Nicotto Town



飯田線乗車の旅 ふつかめ 2

漫画・アニメ「咲」の主要人物である「原村和(のどか)」が
長野県の原村から取った名前かどうかは、知りません。
しかし、のどかの家のモデル地は「原村観光案内所」で
あると言われています。少し遠いのですが、興味あります。

手にした地図は10万分の1なので、大きな道しか分かりません。
青柳駅前の野天駐車場から一番近い国道を目指し、
そこから東へ、原村ペンション村のある方に向かいます。
午後一時に近く、おなかは減りますが、店はありません。
例によって手持ちのランチパックとレモンティーでしのぎます。
国道を降り、橋を渡り、農道がいつしか山の中へ入ります。
道は舗装してある、それなりの道ですが、距離があり坂もあります。
小山を一つ登った辺りで、原村の境界線表示。ここまで1時間強。
さすがに、距離と時間を考え始めます。来るのが遅かったか。

良い道ですが坂道です。左の小指が痛んできます。どうも豆っぽい。
靴がちょっと新しいので、つま先がまだ窮屈です。
道は森を出て農地が開けていますが、先は長いし、店も無い。
冷静に地図と時間を相談。歩いて駅まで戻るのに何時間?
なら、残された時間はいつまでか。
結果的に、原村役場まで来たところで、足を止めました。
そこに、待望の喫茶店があったので。

「プチカフェレストラン・オルゴール」というその店は、
屋根に窓のある、白いメルヘンな木造の建物で、
中は質素ながら人形やオブジェ、窓辺のレースのカーテンの下に
きらきらと小瓶が並んでいたり、かわいらしいお店です。
しかし、おなかのすいていた私は、ここでうどんを食べました^^
なぜか、あったんですよ。喫茶店には似合わないですが。
あ、もちろんBGMにはオルゴール(多分CD)が流れていました。

良い店が見つかった事で納得しましょう。
原村という場所の雰囲気を体験する事も出来ました。
ここからもう少し進んでも、目的地には着けないし、
日が暮れたら、正しい道筋は絶対見つけられません。
区切りを付け、そこからは別の道筋で青柳駅に戻ります。
町並みをでて、人家が点在する地域から、また森に入ります。
おりしも日が暮れてきて、とても良い雰囲気。
失礼ながら?こんな場所では「風の谷のナウシカ」のサントラが
けっこう気持ち良いんですよ^^ とっても旅気分で歩けます。

街灯に火が入る頃、青柳駅到着。この駅だって、のどかの下級生
のマホっていう子たちが駆け込み乗車で走っていた駅です。
それだけでも来た意味があります。当然、写真に収めています。
夕方の中央線には私以外に二人の客が乗り込みました。
白地に水色の帯の電車です。ああ、ナントカ系とか分かればねえ。

この日の宿泊先は隣り駅の茅野駅前のホテルです。
ひと駅違うと、ずいぶん違う、そこそこの町でした。

原村への再挑戦があるかどうかは分かりません。
そもそも、駅から歩くって言う考えしかないのが変なのです。
さっきのカフェの人に話したら、
「お元気ですねえー(ーー)村の人なら絶対歩きませんよ」
と、あきれられてしまいました^^


