Nicotto Town


Freiheit von Dunklemeer


犬と魚のルクセンダルク紀行・7日目

           ブレイブリーデフォルト
BRAVELY
D
EFAULT
  L Y I N G   A I R Y


ルクセンダルク紀行

7日目 希望へ向う譚詩曲 ~どこにでも還ってこれる~






どこまでもずっと続くと思ってた日常は、儚く崩れて――消えた。
退屈だとさえ感じて軽んじてた、幸せのその本当の意味に気づいた。

満ち足りてなかったわけじゃなかったんだ。
僕達はそれをもう一度、取り戻そうとしたんだ……。


うまくやれたと思ったことでさえ、誰かの悲しみを知れば無力で……。
幾度も困難にぶつかっては立ち止まり、目的のその本当の意味に気づいた。

諦めることに慣れたわけじゃなかったんだ。
僕達はそれにもう一度、立ち向かおうとしたんだ――





予定通り、旅立ちの日からちょうど7日目()でルクセンダルクから帰還しました
長いようで短かった光と影の旅路……
最初は冗談で「ルクセンダルクへ征こうぜ! 7日で帰ってくるワラワラ」トカ言ってたけど
まさか本当に俺の魂がルクセンダルクを旅していたとはたまげたなあ
いや最後のあれはもちろん解釈が分かれると思うし、答えが一つではないのは当然だけど
ティズのことを思うと虚しいというか悲しいというか……

邪悪なるものを討ち倒し、ルクセンダルクの危機を救った光の戦士達
冒険を終え、故郷へと戻った少年は言う

「借りてたもの、ちゃんと返さないと……な」

それが彼の最後の言葉
ティズ;;

地平を喰らう蛇ウロボロスは、ティズに宿る神界の力を畏れていた
召喚士メフィリアは、ティズに眠るもう一人の魂に気づいていた
そもそも、この世界の召喚獣のモデルが全て俺達の世界の建造物だったのは伏線だったのか
飛行機とか電車とか鉄塔とか
メフィリアは、召喚という神界と繋がる力を持っていたからティズの内に潜むものに感づいたってことだね
大穴が大地を穿ち、最愛の弟を、両親を、故郷を失った彼は――数日後近くの渓谷で倒れているのをアナゼルに救われる
この時、アナゼルの日記によればティズはまだ息をしている
つまり、それ以前にティズはもう……
絶望の中死んでゆく彼が唯一縋ったものが、もしかしたらプレーヤー=神界の者の呼びかけなのかもしれない
それでも、弟や故郷を想うティズの気持ちは紛れもなく彼自身の心
プレーヤーの魂がティズを延命させたのだとしても、ティズの心は失われていない
そのきっかけがエアリーの姉の力によるものなのかは不明だけれど……

旅の途中、パーティーチャットでこんなやりとりがあった
全てが終わったらみんななはどうしたい? という話題になった時
巫女として使命を果たすというアニエス、共に聖騎士の理想を継ぐというイデア、リングアベル
そしてティズは

「ノルエンデ村で普通に暮らしたい」

この台詞、当時はなんとも思わなかったけど
既に神界の力によって生き長らえている「この世界のティズ」にとっては絶対に叶えられない願いだったんだね……
書いていて涙がどばでぃばでん
でも、ティズは村を復興させた!!
男ティズ最高や!!
それにティズが並行世界の真実を知ってからは、
ウロボロスを倒せばどこかできっと平和に暮らせる世界が生まれるという希望が生まれた!!
主人公主人公アンド主人公
え? スタッフロールで一番最初にアニエスの名前が表示される?
主人公はティズだから(震え声)

そして
目的を果たし故郷を復興させたティズは、最後にプレーヤーに魂を返し、再び死んでいった
物語はここで終わり、ルクセンダルクから同時に俺も帰還。あとフライも

【ブレイブリーデフォルト】

Revoさんの誕生日から4か月、Linked Horizonと共に追いかけた物語もこれで終わり

「幻想の自由さ。何処にでも還って来れる」

その通りだと思う
Revoさんは言う

「物語は音楽のために。音楽は物語のために」

ブレイブリーデフォルトの楽曲はまさに物語のための音楽で、
「全く聞いたことのない曲を作るつもりはなかった」と本人が言うように
どこか懐かしい旋律と、物語を彩る音色が本当によかった
しかもゲームをプレーしていると、音楽のために物語が進んでいるような錯覚さえ覚える、ストーリーとサウンドの完璧な融合
これはたぶんRevoさんの、BDFFに対しての本気の情熱がそうさせるんだろうね
サントラのコメントとかただのゲーマーじゃねえか! って感じだったし(笑)
ありがとうRevo
ありがとうスクエニ
スクエニだめだめな噂しか聞かなかったけど、やればできるじゃん!(何様)

あ、冒険はまだ終わりじゃなかった

最後は11月25日、横浜アリーナ!!






何のため、誰のため、戦えばいい?
遠すぎて、近すぎて、時に見失う……。
傷ついても、裏切られても、〈世界を知る痛み〉を怖れないで――



【BRAVELY DEFAULT】


まっすぐに、ただ、まっすぐに――光へ向かう。
嗚呼、倒れても、また倒れても――何度でも立ち上がる。


キミと紡いだ譚詩曲――

 

ひ か り     む か    バ ラ ッ ド

『希 望 へ 向 う 譚 詩 曲』




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