく日本では、空の闇は厚い雲に覆われ、時折雨が降る。
「雨月…でござるな。」
狩衣と烏帽子…古風な和服を着込む青年は、月を見上げて言った。
「雨月…?君の名前?」
同じく月を見上げてそう尋ねたのは、金髪の青年だった。
彼の金髪は月の光のように煌めいて、瞳は露草の花のようだ――かつて雨月はそう言った。
「ええ…雨月は名月の夜に雨が降って、それでも薄ぼんやりと輝いて居る様子のことなのでござるよ。」
ああ…それなら君の雰囲気にぴったりだ。アラウディはそう心の中で呟くも、言葉として出ることはなかった。
「実は…それ以外にも雨月には意味があるのでござるが…今は…でも、いつかアラウディ殿になら言うことが出来る…待っていてくだされ。」
「…?いいけど…なに?」
「気にしなくてもいいでござるよ。それよりアラウディ殿のために今宵は一曲奏でてみるでござる。」

昔と変わらぬ神社の境内――子孫のリングを抜け出した意志はこの平和な日本で日々を紡いでいた。
澄んだ篠笛の音が、静かな境内に、森に響いていった。


珍しいCP…といってもXSは常にBFと並行して成り立っています。
雨アラは、尊敬するサイトさまが獄綱、山ヒバ、Gプリ、雨アラの4CP編成だから影響されて。思いっきりそことネタ被ってるけどまあいいや。

雨月(雨夜の月)のもうひとつの意味は…
恋人の姿を想像するばかりで、実際には見ることの出来ないことをたとえていうんだそうです。


…だと何かで聞きました。

#日記広場:日記

アバター
2012/09/30 20:34
…!!
先輩…( ´∀`)bグッ!
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2012/09/30 20:33
おー語ってるねー
じゃあひとつアドバイス

ザンザスに憑依しろ。
アバター
2012/09/30 20:31
そりゃぁ嫉妬するよ!!
スクは僕の青春!僕の人生だ!
ちなみにいっとくけどねぇ、僕は物心ついたときからスク溺愛者なんだ!
スクがいなかったら今頃リボーン厭きてるかも知れないんだぞ!(((それはない(((黙
スクの大きな声、しなやかで綺麗な長髪♥
ぜ―――――――んぶひっくるめてスクが大好き、いやっ、愛してるんだ!!(((おm
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2012/09/30 20:21
嫉妬するのかw
雨アラはマイナーだよね。あんまり見かけないし。
アバター
2012/09/30 20:19
スクぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!
カッコ可愛いよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!(((黙
ちょっくらザンザスに嫉妬 lω・`)) イライラ

雨アラ珍しいねぇ~♪




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