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2012/10/19 00:19
桜井裕也様
有難うございます。
町中にいる限り、身一つで何とかなりますからね。
公共交通もあるし、店もあるし、逆に車の置き場に困る人は多い。
でも、あちらはそれとは違う環境ですからね。
五平餅は、パッと見、生焼けのみたらしみたいでしたが^^;
食べればちゃんとご飯つぶもあって美味しかったですよ。
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2012/10/18 21:45
楽しく、拝見させていただいてます(^o^)
最近の長野の方は(長野に限らないかも知れませんが)案外歩かないんですよね。
長野の従兄弟が、昔首都圏に遊びに来て、案内したら、
すぐに疲れて『都会は歩く~』って言ってました。そんなものかも知れません。
電車の旅は好きなので、いつかの野望は東海道本線で京都まで…です。
飯田線は、子供の頃に乗って『何で田舎に行くのに、各停なの~?』と親に聞いて
『お前の乗っているのは、急行だ』と言われたくらい、ゆっくりでした。
今考えると、贅沢な旅だったのかも。
個人的に、お勧めの長野の名物は、五平餅です。
小判型ではなく、平たい丸が二つある形が、おいしいです
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2012/10/17 23:04
いるか様
恐縮ですm(_ _)m
つまらぬ物を延々と書く悪い癖、今回はゆるめてしまいました。
「またコレかっ」と思われても仕方ない所、好意的に見ていただいて、大変ありがたいです。
に、しても、
中央線→飯田線→東海道線、とは、また酔狂な^^ 
鉄道は誰もが自分なりの乗り方をされるのが良いと思っていますが、
まずは乗って頂く事が大事ですからね、色々試してみましょう^^
って、べつに鉄道会社の宣伝マンでもありませんけどね。
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2012/10/17 22:53
ラムネ様
豆は煮て食べました。じゃ無くて^^ 自然にしぼんで消えました。
ご心配かけました。
歩く時に音楽が有ると、楽しい気分で、あるいは、冒険気分で歩けますよ。
ただ、自然の音を聞いている方が良い時もあります。
それもまた、歩いている実感を強くしてくれます。
それぞれ事情は有りますが、動けるうちに、って言い方も有りますよね。
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2012/10/17 22:47
もとみ様
なるほど~~確かにそうですね!ポン!と膝を打ちました。
よそ者だからこそ、平凡な道に楽しみを見出すし、
土地の人が歩かないところも歩く理由がある。
頭の切り替わる、良い事を教えて下さいましたね^^
足の方は全然平気です。
ただし、もっと質の良い靴が欲しいなぁと思うようになりました。
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2012/10/17 22:42
毎回楽しく読ませていただいています~
読んでいるだけでその時の風景が浮かぶようでワクワクしてきますね(^^
年内は忙しいので余裕ないんですけど、私も行ってみたいと思いました。
というか、今度実家に帰るときは、中央線→飯田線→東海道線で帰ってみようかなw
もちろん途中で宿泊しながらです(^^
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2012/10/17 22:41
ガーネット様
そうですね。
そのお言葉には、ドキッとします。
駅がみんなの役に立てない時代なのかなって、考えちゃいます。
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2012/10/17 22:35
olive様
ここは、本当にいいですよ。飾り付けにしても、
ショールームみたいにキメキメじゃなくて、お店の人の人間味を感じます。
壁の箱みたいな凹みに、ミニチュアの部屋が作ってあったりして、
そこに一幕のファンタジーを感じたりもします。
日差しの明るい窓辺の席で、ぼんやりオルゴールに聞き入っていると、時が消えてしまいますね。
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2012/10/17 22:28
べー★beta6様
まあ、旅行中のお話ですから。
旅先では、時間にワクを作って、ここまでの時間は歩き回って良い、とか
決めておいたりしますね。
べーさんはお仕事中ですから、遊んでいる私より、ずっと意味のある時間を使ってみえますよ。
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2012/10/17 18:14
 ありゃりゃ マメ大丈夫ですか?つぶれちゃったりしてませんか?
 でも、BGMにあおられて歩けるあたり まだ全然お若いではありませんかww!!
 となりのトトロでも良かったのではw♫
 可愛い喫茶店でのうどん!!いいじゃありませんか~^^いいなあ色んな喫茶店行けて・・。
 私もいつかそんな有意義な旅できる日がくるといいなあ・・・。
 お豆お大事にして下さいね^^
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2012/10/17 16:57
旅人というのは
住んでいる人のしないことをするもんですよね^^

それにしても、足を痛めるほど歩かれたとは・・・
足のほうはいかがですか?
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2012/10/17 16:11
駅前に何もない所は多いですね。
淋しいです。
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2012/10/17 13:57
白い木造の建物。
素敵そうですね~^^
入って、お茶してみたい^^
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2012/10/17 11:10
いいですねぇ。
まったりと時間が経過しているみたい。
逆に最近の私はまったりが出来ていないみたいです・・・^^;
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2012/10/17 09:25
ハロウィンボイン様
駅前にもタクシー乗り場などありませんし、走っているのを見かけもしませんでした。
途上で、いわゆるコミュニティバスのバス停があるのは見つけたんですが、
行く先が村の公共施設などで、なぜか、駅に行くという表示がありませんでした。
これは私の歪んだ物の見方だと思いますけど、
地元の人が駅に背を向けて暮らしているような気持ちになりました。(あくまで、鉄道好きの偏見ですが)
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2012/10/17 09:13
タクシーとかは無かったんですか?
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2012/10/17 09:09
Mt.かめ様
ペンション村があるくらいですから、風光明媚な場所なのでしょうね。
そこまで行けると良かったのですが・・・
それにしても、あの辺りで、すでに標高900メートルくらいあるんですね。
昼間なのに、冷える筈ですよ。
本当に、アルプスのお膝元なんだなーって感じました。
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2012/10/17 08:42
そーです。地元民は歩きません。車です(きっぱり
わたしは旅行の前に訛った足を鍛えるために
歩くようにしますが、そんなにはさすがに・・・。
原村、行ったことがないですが近所の方が
そちらの出身らしい(笑)



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