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クハ115-329(片仮名:数字の意味)


http://blog.goo.ne.jp/yoshi0749のブログに立ち寄ってね。

厚狭駅に停車していたクハ115-329。JRのみに通用するものですが、いったいこれら片仮名や数字が何を表しているのか、簡単にご紹介しましょう。

JRや私鉄の車両もそうですけど、多くの場合は仕様が同じような車両をまとめて「○○系」とグループ化して管理されています。さらに、この系列の中で、先頭車とか、中間車を区別する記号が使われているのです。

車体の中央下や、そのほかにも室内の車両同士の扉付近の上のほうにクハ115-329などペイントされています、ハイフン以外は、意味があります。
<1>ク<2>ハ<3>1(百の位)<4>(十の位)<5>5(一の位)<6>329

<1>ク
電車の種別を表す記号
 ク・・・運転台付き(正しくは制御車といいます。ここから電車をコントロールしますからね。基本的に先頭車です。)
 モ・・・中間電動車(つまり、運転台は付いていないけど、モーターが付いている中間の車両)
 クモ・・・運転台も付いているし、モーターもついている(制御電動車)
 サ・・・モーターもない、運転台もない。つまり、ただ引っ張られているだけの車両

<2>ハ
使い方(用途)を表す記号
 ハ・・・普通車(自由席だったり、指定席だったり、単なる通勤電車だったりしますが・・・)
 ロ・・・グリーン車(特に高い料金を払って乗る車両ですね。特急の他、なぜか東海道線の通勤電車にもついていますな)
 シ・・・食堂車(現在、電車でこれを持っている車両はありません)
 ネ・・・寝台車(そのまんま。なお、先ほどの「ハ」「ロ」などの後ろに付く、特殊な記号です)
 ヤ・・・訓練車や職員用の電車を表します。
<3>1
電気方式を表す数字(百の位)
 実は電車と言っても、直流と交流という2種類の電気方式が存在しています。一見外観は同じ電車でも、基本的に双方に乗り入れる事は出来ません。ただし、特殊な装置をつけた「交直流」電車の場合は、どちらでもオッケーです。
 1~3・・・直流  4~6・・・交直流  7~9・・・交流
※JR東日本の最近の電車は記号の後に「E」 (東=Eastの頭文字E)が付きます。例:クハ E351
*JR四国製造の車両は分類を無視しています。


<4>1
種別グループを表す(十の位)
 一応基本的には、JRの電車というのは使う用途が決まっています。ですから、一部の特別な運用を除いて特急が普通電車として走る事はあまり無く、通勤電車が特急として走る事は、絶対にありません(私鉄は違いますよ)。
 0~3・・・通勤型・近郊型電車 5~7・・・急行型電車(もっとも、現在急行に使われている車両は無し)
 5,8・・・特急型電車 9・・・実験用車両など、特殊な電車

<5>5
設計の順序(一の位)
 たとえば、山手線の車両(E231系)の場合23という系列の1番目のタイプの車両と表します。JR東日本が製造した車両の多くはクハE231-501のように、自社(EAST)を表わす”E”を付けています。 これは気動車や新幹線も同じです。

<6>329
製造番号
 これはその系列の車両の何番目に製造されたかを表しています。
 ただし、ほぼ同じ系列でも、例えば寒冷地対応の場合、これは、1000番と分類しようとかいって、115-1023みたいにつける事はあります。ですから、実際に1000両も製造された・・・というわけではないです。この辺は鉄道マニアない限り、分かりにくい所です

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2012/10/10 22:20
以前から何だろう?
と思っていたので、
よくわかりました。
(わからない部分もありましたが)

ありがとうございました<m(__)m>



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